4コアのCore i7シリーズに対応し、高性能なシステムが構築できる。ルネサス エレクトロニクスのUSB 3.0チップを搭載しており、貴重な拡張スロットを消費せずにUSB 3.0デバイスを利用できるのが便利。また、USBポートの給電能力を規定の3倍まで引き上げており、バスパワー機器を安定して動作させやすいことも特徴の一つだ。

右から2列目の下にある内部が青いポートがUSB 3.0対応ポート。eSATA端子も搭載しており、外付け機器との親和性は高い。HDMI端子も装備している

Intel純正のMini-ITX対応マザーボード。オンボード機能は最小限だが、チップセットがIntel H57なのでSerial ATAポートに接続したHDDやSSDでRAIDを構築できる。ただ、GIGABYTE GA-H55N-USB3などとは違ってCore i7-870やCore i5-760などのクアッドコアCPUには対応しない。シンプルなPC向きだ。

DVI-I端子やHDMI端子、eSATA端子などを装備しており、機能的な不足はない。PS/2端子は装備しないので、キーボードやマウスはUSB接続のものを使う

対応するCPUは1世代前の「Core 2」シリーズだが、クアッドコアにも対応。内蔵グラフィックス機能も性能が高いタイプなので、現行世代のパーツを使ったPCにも十分張り合える性能を持つ1台を作ることができる。無線LANを内蔵するのでネットワーク接続にケーブルが必要ない。リビングに置くHTPCに使ってみるのもよいだろう。

HDMI端子やeSATA端子など、インターフェース機能は過不足なく装備。左から3列目の上にあるのは同軸のデジタル音声出力端子で、この端子を装備するものは最近ではめずらしい

これもLGA775対応の1世代古いCPUに対応するマザーボードだ。TDPが65Wまでの消費電力が低いものに限られるが、クアッドコアCPUも搭載できる。価格が非常に安く買いやすいが、その分チップセットの機能が低く、インターフェース類も最小限に抑えられている。余ったLGA775 CPUを使い回すのに最適な製品だ。

DVI-D端子は搭載するものの、HDMI端子やデジタル音声出力端子、eSATA端子など上位モデルでは当たり前の装備がない。USB 2.0ポートも四つと少ない

現行のAMD向けチップセットで最強の組み合わせを採用し、Serial ATA 3.0にも対応する。6コアのPhenomIIも搭載できるなど、強力なゲームマシンを作りたいときに選びたいマザーボードだ。USB 3.0やBluetooth、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN機能など、インターフェースにも隙がないが、対応メモリがSO-DIMMという点には注意。

eSATA端子こそないものの、HDMIやUSB 3.0端子を搭載しており、インターフェースは十分。無線LANやBluetooth対応のモジュールをマザーボード背面に装備している

搭載するチップセットは何と5年前に発表されたものだ。グラフィックス機能は低く出力端子もDsub 15ピンのみで、オンボード機能も必要最小限である。しかしTDP 95Wまでという制限はあるものの、MINIX890GX-USB3と同じく6コアのPhenomIIまで搭載できる。PCI Express x16スロットもあり、ゲームPC用の構成も不可能ではない。

デジタル映像出力端子は搭載せず、最近ではめずらしいシリアルポートや2個のPS/2ポートを装備。10年前のマザーボードと言われても違和感を感じない構成だ

通常はAtomと組み合わせるNVIDIA IONに、Atomより高性能で、TDPが10Wと非常に低いノートPC向けデュアルコアCPU「Celeron SU2300」を搭載したマザーボードだ。Atomでは満足できないが、それでも薄型でコンパクトなPCを組みたいというユーザーにお勧め。価格は高めだが、インターフェースは豊富で無線LAN機能も利用できる。

多彩なディスプレイ出力端子やeSATA端子など、インターフェースは充実している。右端の端子には付属する無線LANのアンテナを接続する

グラフィックス機能とメモリコントローラをコアに統合した新デュアルコアAtomを搭載するマザーボード。ただ、機能・性能的には従来のAtomとほとんど変わらないため、負荷の高い作業を行なうPCには向かない。Webブラウジングやファイルサーバーなどの負荷の低い用途に使うコンパクトPCを安価に作りたいときに選択すべき製品だ。

バックパネルに搭載するインターフェース機能は少ない。ディスプレイ出力端子はアナログのDsub 15ピンのみ、USB 2.0ポートも四つしか搭載していない