インターフェース
合計4基のUSB 3.0ポートを追加可能
- PCI Express x1
- USB 3.0×4
- エアリア
- 4 WING(SD-PEU3V-4)
- 実売価格:3,000円前後
VIA Technologiesの「VL800」を搭載するインターフェースカード。1枚のカードで4基のUSB 3.0対応ポートを追加できるのはこの製品だけだ。奥行きが短いので、拡張スロット周辺のスペースが手狭な環境で重宝するが、Low Profileには対応しない。
A.4基のUSB 3.0ポートを搭載
USB 3.0ポートが4基並んでいる。2基搭載製品が一般的な中で、めずらしい製品だ
B.搭載チップはVIA VL800
インターフェースチップは一つで4基までのUSB 3.0ポートを実装できる「VL800」を搭載
PCケース前面にUSB 3.0ポートを4基増設できるハブ
- 3.5インチベイ
- USB 3.0×4
- Lian Li
- BZ-U03B
- 実売価格:8,500円前後
3.5インチベイに対応するUSB 3.0対応のUSBハブだ。合計4基のポートをPCに追加できる。こうしたハブユニットを空いている3.5インチベイに装着すれば、前面ポートがUSB 3.0に対応しないケースでもUSB 3.0対応周辺機器を手軽に扱えるようになる。
μPD720200F1搭載の定番カード
- PCI Express x1
- USB 3.0×2
- アイ・オー・データ機器
- BUSB3-PEX2
- 実売価格:4,000円前後
ルネサス エレクトロニクスの「μP D720200F1」を搭載し、2基のポートを備えた標準的なカード。給電はSerial ATAケーブルで行なう。Low Profile対応のブラケットも付属している。家電量販店などでの入手性の高さも魅力だ。
USB 3.0のギモン
ハブを介すると速度は?速度は低下しません
USB 3.0対応のUSBハブが市場に出回り始めた。こうしたハブを追加することでポート数は増やせるが、「増やした分性能に影響があるのではないか?」と不安に感じるユーザーもいるかもしれない。しかし、USB 3.0対応のHDDケースに接続した高速SSDをマザーボードのポートに直接接続したときと、USB 3.0対応のハブを経由したときとで転送速度を比較してみたところ、わずかな違いは生じたが誤差の範囲に収まることが分かった。もちろん、複数のUSB機器から同時にアクセスした際はその限りではないが、基本的にはハブを介することでの性能への影響は気にしなくてよいだろう。
【検証環境】 このページと同じ。SSD:Micron Technology Crucial RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1(Serial ATA 3.0、MLC、256MB、64GB)、Serial ATA 2.5→USB 3.0変換デバイス:センチュリー どっち~もBOX2.5REDLINE USB3.0+ eSATA、USB 3.0対応ハブ:バッファローコクヨサプライ BSH4U09U3
【問い合わせ先】
エアリア:Webサイトのフォームから/ http://www.area-powers.jp/
Lian Li:03-5298-3880(ディラック)/ http://www.lian-li.com/
アイ・オー・データ機器:03-3254-1076/076-260-3643 / http://www.iodata.jp/
低価格が魅力のUSB 3.0カード
- PCI Express x1
- USB 3.0×2
- 玄人志向
- USB3.0N4-PCIe
- 実売価格:1,500円前後
USB 3.0インターフェースチップに「μPD720200F1」を採用した、2ポートを備える一般的な構成のカード。USB 3.0インターフェースカードではバスパワー用に電源ケーブルの接続が必要になるが、本製品ではペリフェラル用4ピンコネクタを使用している。
裸のHDDをUSB 3.0で接続できる
- SATA-USB 3.0変換
- USB 3.0×1
- センチュリー
- SATA活してUSB3.0
- 実売価格:2,000円前後
内蔵型HDDのインターフェース部分に接続して、Serial ATAをUSB 3.0に変換するアダプタ。別売りのACアダプタ「直挿しAC」(2,000円前後)を使えば、余ったHDDを大容量ストレージとしてUSB 3.0環境で利用できるユニークな製品だ。
最初にリリースされたUSB 3.0カード
- PCI Express x1
- USB 3.0×2
- バッファロー
- IFC-PCIE2U3
- 実売価格:3,000円前後
世界初のUSB 3.0に対応したインターフェースカードだ。搭載するチップはルネサス エレクトロニクスの「μP D720200F1」でポート数は2基と、仕様は他社のインターフェースカードと同様のオーソドックスなもの。電源コネクタはFDDなどで使用する小型の4ピンコネクタを採用。
前面3 基、背面1基で合計4 基増設可能
- USB 3.0×4
- バッファローコクヨサプライ
- BSH4A04U3
- 実売価格:4,500円前後
AC電源とバスパワー両方に対応した、4基のUSB 3.0ポートを備えたハブ。こちらのページのコラムで検証しているように、ハブを介することでの速度の低下はない。ACアダプタを省いて価格を抑えた、バスパワー動作の「BSH4U09U3」シリーズも用意されている。
USB 3.0のギモン
拡張カードを挿す位置で速度は変わる?
転送速度が大きく変わる場合もある
USB 3.0対応のインターフェースカードは、固定するマザーボードのスロットによっては性能をフルに発揮できないことがある。ASUSTeKの「P6T Deluxe」に搭載されているPCI Expressスロットに、バッファローの「IFC-PCIE2U3」を挿して転送速度を比較してみた。CPUソケットから一番遠い、黒いPCIExpress 2.0 x16スロットに挿したときは、ほかのスロットに比べて大きく性能が低下していることが分かる。ちなみにBIOSから割り当てるレーン数を変更してみたが、改善できなかった。これは黒いPCI Express 2.0 x16スロットのみ、帯域が1レーンあたり2.5Gbpsと狭いICH10Rに接続されていたためだ。導入する際に、ベンチマークを取って試してみるとよいだろう。
ASUSTeK P6T Deluxe
ビデオカードはCPUソケット側のPCI Express 2.0 x16スロットに挿している。今回はこのほかの三つのPCI Expressスロットそれぞれに、USB3.0インターフェースカードを差し換えて転送速度を比較した
【検証環境】 CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)、マザーボード:ASUSTeK P6T Deluxe(Intel X58+ICH10R)、メモリ:Corsair Memory CMX6GX3M3A1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM 2GB×3)、ビデオカード:GIGABYTE GV-R577UD-1GD(AMD Radeon HD 5770)、システムSSD:A-DATA Technology S592 AS592S-128GM-C(Serial ATA 2.5、MLC、128GB)、SSD:Micron Technology Crucial RealSSD C300 CTFDDAC064MAG-1G1(Serial ATA 3.0、MLC、64GB)、電源:サイズ 鎌力4プラグイン 650W、OS:Windows 7 Ultimate 64bit 版、USB 3.0インターフェースカード:バッファロー IFC-PCIE2U3、Serial ATA 2.5→USB 3.0変換デバイス:センチュリー どっち~もBOX2.5REDLINE USB3.0+ eSATA
【問い合わせ先】
玄人志向:購入店舗にて対応/ http://kuroutoshikou.com/
センチュリー:03-5818-7045 / http://www.century.co.jp/
バッファロー:03-5781-7260/052-619-1188 / http://buffalo.jp/
バッファローコクヨサプライ:050-3163-3177 / http://buffalo-kokuyo.jp/