特別企画
2006年11月号
Core 2 Duoはオーバークロックしてもスゴかった!
2006年8月号
動画で分かる PhysX P1 GRAW Editionの効果
2006年7月号
Let'snote 限定モデルプロジェクト
2006年6月号
Winny感染ウイルス 情報漏洩の手口と対策
2006年4月号
新 静音・高性能PC自作
2006年3月号
ついに来たっ Intel Core Duo & Viiv
中古オーディオで作る 2ランク上のPCサウンド環境
Windows Live Messenger 最速レビュー
2006年2月号
グラフィックスもデュアルコアCPUで高速化!
2006年1月号
"Yonah"を緊急入手
Pentium 4とAthlon 64のレスポンスの違い
5インチベイ内蔵型アイテム活用のススメ
過去の特別企画(2006年)
特集
その他の特集
バックナンバー
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
Core 2 Duoはオーバークロックしてもスゴかった!
TEXT:橋本新義
3.48GHz動作を確認!!
62%のクロックアップ!
3GHzオーバーを確認!! 65%ものクロックアップ!
 今回は実際に、C2D E6300とE6400、そしてC2D対応マザーボードとして、ASUSTeKの「P5B Deluxe WiFi-AP」と「P5NSLI」の2機種を使い、オーバークロックにチャレンジした。CPUクーラーはZALMAN CNPS9700 LEDを最高回転数(2,600rpm)で使用。メモリには1,066MHz動作をうたう「Corsair CM2X1024-8500C5」を使った。

 結果はP5B Deluxeでの圧倒的なクロックの向上が目立つ。E6300ではシステムクロック433MHz、コアクロック3.03GHz、E6400ではシステムクロック436MHz、コアクロック3.48GHzですべてのテストを完走した。

 このとき、CPUコアをはじめとする各種の電圧はデフォルト設定のままだ。コア電圧を上げてみたのだが、システムクロックを少し上げるだけで動作が不安定になってしまった。システムクロックの限界がE6300とE6400で近い値となっていることから推測すると、CPUよりもマザーボード側がオーバークロック限界に達している可能性が高い。

 なお、P5NSLIではE6300は2,184MHz、E6400は2,496MHz、ともにシステムクロック312MHzまでという結果だった。メモリもボトルネックとならないよう、オーバークロック動作させ、900MHz相当の動作で、タイミングは「5-5-5-21-25」としている。それぞれ1ランク上のモデルのクロックを超してはいるものの、P5Bでの結果にはおよばない。マザーボードの重要さを認識させる結果となった。

 やはり、噂どおりCore 2 Duoの低価格モデルのオーバークロック耐性は高いようだ。しかも、設定をそれほど細かく詰めなくとも大幅なオーバークロックが実現できる観がある。マザーボードは慎重に選ぶ必要がありそうだが、その分の見返りも大きいだろう。
image
E6300とP5Bではシステムクロック433MHzでコアクロック3GHz超えを達成(左)。E6400では何と3.4GHzオーバーだ。右は今回のメモリ設定
image
image
image
【ベンチマーク環境】
マザーボード:ASUSTeK P5B Deluxe WiFi-AP(Intel P965)/ASUSTeK P5NSLI(NVIDIA nForce 570 SLI Intel Edition)
メモリ:Corsair CM2X1024-8500C5(PC2-6400 DDR2 SDRAM) 1GB×2
HDD:Western Digital WD Raptor WD360GD(Serial ATA、10,000rpm、36GB)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7900 GTXリファレンスカード
OS:Windows XP Professional SP2
総論 Core 2 Duo低価格モデルのオーバークロック耐性は高い
Core Duoのオーバークロック性能を十分に引き出すには、オーバークロックを考慮したマザーボード選びが重要
E6400はより高クロックが狙えるためオススメ
Windowsから手軽にオーバークロック設定を行なえるオンラインソフト
P5B Deluxeシリーズ専用システムクロック設定ツール
SetFSB for P5B Deluxe Ultra Version 1.5a1
作者:abo氏
URL:http://www13.plala.or.jp/setfsb/
image
基本操作は、右上の[Get FSB]ボタンをクリックし、下のスライダーでクロックを設定、下の[Set FSB]ボタンで設定反映と、3ステップで完了する。なお、実行にはSetFSB本体のほかに、Dale Roberts氏作の「giveio.sys」というファイルが必要だ(作者ページよりダウンロード可能)
Windows上からシステムクロックを変更するためのソフトウェアだ。再起動なしで自由自在にクロックを設定できる。マザーボードの種類(正確にはチップセットと「PLLチップ」という二つのデバイスごとに実行ファイルが分かれているのが特徴だ。ここで紹介するのはP5B Deluxeシリーズ専用となっている。
nForce系マザーボードでのオーバークロックならおまかせ
ClockGen 1.0.4.7
作者:Franck Delattre氏
URL:http://www.cpuid.com/clockgen.php
image基本操作は、初期ウィンドウの[PLL Control]をクリックして表示される、この画面で行なう。上のスライドバーを使ってシステムクロックを調整し、[Apply Selection]で決定だ
こちらもWindows上からシステムクロックを変更するためのツール。CPUIDツール「CPU-Z」の作者であるFranck Delattre氏が開発したものだ。SetFSBとは異なり、一つのファイルで複数のPLLチップに対応する仕組となっている。対応マザーボードは多数あるが、nForce4搭載製品のほぼすべてで使えるのが特徴だ。
トライ&エラーのメモリタイミング設定もWindows上で
MemSet 3.0
作者:Felix@XtermSystems.org 氏
URL:http://rv.page.cegetel.net.perso.cegetel.net/
image
設定項目は非常に多いが、基本操作はシンプル。メモリタイミングをプルダウンリストから選択し、左下の[Apply]ボタンで設定を反映するという手順だ。[Save]ボタンで設定ファイルの保存も可能。なおチップセットによっては、プルダウンリストの上にある[>>]ボタンにより、デュアルチャンネルメモリの独立タイミング設定も可能だ
従来ほとんど存在しなかった、Windows上からメモリアクセスタイミングを変更できるツールだ。メモリタイミングの細かな調整をリアルタイムでできるため、めんどうなメモリ設定が非常に楽にできる。845シリーズ以降のIntel製のチップセット(965シリーズやモバイル用を含む)と、Athlon 64シリーズに対応している。
あれこれ設定できる便利な総合チューニングツール
nTune 5.0
メーカー:NVIDIA
URL:http://jp.nvidia.com/
image
グラフィックスドライバForceWareのNVIDIAコントロールパネルに統合される。自動オーバークロック設定の精度は以前よりかなり向上したので、オーバークロック入門用としては非常によいツールとなっている
NVIDIAがnForce4シリーズ専用に開発した、総合システム設定ユーティリティ。1本でFSBやメモリアクセスタイミングにはじまり、CPUファン速度やGPUクロックまで幅広く設定できる。とくに自動オーバークロック機能が便利。負荷テストを実行し、安全な範囲でCPUクロックやGPUクロックなどを自動設定してくれる。
Back
Page Top
 

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください