インパクト抜群の3連ファンを装備するハイエンドモデル
- GeForce GTX 580
- GDDR5 1.5GB
- オーバークロック
- GIGABYTE
- GV-N580UD-15I
- 実売価格:53,000円前後
3基のファンを搭載した大型クーラーを備えるハイエンドカード。NVIDIAのシングルチップGPUとしては最上位の「GeForce GTX 580」を採用する。ファンはPWM制御に対応しており、GPU温度によって回転数を自動で制御する。左右のファンは中心のファンを向くように傾斜が設けられており、上面から取り込んだ空気を、効率よくヒートシンクに吹き付けられると言う。
GPUをOCしていることもあり、性能はやはり優秀。ロスト プラネット 2ベンチマークでは、高解像度設定で平均54fpsを記録。対戦ゲームで勝利を掴みたいという人にぜひ使ってほしい。 (夏目敬介)
Specification コアクロック:795MHz●メモリクロック:4.008GHz●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 1.5GB(384bit)●インターフェース:Mini HDMI×1、DVI-I×2●対応スロット:PCI Express 2.0 x16
A.補助電源端子は8+6ピン
補助電源端子はリファレンスどおり8+6ピンの構成。高負荷時のシステムの消費電力が363Wということもあり、700Wクラス以上の大出力電源と組み合わせるべきだろう
B.3連ファン搭載巨大クーラー
独自クーラー「WINDFORCE3X」を採用。太さ8mmの銅製ヒートパイプで、ベース部分と冷却フィンをつなぐ。これだけ巨大でありながら、動作音を低く抑えているのは驚きだ
高価であるものの、その値段に見合った性能を持つ。クーラーに余裕があるため、コアクロックをリファレンスの772MHzから795MHzにオーバークロックしているのもポイントだ。
【問い合わせ先】 050-3786-9585(CFD販売)/http://www.gigabyte.co.jp/
※1 システム全体の値(以下すべて)
※2 実測値にブラケット部は含まず(以下すべて)
圧倒的な重量感! 3スロットを占有する高性能カード
- Radeon HD 6970
- GDDR5 2GB
- オーバークロック
- ASUSTeK
- EAH6970 DCII/2DI4S/2GD5
- 実売価格:41,000円前後
3スロット占有という超大型クーラーを備えるRadeon HD 6970搭載カード。全長も約30cmと、現在販売中のビデオカードの中で最大級だ。特筆したいのは静音性。ファン回転数は高負荷時1,224rpm、アイドル時1,050rpmで、高負荷時とアイドル時で動作音がほとんど変わらなかった。冷却能力も高く、GPU温度は定評あるミドルレンジモデルと同程度。
描画能力ではGeForce GTX 580におよばないものの、システム全体の消費電力は高負荷時で260Wと、GTX 580搭載品の363Wより103Wも低い。ハイエンドカードは消費電力が気になるという人にオススメしたい製品だ。 (夏目敬介)
Specification コアクロック:890MHz●メモリクロック:5.5GHz●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 2GB(256bit)●インターフェース:DisplayPort×4、DVI-I ×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 2.1 x16
A.接触式ヒートパイプを採用
ヒートパイプが直接GPUに接触する「DirectCUII」クーラーを採用する。大口径ヒートパイプに高密度フィンと、ハイエンドCPUクーラーと比較しても遜色のない構成だ
B.3スロット占有大型クーラー
クーラーだけで3スロット分のスペースを占有する。ブラケット部に余裕があるだけあって、インターフェースはDisplayPort×4、DVI×2とかなり多い
描画能力は高い。NVIDIAのハイエンドGPUにも引けを取らないほどだ。ミドルレンジGPU「Radeon HD 5770」搭載品と比べると、Extremeで2倍以上、Performanceで約2倍となった
静音、冷却、性能のすべてが高いレベルで整った1枚。大型のため搭載できるケースを選ぶのと、補助電源端子がPCI Express8ピン×2である点に注意しよう。
【問い合わせ先】 news@unitycorp.co.jp(ユニティ)/http://www.asus.co.jp/
冷却、静音性に優れたオーバークロックモデル
- GeForce GTX 560 Ti
- GDDR5 1GB
- オーバークロック
- MSI
- N560GTX-Ti Twin FrozrII OC
- 実売価格:24,000円前後
「GeForce GTX 560 Ti」搭載のオーバークロック(OC)モデル。コアを標準の822MHzから880MHzに、メモリを4.008GHzから4.2GHzにOCしてある。
クーラーには静音性と冷却能力の高さに定評のある、同社オリジナルの「Twin FrozrII」を採用。アイドル時のGPU温度は20℃と低く、高負荷時でも60℃以下と優秀。高負荷時の動作音がやや大きめだが、風切り音が耳に付きにくいため、さほど気にならないだろう。性能はRadeon HD6870と同等といったところ。高性能クーラーにOC仕様という組み合わせながら比較的手を出しやすい価格で、コストパフォーマンスは非常に高い。 (夏目敬介)
Specification コアクロック:880MHz●メモリクロック:4.2GHz● ビデオメモリ( バス幅):GDDR5 SDRAM 1GB(256bit)●インターフェース:Mini HDMI ×1、DVI-I×2●対応スロット:PCI Express 2.0 x16
A.静かに冷やす高性能クーラー
クーラーには同社の「Twin FrozrII」を採用。8cm径ファンを2基備え、大型の冷却フィンとベース部分を8m m径2本、6mm径2本のヒートパイプでつないだ高性能モデルだ
OCツール「AfterBurner」
「AfterBurner」では、GPUクロックをリアルタイムで変更できるほか、GPUやビデオメモリの電圧の変更、システムの監視などもできる
価格と性能のバランスが取れた1枚だ。付属ソフトでOCを手軽に試せるのも魅力的。大きな欠点と言える部分がほとんどなく、使い勝手のよいビデオカードが欲しいという方にオススメ。
【問い合わせ先】 web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)/http://www.msi-computer.co.jp