Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

2008年5月ごろに新しく組んだPCです。
新しく、といっても今まではメーカー製のを使っていたので自作機1代目です。
パーツなどに関する知識は本屋に行って解説書を買ってきたり、インターネットを使って自力で調べ、2～3ヶ月くらいで一応基礎的な知識はつけました。

このPCのコンセプト、目的は主に動画のエンコード・3Dゲーム・ネットサーフィンなどを同時にやりたいなぁと思い、重いアプリケーションを複数立ち上げても動作がかなり快適なPCを目指しました。
また、新年度で環境もがらっと変わり、それに加えて臨時収入も結構あったので思い切ってQX9770+DDR3メモリを8GB使ってみました。
実際に使ってみて感じた点は、HDDが高速なのでVistaの起動時間が速くなったところや、8GBものメモリを載せたことで今まで気にしていたメモリの使用量を全く気にせずに使うことができた点など、今まで少しストレスを感じていた作業もそつなくこなせるところが良いと思います。
特に、動画のエンコードでは流石Core2シリーズ最速のCPUだけあって、かなり高速に大量の動画を変換することができました。

次に、苦労した点はまず配線の難しさです。
このPCに使っているNineHundredはエアフローはかなり良いのですが、少し内部の空間が狭く、マザーボード裏にケーブルを這わせる、いわゆる"裏配線"用の穴が少ないので、"いかにきれいに見せるか"にこだわったつもりです。
それでもビデオカードの前をフロントパネルへのケーブルがクロスしていたりとまだまだなので、精進したいところです。
2つめに、この構成だけの問題なのかもしれませんが、Vista(SP1)のクリーンインストール時に8GBのメモリを積んだままだとBSoDでインストールが先に進まなくなりました。
既知の問題(Vista 無印 64bit)で、4GB以上のメモリをインストールしたままVista(64bit)を導入するとBSoDになるというのは知っていましたが、まさかSP1でこの問題に出くわすとは思ってもいなかったので最初は右往左往していました。
(2GBに減らしてからインストールし、後から8GBに戻すと解決しました)

こんなPCですけど、個人的には大満足な出来です。
最近Intelの新しいチップセットやCPUも出ましたが、このまま2～3年ほどは使えるかなと思っています。

Windows Vistaを使って良かったと感じる点はまず最初にAeroなどの新しいシステムがかなり気に入っています。
XPまでの場合、重い処理をしているときにウインドウを動かそうとすると直接パフォーマンスに影響されてしまうのに対し、Vistaからは、主にGPUのパワーを使って画面の描画をするのであまり作業中のアプリケーションに影響を与えない点が良いと思います。
二点目はWindows Complete PC バックアップが気に入っています。 今まではシステム全体のバックアップにはサードパーティ製のソフトを使わなければならなかったのですが、それが標準機能で使えるのはとても素晴らしいことだと思います。

次は64bit版のVistaを使っていて感じた点ですが、1つ目は32bit版のOSでは4GB以上のメモリは使えないのに対して、それ以上のメモリが使える点が良いと思いました。
私のように、一度にたくさんの重い処理をしたり、様々なアプリケーションを使う人にとって、メモリの使用量を気にせず使える点が良いと思いました。
2つ目は32bitのアプリケーションを64bitOS上で走らせるWOW64が良いと思いました。
今現在、ネイティブに64bitのソフトはあまり普及しておらず、フリーウェアなどはそのほとんどが32bitのものです。
私は最初、"どうせ不安定なんじゃない？"と疑問に思っていましたが使ってみてびっくり、その安定性や互換性はかなり優れているなと思いました。

来年には出るとされているWindows7にもかなり期待しています。