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開催！ Ultimate PCコンテスト

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TEXT：鈴木雅暢

最強OSを搭載したマシンを使いこなせ！

Ultimate PCの魅力

■	Vistaを味わい尽くしたいなら、断然“Ultimate”

　Windows Vista Ultimateは、Windows Vistaの最上位エディションだ。“究極”の名にふさわしく、Windows Vistaの全機能に加え、Ultimateのみのプレミアムなサービスも付加される豪華なパッケージングとなっている。

　Windows Vistaのシンボルと言えば、新しいユーザーインターフェースであるWindows Aero。これは進化したGPUのリソースをデスクトップ描画に活かし、見た目の美しさだけでなく、分かりやすさを追及したものである。また、1文字入力するごとに検索候補が絞り込まれていくインクリメンタル検索、スーパーフェッチ（アプリケーションの利用状況を解析し、あらかじめメモリにロードしておく機能）、ロープライオリティI/O（フォアグラウンドアプリケーションのレスポンスを低下させないようバックグラウンドアプリケーションの優先度を調整する機能）といった、使い勝手やパフォーマンスを改善する機能も多く盛り込まれている。

　Home Premiumエディションでは、その基本機能にテレビ視聴／録画機能、DVD-Videoの編集／作成機能など、家庭向けのエンタテイメント機能が多数追加されている。家電ライクな操作感を持つマルチメディア統合ソフト「Media Center」が標準添付されるのが大きな特徴だ。一方、基本機能にビジネス向けの機能を追加したのが、Windows Vista Business。Complete PCバックアップ、シャドウコピーなど、主にデータ管理の面で役立つさまざまな機能をサポートしている。

　Ultimateでは、これら二つのエディションの全機能をサポート。さらに、HDDを強固に暗号化するBitLocker、ユーザーごとに言語の使い分けが可能なMUI、そしてUltimateユーザー専用のオンラインサービスであるUltimate Extrasなどの特典が付加される。

Windows Vistaの
全機能

基本機能

Windows Aero、インクリメンタル検索、スーパーフェッチ、ロープライオリティI/Oなど、使い勝手やパフォーマンスに関する基本機能

マルチメディア機能

テレビ視聴／録画を含めた統合マルチメディア環境「Media Center」、DVD-Videoを作成できる「Windows DVDメーカー」など

ビジネス機能

HDDの全体内容をコピーする「Complete PCバックアップ」、ファイルの履歴を保存しておき、復元できる「シャドウコピー」など

プレミアム
サービス

Ultimate Extras

Ultimateユーザーのみが利用できるオンラインサービス。現在は動画を壁紙として使える「DreamScene」などが配布されている

BitLocker

HDD全体を暗号化し、保護する機能。暗号解読する鍵はUSBメモリなどに保存され、鍵がない状態では起動できないようにする

MUI

メニューなどを含め、OSで表示されるすべての言語を他国語に切り換える機能で、ユーザーごとに別々の言語を利用することも可能

■	ハイエンドとはいえ敷居は低い

　ちなみに、Ultimateと言うと、パワーユーザー向け、ハイエンド向けをイメージさせるが、あくまでもそれはOSとしてのハイエンドであり、基本部分はHome PremiumやBusinessと同じ。とくにハードウェア面でシビアな要求をするわけではない。

　ローカル／オンラインの別なく手軽にマルチメディアコンテンツが利用できるMedia Centerは非常に使い勝手がよく、仕事の合間の息抜きにも最適だ。また、写真やムービーなどをデジタル化し管理をしているユーザーにとっては、Businessでサポートされる充実したデータ管理機能は魅力だろう。

　このように、家庭向け、仕事向け、どちらの用途でもUltimateは魅力的な存在だ。しかし、意外にも、量販店などで販売されているPCには、Ultimateを搭載したものが少ない。そこで、PCパーツショップなどが展開しているショップブランドのPCに目を向けてみると、選択肢が充実している。これらはラインナップが豊富なだけでなく、BTOにも対応しているため、パーツ構成を柔軟にカスタマイズすることも可能。これらをフルに利用し、自分のニーズにピッタリのPCを見付けてもらいたい。

ショップブランドPCなら、機能・性能・デザイン、あなたに最適のVista搭載マシンが見つかる！

最新スペックをいち早く採用

PCパーツの最前線に立つ業者／販売店のオリジナルPCだけに、その構成には最新のパーツトレンドがいち早く反映される

自作PC顔負けのパーツの選択肢

BTOにおける柔軟な選択肢もオリジナルPCの魅力だ。採用されているパーツのブランドや具体的な製品名まで指定できる場合もある

特定ゲームタイトルの推奨機も！
メーカーの動作認定を受けているゲームタイトルの推奨機なら、PCパーツに対して深い知識がなくとも安心してゲームプレイが楽しめる

そこが知りたい

Ultimate PC Q ＆ A

Q1：多機能なUltimate PCは動作が重いのでは？

A：UltimateであってもOSの基本部分はHome PremiumやBusinessと共通だ。拡張的な機能の選択肢が増えているだけなので、Ultimateであるだけで動作が重くなるということはない。

Q2：ハードウェアの要件は違うの？

A：Ultimateのハードウェア要件はHome Premium、Businessと同様に「Windows Vista Premium Ready PC」の要件を満たしていればよい。1GHzのCPU、1GBのメモリ、40GBのHDDなど、現在の標準的なPCであれば、楽にクリアできる水準である。UltimateであってもOSの基本部分はHome PremiumやBusinessと同じものであるため、ハードウェア要件も変わらない。UltimateというとハイエンドPCのイメージがあるが、ハードウェアが究極である必要はとくにない。

Q3：別のエディションを買ってアップグレードしたほうが……？

A：Windows Vistaには、下位エディションから上位エディションへオンラインでアップグレードできる「Anytime Upgrade」が用意されている。Ultimateへは、どのエディションからでもアップグレードすることが可能だが、その価格はHome Premiumからで19,740円と割高。一方、DSP版の販売価格（FDDとのセット価格）は、Home Premiumが18,000円前後、Ultimateが27,000円前後であり、Home Premiumからアップグレードするよりも最初からUltimateを購入するほうがずっと安い。

Q4：Ultimate Extrasについてもっと詳しく教えてください。

A：Ultimate Extrasは、Ultimateユーザーのみが利用できるオンラインサービス。Vistaの機能を拡張する追加ソフトウェアなどが配布されており、無料でダウンロードして利用できる。スタートメニューの「Extrasとアップグレード」からアクセスできる。現在のところ、MPEG、WMVのビデオファイルを壁紙に利用できる「DreamScene」（英語版）、ポーカーゲームの「HoldEm」、BitLockerの拡張機能である「BitLockerとEFS機能拡張」の3種類が提供されている