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TEXT:橋本新義 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フルモデルチェンジを果たしたLet'snote R6は、ヘビーモバイラーのみならず、ノートPCに注目するすべてのユーザーから熱い注目を浴びる機種となっている。3月号に続く今回のレポートでは、実機を使用しての詳細なインプレッションを中心にお届けしよう | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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松下電器産業 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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価格:オープン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:0120-87-3029 URL:http://panasonic.jp/pc/ |
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Specification | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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デュアルコアCPU、Core Duo U2400の搭載による処理速度アップ、Windows Vista Businessの搭載によるセキュリティと使い勝手の向上……。R6の強化点は、カタログスペックからも感じることができる。しかし、R6の実機に触れてまず感じた驚きは、とにかく「軽い」ことだ。 R6の重量は930gと、Let'snoteシリーズの中でも最軽量だ。しかし実際に持った感覚は、そうした数値を超えた驚きをもたらす。実際にR5とも比較してみたのだが、数値上の60gよりもはるかに大きな違いを感じた。おそらく単純な軽量化に加え、バッテリの軽量化(4セルタイプへの変更)などにより、重量バランスを改善したことが効いているのだろう。 実際に使ってみても、使い勝手の大幅な向上を感じた。たとえばキーボードのタッチは、R5に比べて大きく印象を変えている。軽めに調整されていながら底面の剛性が高いため、リズミカルな入力が可能なチューニングとなっている。また、右側に配置されたUSB 2.0ポートの使いやすさも特筆ものだ。ポート間の幅が広いので、太めのUSBメモリを2本装着しても干渉しない点などは、実際のビジネスシーンでの使い勝手を重視したというLet'snoteシリーズのコンセプトを感じさせるものだ。 そして特筆したいのが、筐体のすみずみにまで感じる剛性感の高さ。定評ある天板のみならず、R5に比べても、筐体全般にわたって剛性と加工精度が向上している。とくにフタ(液晶パネル部)の開閉時のカッチリとした感触は、Let'snoteシリーズが“次のレベル”に突入したことを体感させてくれる。従来機のヘビーユーザーにこそ触れて、驚いてほしい。 |
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デュアルコアCPU搭載のためか、厚みはやや増したものの、コネクタ配置を見直し、ポートリプリケータ-用コネクタと無線LANスイッチを新搭載 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
従来のR5でも十分小さかったACアダプタが、R6(下)ではさらに小型化されている。重量も155gと、本体とあわせての持ち運びでも苦にならない | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Web直販なら、メモリはオンボード512MBと1GBを選択できる。Vista対応を考えれば1GBを選びたい。その場合、2GBまでの拡張が可能だ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーボードの配置やピッチは従来機と同じだが、そのタッチは大きく変化した。円形のタッチパッドは引き続き採用されている | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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R6を使ってみて感じたのは、並々ならぬ省電力化への取り組みだ。新たにLEDバックライトを搭載し、さらに駆動回路を低電圧化した液晶ディスプレイが代表的と言えるが、筆者が驚いたのは、CPUやチップセットの省電力機能の充実度だ。たとえば、「RightMark CPU Clock Utility」というツールでCPUの詳細な省電力状態を表示すると、Core Duoから新たに搭載されたアイドル時の消費電力低減機能「Hard C4E」を使用する設定にされているのを確認できる。チップセットに関しても、省電力状態に入るまでの時間を可能な限り高速化するよう設定されるなど、目に見えない部分での省電力化はPC業界でも先端とも言えるレベルに達している。 一方で、ユーザーが操作できる省電力設定の使い勝手の向上も見逃せない。これは、Vista Businessを搭載したことで、従来キーボードのみで操作可能だった輝度調整などが「Windowsモビリティセンター」でも行なえるようになった点が代表的だろう。Let'snoteオリジナルの「省電力設定ユーティリティー」も搭載。液晶ディスプレイの低輝度時にリフレッシュレートを低減できるなどの省電力化を狙える。 今回は試用機のため、バッテリ駆動時間の細かな測定は行なっていないが、それでもバッテリ駆動時間は非常に長いものだった。従来のLet'snoteと同様、液晶の輝度を落とした状態であればカタログスペックに近い駆動時間を確保できると考えてよいだろう。 |
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Windowsモビリティセンター。詳細設定が不可能な機種もあるが、R6では21段階バックライト調整など、本体側と変わらない設定が可能だ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
軽量化に大きく貢献している4セルバッテリ(左)。6セルのR5(右)に比べて容量は減少したが、駆動時間は十分なものだ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
RightMark CPU Clock UtilityでCPUの省電力設定を表示した。Core Duoの持つ機能を極限まで活かす設定となっている | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Core Duoの搭載による基本性能の向上もR6の大きな特徴。実際に使ってみると、モバイルノートを使っていて大きなストレスとなる「とっさの反応の遅れ」をデュアルコアCPUの高速性が軽減しており、軽快な操作感が得られる。 搭載CPUのCore Duo U2400(1.06GHz)はR5が搭載するCore Solo U1300(1.06GHz)と比べ、発熱や消費電力の目安となるTDPが5.5Wから9Wへ増している。にもかかわらず、Let'snoteユーザーには好評のファンレス設計を継承している上、本体サイズもほぼ変わっていないため、発熱が気になるところだ。実際に使用してみたところ、高負荷時にはキーボード左上付近やディスプレイ出力コネクタ周辺が熱くなるものの、実際に操作を行なう際に気になるパームレストの周辺には熱がほぼ伝わらないという、非常に巧みな設計がなされている。 このようにR6は、カタログスペック以上にモバイル性能が全方位で強化されたモデルだ。ぜひとも一度触れてみてほしい。 |
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試用したメモリ512MBのモデルは、デフォルトではAeroが無効でエクスペリエンスインデックスが低かったが、オンボード1GBモデルでは出荷時にAeroが有効に設定される | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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