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眠れるCPUを覚醒させろ! オーバークロックの神髄

メーカー別マザーボード付属OCユーティリティ解説

TEXT:富永ジュン

GIGABYTE Easy Tune 6

お手軽OCからこだわりOCまで
さまざまな設定を用意

 GIGABYTEマザーではおなじみのオリジナルユーティリティ「Easy Tune 6」を使ってWindows上からの自動オーバークロックが楽しめる。その中に用意されている自動オーバークロック機能の「Quick Boost」では、ベースクロックを上昇させるプリセット設定が3種類用意されている。ユーザーは好みの設定ボタンを押してPCを再起動するだけ。なお、自動オーバークロック機能を利用してオーバークロックを行なった場合は、BIOSから設定したときと同様に再起動したり、EasyTune 6を終了したりしても常時オーバークロック状態になるので注意。なお、同等機能がSmart6というユーティリティ群にも用意されている。
 一方、手動設定ではリアルタイムで変更が適用されるのが特徴。Easy Tune 6でとことん設定を詰めた上でBIOSからチューニングすれば、効率よく安定動作の限界を見きわめることができる。

自動オーバークロック機能の使い方

3種類のプリセットから好みの設定を選択するだけでオーバークロックを実行してくれる。変更されるのは基本的にベースクロックのみで、今回使用した定格133MHzのCore i5-620では、ボタン(1)では140MHz、(2)では150MHz、(3)では200MHzに設定された

OC手順1

Easy Tune 6を起動する。タスクバー内のEasy Tune 6アイコンを右クリックして「Show」を選択するとウィンドウが開く

OC手順2

(1)、(2)、(3)のいずれかのボタンを押すと、再起動を促すメッセージが表示されるので、「Restart Now」を押そう。設定は再起動後に適用される

OC手順3

再起動後にオーバークロックが有効になる。ムリな設定をして動作不安定、または起動不能になった場合はBIOSなどで設定を戻す必要がある

手動オーバークロックの設定とそのほかの機能

Advanceモードなら
ベースクロック以外も設定可能
「Tuner」タブの「Advance」ボタンを押すと「Frequency」タブがアクティブになり、ベースクロックをやメモリクロックなどを1MHzきざみで手動設定できるようになる。「Easy」の場合はベースクロックしか設定できない
電圧の可変項目の多さは必見
「Tuner」タブの「Advance」ボタンを押すと、「Frequency」タブに加えて「Ratio」、「Voltage」タブもアクティブになる。ベースクロックやメモリクロック、倍率、各種電圧などがきめ細かに設定できる上級者向けのモードだ

【検証環境】マザーボード:GIGABYTE GA-P55A-UD5(Intel P55)

Intel Desktop Control Center

がっつりとオーバークロックできてしまうIntelの本格OCユーティリティ

 お堅いイメージのあるIntel純正マザーだが、製品によってはBIOSセットアップなどにオーバークロック機能が用意されている。その一つ「Desktop Control Center」を使えば、Windows上から手軽にオーバークロックを楽しむことができる。
 Desktop Control Centerの自動オーバークロック機能「AutoTune」は、約2~8時間という長い時間をかけ、ベースクロックや電圧のさまざまな組み合わせを総当たりで試すというもので、ユーザーが設定するのは電圧の上昇幅についてのみ。後は自動的にOCチューニングを行なってくれる。かなり強力な機能と言えそうだが、現時点では「DX58SO」と「DP55KG」、「DP55SB」の3機種でしか利用できないのが残念なところか。
 手動設定では、ベースクロックや電圧、メモリまわりやファンの回転数のほか、Intel Turbo Boost時の各コアの倍率を設定することができる。

自動オーバークロック機能の使い方

ワンクリックで即座にオーバークロックが完了する手軽な他社製OCツールとは異なり、じっくりと時間をかけて設定を煮詰めていく本格的な自動オーバークロック機能が備わっている。手持ちのシステムの可能性を追求したいならぜひ試してみよう

OC手順1

Desktop Control Centerを起動し、「AutoTune」ボタンをクリックする

OC手順2
ドロップダウンメニューから、チューニング作業にかける時間を選択する。ここで設定するチューニング時間が長ければ長いほどOCの上限をより明確に絞り込むことができるようだ
OC手順3

ベースクロックの変更に伴って電圧を上げるかを選択する。「Within manufacture's limits」が定格、「Beyond manufacture's limits」が数%程度、「To extreme limits」は10%以上の電圧上昇を行なうハイリスクな設定だ

OC手順3

「Begin Tuning」をクリックするとチューニング作業が開始される。PCが自動的に再起動するなどの動きはあるものの、以降の操作の必要はない。チュー ニング作業が完了するのを待とう。ただし、場合によってはチューニング中にOSがフリーズしてしまうといったこともある。その場合、再起動してもCMOSクリアをしなければPCがうまく起動しないということもあるので注意したい

手動オーバークロックの設定とそのほかの機能

Turbo Boostの倍率変更に対応
各項目の下にある「+」ボタンを押すと、手動設定画面が開く。数値を変更後、「Apply」ボタンを押せばリアルタイムで設定が反映される。なお、ベースクロックや内部倍率、Intel Turbo Boostなど設定後に再起動が必要な項目もある
メモリまわりの設定項目も充実
メモリまわりの設定も細かく項目が用意されている。オーバークロックメモリを装着した場合などに真価を発揮するだろう

【検証環境】マザーボード:Intel DP55KG(Intel P55)

MSI Control Center

自動OCだけでなく
自動ダウンクロックもサポート

 Control Centerの特徴として、自動オーバークロック機能のプリセットに、ダウンクロック用の設定が用意されている点が挙げられる。設定は3種類あり、ベースクロックが定格より3%低い「Cooling」モード、3%高い「Cinema」モード、6%高い「Gaming」モードが利用できる。
 手動設定は、ベースクロックや電圧、メモリまわりのマニアックな設定のほか、CPUファンやケースファンの回転数にいたるまでとことんこだわって調整できるようになっている。 独自の機能としては、電源管理機能を強化することでパフォーマンスを犠牲にすることなく消費電力を削減する「GreenPower」が見どころだ。マシンの性能を追求するオーバークロックだけでなく、騒音をできるだけ抑えた静音PCや、長期間の連続運用を想定した省エネサーバーPCなど幅広い用途に合わせてチューニングを行なえる。

自動オーバークロック機能の使い方

好みのモードを選択して「Apply」ボタンをクリックすれば、リアルタイムで設定が反映される。Control Centerを終了すれば設定は定格に戻る。ちなみに、自動オーバークロックで変更されるのはベースクロックのみで、電圧は変更されない

OC手順1

Control Centerを起動して、「Overclockling」メニュー内の「Basic」を選択すると、定格状態の「Default」モードが表示される

OC手順2

温度上昇を防ぐ「Cooling」、動画再生に適した「Cinema」、ゲームプレイ向きの「Game」の3モードから好みのものを選択し、「Apply」ボタンをクリックすると即座に設定が反映される

手動オーバークロックの設定とそのほかの機能

ファンの回転数も制御できる
それぞれのモードの設定は固定ではなく、各項目のスライドバーを動かして好みの設定に変えることもできる。設定を変更したときは忘れずに「Save」ボタンを押して保存しよう
多彩なメモリまわりの設定項目
「Advanced」メニューではレイテンシや、タイミングといったメモリまわりのマニアックな項目を変更可能だ。「Auto」ボタンをクリックしてオレンジの「Manual」ボタンに切り換えれば、各項目のスライドバーを動かせるようになる
消費電力面からのチューニング
「GreenPower」メニューの「Basic」画面では、負荷に応じて電源回路のフェーズを切り換えるAPS機能を利用して消費電力を抑え、静音性を高める機能が利用できる。常用するなら「Optimize」、消費電力を最大限抑えるなら「Max Power Saving」がオススメだ

【検証環境】マザーボード:MSI Big Bang-Fuzion(Intel P55)

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