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快適！ストレージ活用術 1/2

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■	大容量化するデジタルデータを賢く保存・管理する

　PCやデジタル家電の普及が進むなか、デジタルデータを保存、管理するストレージの重要性はますます高まっている。そんな今の時代に求められているのは、ストレージの分業。それぞれの用途において求められる要素に応じ、複数のストレージを使い分けることである。

　SSDは高速という点でエポックメイキングな存在。体感速度に直結するランダムアクセス性能はHDDの数十倍。PCに内蔵するシステムドライブとして最適だ。そして、SSDの課題であるコスト面や容量面を補う存在がHDDだ。大きな容量を非常に低いコストで入手できるため、データの保存用ドライブとして最適。RAIDなどを使ったデータ多重化も行ないやすく、信頼性が求められるバックアップ用途にも欠かせない存在だ。

　そして、これだけ写真や映像のデジタル管理が一般的になってくると、複数のユーザー、複数のPCでデータを共有したいという欲求が出てくるのも必然だ。そういう使い勝手のニーズを満たすのが、NAS（Network Attached Storage）。単体でネットワークに接続して使えるストレージだ。ネットワークに接続してさえいればPCと離れたところにあってもアクセス可能で、OSの異なる複数のPCからも同時にアクセスできる。仕事はもちろん、家族間で写真や映像を共有するのにも最適だ。

　ユーザーが自分で撮影した写真や映像のデータはかけがえのないものだ。信頼性は何よりも重要だが、速度や容量、使い勝手が伴わなければせっかくの写真や映像も思うように楽しめない。適材適所でストレージをうまく使い分け、快適なデジタルライフを送ってほしい。

AV機器とPCの連動によりストレージの重要性が向上