【スペック】CPU：Intel Core i3-2120T（2.6GHz）●チップセット：Intel H61●メモリ：PC3-10600 DDR3 SDRAM 4GB×2●HDD：2TB（Serial ATA、5,400rpm）●光学ドライブ：BD-R/REドライブ（Serial ATA）●ネットワーク：1000BASE-T●拡張ベイ：2.5インチ×1（空き1）、3.5インチ×2（空き1）、5インチ×1●カードスロット：MMC／SDメモリーカード（SDHC対応）／xD-Picture Card／メモリースティック（Pro対応）●スロット：PCI Express x16×1、PCI Express x1×1●本体サイズ（W×D×H）：430×327.6×109.5mm●重量：約7.91kg●インターフェース：HDMI×1、Dsub 15ピン×1、USB 3.0×2、USB 2.0×5、PS/2、S/P DIF OUT（光角型）×1、LINE IN×1、LINE OUT×1、マイク×1●そのほか：3波対応テレビチューナー、リモコン●OS：Windows 7 Home Premium 64bit版

　「LL-i100X」は、CPUにTDP35WのCore i3-2120Tを採用し、USB 3.0もサポートするリビングPC「LUVLIB」シリーズの最上位モデルである。標準でメモリ8GB、2番組同時録画対応の3波対応テレビチューナー、書き込み対応Blu-rayドライブを搭載する豪華な装備が特徴だ。HDDは標準で2TBだが、今回の試用機のように、BTOで120GB SSDや3TB HDDを追加するなど、ストレージを強化した構成も可能となっている。
　横置き型のPCケース筐体は、フロントに5mm、トップパネルに2mmのアルミ材が使用されており、アルミ地を活かしたデザインが重厚感を醸し出すとともに、放熱にも一役買っている。電源用マイクロスイッチや光学ドライブのベゼル部処理もケースと一体感があり、リビングのラック内で高級AV機器と並べても見劣りしない仕上がりである。
　リビングPCとしての実力も高い。HDMIを大画面テレビに直接接続でき、さらにBlurayドライブとテレビチューナーが本機のマルチメディア性能を最高水準にまで押し上げている。最新のPowerDVD 10やPowerProducerなどを含むソフトウェアセット「Blu-ray Disc Suite」が付属し、視聴からディスクの作成まで対応可能だ。地上/BS/CSの3波対応テレビチューナーは搭載するAVCトランスコーダも2番組同時録画対応で、最大で10倍の長時間記録が可能となっている。
　実際の消費電力や騒音レベルも非常に小さい。ワットチェッカーを使った消費電力計測では、高負荷時でも60Wにとどまった。全体のノイズもオリジナルCPUクーラー採用などで低く抑えられているが、厚いアルミパネルの効果もあって、とくに前面部からのノイズはほとんど感じられない。