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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||||||||||||||
Let'snoteの中でも最小・最軽量で、ユーザーから熱烈な支持を受けるRシリーズ。2007年春モデルでは、そのRがついにフルモデルチェンジを果たす。CPUとOS、さらに耐衝撃性能を強化しつつも軽量化を実現した“全方位強化仕様”だ。 | ||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:200,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:0120-87-3029 URL:http://panasonic.jp/ |
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Specification | ||||||||||||||||||||||||||
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R6で最大の注目ポイントは、何と言ってもCPUだ。R6ではユーザー待望のデュアルコアCPU、Intel Core Duo U2400(1.06GHz動作)を搭載したからである。R6と同じCPUを搭載したW5でのPCMark05測定結果を下グラフに示すが、前モデル(Core Solo U1400)に比べて総合性能は1ランク上になることが予想できる。また、これは使ってみて実感できることだが、動作クロックの制限が厳しいモバイルノートPCでは、デュアルコア化のメリットはデスクトップPCなどより大きい。CPU負荷の高くなった状態でも、複数のアプリケーションを切り換えたときに感じる“待たされ感”がぐっと少なくなるからだ。こうしたヘビーな利用環境に強いCore Duoは、Let'snoteの重要な設計思想である“タフ”を体現したCPUと言える。 そしてある意味ではCPU自体より衝撃と言えるのが、Rシリーズの特徴であるファンレス設計が継承された点だ。CPUの発熱および消費電力の目安となる値「TDP」はCore Solo U1400の5.5Wから9Wへと増しているのだが、ヒートシンクをはじめとする熱対策パーツを新設計して発熱の増大に備えている。さらに動作時の温度管理には、Intelと共同開発した高精度温度検出機構を搭載。万が一のトラブル時の保護も万全となっている。 |
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そしてもう一つの注目ポイントは、標準搭載OSが、Windows Vista Businessである点だ。Vista BusinessはWindows XP Professionalの後継であり、ビジネスPCでは必須とも言えるActive Directoryネットワーク環境での利用や、ファイル/フォルダの暗号化に対応する。さらに、モバイルで重要となるデータの保護機能を重視したエディションであることもR6に採用された理由の一つとして挙げられる。とくにHDD全体を手軽にバックアップできる「Complete PCバックアップ」と、上書き保存したファイルを以前の状態に復元できる「ボリュームシャドウコピー」という二つの機能は、データの保全性やユーザーの使い勝手を大きく向上してくれる。GPUも945GMSチップセット内蔵のGMA950なので動作にAeroが必要なソフトも問題なく動作する。さらに、スリープからの復帰の高速化や、複数のネットワーク環境(無線-有線間など)の切り換えが容易になった点も見逃せない。Let'snoteの隠れた特徴である「液晶を開くと(電源スイッチに触れなくても)スリープ復帰が可能」という機能と合わせて、“サッと取り出してパッと使える”モバイルPCの理想型に、一歩近付いたと言える。 | ||||||||||||||||||||||||||
945GMSチップセット内蔵のGMA950により、Windows Vistaの新UIであるAeroも動作可能だ | ||||||||||||||||||||||||||
モバイルPC向けである「Windowsモビリティセンター」もVistaの特徴。細かな省電力設定や、ネットワーク設定の切り換えがより素早く行なえる | ||||||||||||||||||||||||||
“タフ”はLet'snoteの設計思想の中でも重要な要素だ。R6では、耐衝撃性能をさらに強化した。なかでも目玉となるのが、液晶カバーを開いた状態(非動作時)での落下テスト。従来は30cmまでをクリアしていたのだが、R6ではHDDの周囲をほぼ完全に覆う新形状の衝撃緩衝材(ダンパー)の採用などにより、さらに厳しい76cmのクリアを達成(底面方向、動作時)。従来より定評のある100kgの耐荷重性能を継承しつつ、実際に使用する際の安心感をさらに追求した。本体のUSBコネクタの装抜耐久性も前モデル比で約3倍に強化するなど、実使用時に気になる点も着実に強化。「万が一の事態にも対応できるノートPC」という定評を、より確固たるものとしている。 | ||||||||||||||||||||||||||
さらにR6では軽さもパワーアップ。R5の990gから930gへと、60g、6%の軽量化を果たした。これは液晶バックライトのLED化や、筐体素材加工のさらなる高精度化などにより実現したものだ。ACアダプタも、小ささで定評のあったR5付属品からさらに小型化された。バッテリ駆動時間は、デュアルコアCPUやHDDのSerial ATA接続化(左のHDD写真のコネクタ部を参照)といった不利な条件にもかかわらず、新型の大容量バッテリセル採用などにより8時間を確保。R5からは若干後退したものの、長時間のモバイル使用でも安心できるレベルをキープしている。 | ||||||||||||||||||||||||||
バッテリは従来機種とは非互換ながら、2,900mAhの大容量を実現している | ||||||||||||||||||||||||||
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R6の強化点としては、使い勝手の向上も大きなポイントだ。なかでもキーボードはLet'snote Y5に続いて完全防滴仕様となり、レーザー刻印されたキートップ印刷のフォントも一新。意匠が大きく変更されたパームレストのデザインと合わせ、本体全体はより軽量でシャープな印象を抱かせるものになった。さらに各種インターフェースの配置変更や強化も図られている。USBポートはR5ユーザーからの要望が多かった右側配置となり、さらにUSB 2.0ポート×4、Dsub 15ピンディスプレイ出力、有線LANコネクタ、電源コネクタを搭載するミニポートリプリケーターの接続も可能になった。USBポートは本体側と併用すれば計6基が使用可能になる。 こうした拡張性の向上を果たしたR6は、従来機よりさらに柔軟に使えるPCへと進化したと言える。 |
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ミニポートリプリケーター。本体側の接続端子は左にあるため、接続すると左右にUSBコネクタが配置される形になる | ||||||||||||||||||||||||||
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