Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

１．「GIGA^2（ギガ・スクエア）」とは？
　このPCは、自作の３台目（友人用に自作したものを除く）で、昨年の５月に作成。２台目のＰＣは1999年に作成して、アップグレードしながら８年間使用したが、最終構成でM／Bがi815E(ASUSTeK TUSL2-C)で、1.2GHzのCeleronに512MBのメモリではさすがにＩＥさえ辛くて、妻を説得してようやく作成した。今となっては、１年半前のマシンなのでスペックは大したことはないが、メモリもＣＰＵもギガクラスで、そして「２」という数字にこだわったマシンである。（詳細は、「http://www.me-hp.com/pc/pc-me3.htm」を参照。）
　ＣＰＵは「Core 2 Duo」の２.４ＧＨｚ、メモリが２ＧＢ（後に1GB増設）で、M/BがGIGABYTE製でBIOSが二重化。MATRIX RAIDで使用するＨＤＤが２台、内蔵する光学ドライブが２台。どうせならと言うことで、ケースもGIGABYTEにして、「GIGA^2（ギガ・スクエア）」という愛称を付けた。（電源ユニットがGIGABYTEでないのは、当時はまだ発売されていなかったから。）

２．音質重視ＰＣとは？
　D.T.M.ではなく、楽器としてのシンセや音源モジュール、シーケンサを駆使して、曲作りをしている（写真参照）。２台目のＰＣは、「Sound Blaster Live! Platinum PLUS」を使用し、DATからの光デジタル出力をPCに取り込んでいたが、その光入力が前面で、５インチベイとサウンドカード間の専用ケーブルの取り回しの不便さにも嫌気が差していた。
　今回は、低価格でノイズにも強いという観点から、外付けの「USB Sound Blaster Digital Music SX」を中核とし、音の出口であるアクティブスピーカにも「GigaWorks T20」を使用。PCから出てくるサウンドは、コンポよりグレードが高い。そのため、B.G.M.はコンポからではなく、「GigaWorks T20」に繋いだMDを鳴らすことが多い。

３．オリジナリティーへのこだわり
　普段はＩＥやメールで使うことが多いので、スタパ齋藤さんに習い（http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/22804.html）、ディスプレイはポートレイト表示にしてある。
　ＰＣケースの「ライトビーム・プロジェクタ」で、PCの型番「PC-ME3」と愛称「GIGA^2」と制作者MEのロゴマークを床面に投影。また、起動時のBIOS画面もポートレイト表示で正しく見えるように作成し、自作機であることを強調している。

４．苦労したこと
　PCの性能が数十パーセント良くなっても体感できない経験があり、ベンチマークを取る事自体に全く興味がなかった。今回のエントリーのために、初めてベンチマークテストを行ったが、テストするための環境整備やテスト方法がよく分からなかった。せっかく値が出ても画面のキャプチャーの仕方が悪く、必要な項目が抜けていたりして、結局３回もエントリーをやり直すことになった。(^_^;

Ｏ／Ｓに「Windows Vista」を選択したのは、PCを作成したのが2007年5月なので、友人に見せるには同年1月に販売が開始された最新のＯ／Ｓを搭載するのは当然、いや必然であった。また、長く使える高性能なマシンを目指していたので、「Windowsエクスペリエンス　インデックス」でどれだけの数値が出せるのか、興味があった。（目標は５.０を越えることで、その値は５.３［最低値はＣＰＵ］に達した。）

　結果的には、ソフトやドライバのVistaへの対応を待つ必要があったり、プリンタを買い換えたりもしたが、一番気に入っているのはタスクバーで、２段表示したときのタスクトレイとスタートボタンのまとまりの良さとAERO表示での美しさだったりする。