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2TB=9,000円! HDD新世紀の幕開け

TEXT:北川達也

特徴を理解して製品を見きわめる!
最新HDD基礎知識編

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プラッタ容量が667GBに達し、単体で容量が2TBを超えるHDDの登場が現実味を帯びてきた。2TB超時代をにらみ、BigSectorと呼ばれる4KBのセクタを採用した製品を投入するメーカーも出てきた。これら新世代HDDにかかわる基礎知識を理解しておこう。

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新旧対決

プラッタ容量の増加で新製品はやっぱり速い!

 HDDは内蔵するプラッタ(円盤)にデータをライト、リードしている。そしてプラッタの記録密度を向上させることで、大容量化と高速化を進めてきた。その進化は、ほんの数年前の製品と比較してもすぐに分かる。ここではSeagateのBarracudaシリーズの新旧製品を比較した。どちらも7,200rpmだが、旧製品のプラッタ容量が160GBなのに対し、新製品は500GB。容量が3倍だからといって3倍高速になるわけではないが、60~80%の性能向上が見られる。新製品に乗り換えると、これだけの速度アップを期待できるわけだ。

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SSDとの共存

データ専用と割り切るのもアリ

 SSDは高速だがGB単価が高く、データ保存機器としてのコストパフォーマンスは高くない。そこでオススメなのが、リード性能に優れるSSDをシステムドライブ専用として使い、大容量のHDDをデータドライブ専用として運用することだ。SSDは、容量30~40GBで1万円を切る製品が登場してきており、SSDの高速性を手軽に体感できるようになってきている。とくに低速回転、省電力のHDDと組み合わせれば、静かで快適な環境を構築できるわけだ。

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容量を抑えることで、低価格と高性能を両立するSSDが登場した。システムドライブとして、その性能の恩恵を受けられる

667GBプラッタ

技術の進化で記録密度がさらに向上

 現在主流のHDDの多くは500GBプラッタを採用しているが、すでに667GBプラッタを搭載した製品も登場している。667GBプラッタなら3枚で2TBの容量を実現でき、500GBプラッタを4枚使用するよりも安価に、そして省電力性能に優れた製品を製造できる。

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667GBプラッタを採用した、Western DigitalのCaviar GreenWD20EARS-00MVWB0。2TB製品低価格化の立役者とも言える存在だ

Serial ATA 3.0

今のところ必須の要素ではない

 従来規格の2倍の最大転送速度(600MB/s)を実現した、「Serial ATA 3.0」を採用したHDDが登場し始めている。ただし、その恩恵は現時点ではないと言ってよい。それは、現在最速のHDDでもピーク速度が150MB/sほどしかないからだ。今のところは「マザーを買い換えるときに将来性を考えて……」程度の意識でよさそうだ。

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最速のHDDでも、Serial ATA 3.0をフルには活用できない。今のところ製品選びは、HDDそのものの性能に注目すればよい

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2TBの壁

2TB以上の容量が使えない!?

 HDDの低価格化や、667GBプラッタ製品の登場などで、大容量のストレージを誰でも手軽に構築できるようになった。しかし、ここで直面するのが「2TBの壁」だ。2TBの壁とは、ストレージのアドレス管理を「32bit」で行なうOSやソフトを使用すると、2TBまでの領域しか使用できないことを指す。2TB以上のパーティションが作成できない、2TB以上のパーティションからのOS起動ができない、といった問題が起こるわけだ。その原因は、現在もっとも一般的なパーティション管理方式である「MBR(Master Boot Record)」にある。MBRは、最大「2の32乗個(4,294,967,296個)」しかアドレスを管理できない。このため、現在一般的なHDDで採用されている「1セクタあたり512Bの記録容量(512B/1セクタ)」で計算すると「2TB(512B×4,294,967,296セクタ)」までしか管理できないことになる。
 この問題の解決策は二つある。一つ目は、1セクタあたりの容量の変更だ。「BigSector」という「4KB/1セクタ」を採用したHDDへの移行がそれで、4KB/1セクタならMBRのままでもWindows Vista以降のOSであれば16TBまで管理できる。ただしこれは、BigSectorのネイティブ対応デバイスに限った話で、現行製品では存在しない。現在市販されているBigSector対応HDDはエミュレートデバイスであり、現行のOSからは従来の512B/1セクタのHDDとして扱われ、2TBの壁を回避することはできない。また、エミュレートデバイスのHDDをWindows XPなどの4KB/1セクタ未対応の製品で使用すると、パーティションアライメントの問題で性能が大幅に低下する可能性がある。
 二つ目が64bitでアドレスを管理する「GPT(GUID Partition Table)」を使用する方法。GPTはWindows XP 64bit版、およびWindows Vista以降でサポートされている。ただし、GPT領域からのOS起動には、EFI対応のマザーボードとEFIからの起動をサポートしたOSが必要だ。ただ、現行のマザーボードでEFIの採用を明示しているものはほとんどないため、あまり一般的とは言えない。システムドライブは2TB以内で、データドライブはこの方法で、というのが暫定的だが妥当な回避方法だろう。こちらで紹介している「DiskPart」なら、GPTの指定をしつつパーティション操作を行なえる。

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MBRで2TB以上の容量をRAIDで構築し、「ディスクの管理」で確認したところ。メニューがグレーになり、パーティション作成などは行なえない

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GPTで2TB以上の容量をRAIDで構築し、「ディスクの管理」で確認したところ。3.7TBの領域が扱えるようになっている

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【検証環境】CPU:Intel Core i7-940(2.93GHz)、マザーボード:GIGABYTE GA-X58A-UD7(rev. 1.0)(Intel X58+ ICH10R)、メモリ:CorsairMemory XMS3 CMX6GX3M3A1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3)、ビデオカード:NVIDIA GeForce 8600 GTリファレンスカード、システムSSD:東芝 THNS512GG8BBAA(Serial ATA 2.5、MLC、512GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版

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