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Shuttle XPC X100 ベアボーンキット計画

コンパクトなボディに多彩なインターフェースを搭載

Shuttle XPC X100カンタン組み立て講座 1/2

Shuttle XPC X100カンタン組み立て講座 2/2

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TEXT：編集部

コンパクトなボディに多彩なインターフェースを搭載

■	ビデオカードやHDDまわりも充実

　小型PCではチップセット内蔵のグラフィックス機能を使用することも多いが、X100はATIのグラフィックスチップ、RADEON X1400を採用。3Dインターフェース「Windows Aero」を採用するWindows Vistaも十分使えるはずだ。その性能は次ページのベンチマークグラフに示したとおり。Intel 945GTが内蔵するグラフィックス機能に比べてはるかに高い性能を達成しており、従来の小型PCが苦手としていた3Dゲームもある程度楽しめる。なお、RADEON X1400はオンボード実装ではなく、MXMと呼ばれる小型ビデオカードで搭載されている。現在、MXM対応ビデオカードは単体販売されていないが、アップグレードの余地が残されているのは非常にありがたい。

　体感速度に大きな影響を与えるデバイスとして忘れてはならないのがHDD。パフォーマンスや容量、コストを優先する大部分の自作派としては3.5インチHDDが欲しいところ。X100では底面部のベイにSerial ATA 2.5接続の3.5インチHDDを搭載することができるので、その点でも抜かりはない。もっとも人気が高い1万円前後で320GBというモデルや、500GBオーバーの大容量モデルなど、自由に選んでほしい。

　光学ドライブはDVD±Rの8倍速記録に対応したスロットインタイプのものが標準搭載される。また、メモリはPC2-5300対応のSO-DIMMを2枚装着可能。高速なデュアルチャンネルアクセスにももちろん対応する。

電源にはACアダプタを採用。ファンレスのため動作音はゼロで、本体内に熱がこもらないという大きなメリットがある

本体裏には3.5インチHDD用のベイが用意されている。ここにSerial ATA対応HDDを搭載することができる

XPC X100の内部構造

（1）本体内にもUSBポートが用意されている。セカンドドライブとしてフラッシュメモリを搭載したり、無線インターフェースとしてBluetoothアダプタを搭載したりと、活用法は工夫しだい

（2）無線LANモジュールを搭載。IEEE802.11a/b/gの各規格に対応するため、接続環境を選ばない

（3）メモリスロットはDDR2 SO-DIMM対応。同容量のモジュール2枚を使ってのデュアルチャンネルアクセスにも対応する

（4）CPUクーラーとビデオカードクーラーをヒートパイプで連結し、本体後部のファンで排熱する。ファンの動作音は小さい

■	外部機器でさらに機能を増設！豊富な外部インターフェース

　外部インターフェースの充実度の高さもX100のウリの一つだ。グラフィックス機能搭載ベアボーンで気になるディスプレイ出力はDVI-I端子を採用。デジタル、アナログ両方のディスプレイに対応できる。また、サウンドまわりは光角型のS/P DIF出力を備え、AV機器とのデジタル接続が可能となっている。

　ネットワークまわりも力が入っており、何とIEEE802.11a/b/gに対応した無線LAN機能を内蔵。スタイリッシュな環境にケーブルは不要という向きにはありがたい。また、1000BASE-T対応の有線LANポートも用意されているので転送速度を重視する方も安心してほしい。

　これに加えて、本体前面には4種のメディアに対応するメモリカードリーダーも備えており、拡張の必要がないほどインターフェースは充実していると言える。

RADEON X1400。エントリークラスのGPUとはいえ、性能は侮れない

■	使い方はユーザーしだい

　ここまで、X100の機能を駆け足で紹介してきたが、その完成度の高さが少しでも伝わっただろうか。基本設計の充実したX100は、CPU、HDD、メモリという主要パーツを選択するだけで、さまざまなニーズに対応できる。高性能、大容量パーツに外付けテレビチューナーユニットを搭載してATXデスクトップマシン顔負けの環境もよし、余ったパーツと組み合わせてベッドルームのセカンドマシンとしてもよし、無線機器を接続して極力シンプルなデスクトップを構築してみるのもおもしろいかもしれない。これまでの自作PCではなかなか味わえなかった楽しみをX100でぜひ実現してほしい。

【ベンチマーク環境】
Intel 945GTマザーボード：ECS 945GTY-M
メモリ：ノーブランド PC2-5300 DDR2 SO-SDRAM 512MB×2（XPC X100）／ノーブランド PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2（ECS 945GTY-M）

【共通環境】
CPU：Core 2 Duo T7200（2GHz）
HDD：日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380（Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB）
OS：Windows XP Professional SP2（DirectX 9.0c）

Shuttle

XPC X100

実売価格：1,000円前後

問い合わせ先：03-5275-9051　（インプレスダイレクト　カスタマーセンター）
URL：http://jp.shuttle.com/

Specification

対応CPU：	Core 2 Duo T、Core Duo、Core Solo、Celeron M※
CPUソケット：	新Socket479
チップセット：	Intel 945PM＋ICH7M
メモリスロット：	PC2-5300 DDR2 SDRAM SO-DIMM×2（最大2GB）※
HDDインターフェース：	Serial ATA 2.5×1※
DVD±R/RWドライブ記録速度：	DVD±R最大8倍速、DVD±RW最大4倍速、DVD＋R DL最大2.4倍速、DVD-RAM最大5倍速、CD-R最大24倍速、CD-RW最大16倍速
サイズ（W×D×H）：	296×210×55mm
対応OS：	Windows XP Professional/Home Edition/Media Center Edition 2005
インターフェース
前面：	USB 2.0×1、SDメモリーカード／メモリースティック／メモリースティックPRO／MMC×1
背面：	USB 2.0×4、IEEE1394（S400、6ピン）、ディスプレイ（DVI-I）×1、S/P DIF OUT（光角型）×1、LINE IN×1、LINE OUT×1、マイク×1、LAN×1
ネットワーク：	IEEE802.11a/b/g、1000BASE-T

※CPU、メモリ、HDD、OSは別途購入

購入希望数が50台集まった時点で、Shuttleに特別に生産していただきます。ほかでは入手できないX100のベアボーンキットを手に入れるチャンスです！　ぜひ共同購入にご参加ください！
・万が一、ご注文が50台に満たない場合には生産できません。
・第1回目の募集締め切りは10月15日です。生産の決定、中止に関するご案内は、10月17日（予定）にメールにてお知らせいたします。
・生産決定後、2週間前後でお届けいたします。ふるってご参加ください。製造が中止された場合には、注文はキャンセルとなります