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マザーボードにはCPU電源の供給用として4ピンのATX12 V、あるいはハイエンド向けマザーボードでは8ピンのEPS12 Vコネクタが用意されている。これを挿さないとCPUが動作しないためBIOSが起動せず、画面も映らない。初歩的なミスだが、自作に慣れた人でもこれを挿し忘れるということはよくあり、意外と気付かないものだ。
マザーボード側にEPS12Vの8ピンコネクタがあり、電源ユニットにはATX12Vの4ピンコネクタしかない場合は挿す位置が決まっている。ツメのあるほうを上に見て、右側の4ピンに挿す。左側には挿せないのでムリに押し込まないように
ペリフェラル 4ピンコネクタ 2本を EPS12Vに変換するコネクタ。 8ピンコネクタがなかったり、ケーブルが断線したりした場合に利用する。ただ+12Vが複数系統に分かれている電源では出力が不足することも
実売価格:500円前後
問い合わせ先:042-467-7676
URL:http://www.ainex.jp/
6ピンまたは8ピンの電源コネクタを装備するビデオカードに電源コネクタを挿さないで起動すると、システムの電源は入るが、画面が映らずアラートが鳴る。意外と忘れやすいので確認しておきたい。また、電源ユニットの出力が不足し、ビデオカードへの電力供給が十分でないという可能性も考えられる。
電源ユニットに PCI Express 6ピンがない場合は、市販の変換ケーブルで対応が可能だ。変換ケーブルはビデオカードに付属していることもある。ただ、 6ピンコネクタを持たない電源は設計が古いため、消費電力の大きなビデオカードでは電源の出力が不足する場合もある。
実売価格:350円前後
問い合わせ先:042-467-7676
URL:http://www.ainex.jp/
ペリフェラル4ピンコネクタをPCI Express 6ピンに変換するケーブル。同じケーブルにつながっているペリフェラルコネクタではなく、別々のケーブルにつながっているものを使うようにしよう
8ピン用の変換ケーブルは単体では入手困難となっている。ビデオカードに付属している場合があるが、 8ピンは150Wの電力供給を必要とするため、変換ではトラブルになる可能性も高い
ハイエンド GPU採用ビデオカードやマルチ GPU環境を利用するシステムなどでは、+12V系電流を大量に消費する。出力が足りなければ+12V系出力の大きな電源に買い換えるしかない。最近の製品では+12V系が 3系統以上に分かれていることも多いが、ハイエンド環境では 1系統あたりの制限がトラブルの原因になることがあるので、 1系統にまとまっている製品を選ぶのが無難だろう。
実売価格:26,000円前後
問い合わせ先:
046-236-3522(オウルテック)
URL:http://www.seasonic.com/
+12V系が1系統で62A(ピーク時 68A)と大出力の750W電源ユニット。ケーブルはプラグイン式でPCI Express用電源コネクタは8ピンと6+2ピン(6/8ピン両対応)を2本ずつ備える。80PLUS Gold認証を取得して変換効率に優れており、静音性も優秀だ
電源は入るのに起動ができない場合には、POST(Power O n Self Test)コードを利用した原因判別法がある。POSTは、電源投入直後にBIOSによって行なわれるハードウェアの診断テストで、BIOSはそのテスト内容をPOSTコードとして報告する。障害が発生したときに実行していたテスト内容が分かれば、原因特定の手がかりになる。POSTコードの表示機能はマザーボードが持っていることもあるが、汎用のPOSTコード表示デバイスも市販されている。
PCIスロットに挿して使うPOSTコード表示カード。LEDとブザーを搭載しており、POSTコードの表示機能を持たないマザーボードでも16進数表示とビープ音でPOSTコードを知ることができる
実売価格:2,600円前後
問い合わせ先:Webサイトのフォームから
URL:http://www.area-powers.jp/
短音1回 | システム正常 |
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短音2回 | CMOS設定エラー |
長音1回+短音1回 | メモリ・マザーボードの異常 |
長音1回+短音2回 | ビデオカード・ディスプレイ接続エラー |
長音1回+短音3回 | キーボードコントローラのエラー |
長音1回+短音9回 | BIOS用RAMエラー |
長音1回 | メモリ装着不良・故障 |
1回 | DRAMリフレッシュの失敗 |
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2回 | メモリ先頭でパリティエラー |
3回 | メモリ先頭で異常 |
4回 | システムタイマーの異常 |
5回 | CPUの異常 |
6回 | キーボードコントローラのエラー |
7回 | CPUで例外割り込みエラー |
8回 | ビデオメモリへのアクセス失敗 |
9回 | BIOS ROMチェックサムエラー |
10回 | CMOSシャットダウンレジスタのエラー |
11回 | キャッシュメモリの異常 |
短音2回 | 1、2個のハードウェアでエラー |
長音1回+短音2回 | ビデオBIOS ROMでエラー |
長音1回+短音3回 | メモリ先頭・それ以降の領域でエラー |
長音1回+短音8回 | ビデオカードのテストでエラー |
システムの電源がOFFの状態で、マザーボードのPCIスロットにPOSTコード表示カードを挿す。スロットの切り欠きとカードの切り欠きを合わせて押し込めばよい
システムの電源を入れる。起動中はPOSTの表示が順次変化していくが、診断に失敗した時点で表示が止まる。停止した状態のPOST表示を確認する
コードの値と付属の対応表を照らし合わせてエラー内容を確認する。ただし、マザーボードによっては対応表とコードが食い違うことがあるので、万能な対策ではない
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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