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眠れるCPUを覚醒させろ! オーバークロックの神髄

秘められたCPUの力を引き出そう!

TEXT:橋本新義

Intel

Core i5-650

  • TDP 73W
  • LGA1156
  • Clarkdale
TBのON/OFFどちらも楽々4GHz超えを達成!!

総合的なパフォーマンスはCore i7のほうが上だが、OCの難易度は非常に低く、さらに結果が出しやすい。常用のOCにはもってこいのCPUと言えるだろう

ライター橋本新義の評価 コストパフォーマンス
難易度
Before
After
30%UP!!
もとのクロックが高い上に伸び率も高く、TBがOFFのときで4.16GHzを記録。ちなみにTBがONでは4.33GHzに達した

OC率は約30%ながら、クロックの高さはピカイチ

3DMark06 Build 110 3DMark Vantage Build 102 CINEBENCH R11.5 バイオハザード5 ベンチマーク システム全体の消費電力

 現在OCに向いたCPUとして注目を集める、Core i5-650のOC結果を紹介しよう。OCに関する条件はCore i7-860と同様だが、CPU部の製造プロセスが32nmとなっている点、そしてデュアルコアCPUである点(これらはOCにとって基本的に大きく有利とされる)から、何と楽々4GHzオーバーという結果になった。なお今回は、内蔵グラフィックス機能とビデオカードを搭載した場合の2パターンでOCを試みたが、OC結果は双方ともほぼ同じであった。
 ベンチマークの結果では、今回はマルチスレッドに対応したテストを中心としていることもあり、絶対的な性能はやはりCore i7-860にはかなわない。しかし、性能の伸び率は高く、実際の使用感でもOCの効果はてきめんだ。おもしろいのは、バイオハザード5を内蔵グラフィックス機能で測定した場合、1,280× 1,024ドットでの性能が大きく伸びていること。実際にゲームを楽しめるレベルにはいたらないのだが、グラフィックスコアのOCは行なっていないだけに、興味深い現象だ。

【検証環境】マザーボード:ASUSTeK P7H55D-M EVO(Intel H55)、メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚使用)、グラフィックス機能(ビデオカード):Core i5-650内蔵(Intel HD Graphics)、GIGABYTE R577D5-1GD-B(ATI Radeon HD 5770)、HDD:Seagate Barracuda LP ST31000520AS(Serial ATA 2.5、5,900rpm、1TB)、CPUクーラー:サイズ グランド鎌クロス、電源:Thermaltake Toughpower XT 650W、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、検証時の条件:Intel Core i7-860の検証と同じ

Intel Core i5-650 &ASUSTeK P7H55D-M EVOのOC手順

Advice from duck!!

今回の特集で紹介しているCPUの中では一番OCしやすいのがClarkdale。空冷でも軽く4GHz超えまでいきます。Hyper-Threading有効時の2コア(4スレッド)よりも、無効時の2コア(2スレッド)のほうが、クロックが伸びる可能性を感じました。マザ ーはOCの最中いろいろな箇所を確認してみましたが、非常に低発熱。一般的な冷却能力のPCケースなら、通常運用しても安心かなと。付属のユーティリティも充実していて、動作もサクサクと軽快で扱いやすかったです。

手動設定に切り換える

初期設定ではベースクロックを操作することができないので、手動で変更できるようにする。BIOSを起動したら、[Ai Tweaker]にある[Ai Overclock Tuner]の項目を[Manual]に設定

メモリクロックを下げる

使用しているメモリは高性能なので必要性は低めだが、CPUの動作クロックの限界を見きわめやすくするために、メモリクロックをあらかじめ下げておく。[Ai Tweaker]にある[DRAM Frequency]の項目の中から、クロックがもっとも低いものを選択

CPUの電圧を調べる

CPU電圧を0.1V上げてからOCを行なうので、CPU電圧の初期値を確認しておく。[Power]メニューの[Hardware Monitor]を選択

表示された画面の[CPU Voltage]の値を確認

CPU電圧を上げる(1)

自動設定では積極的に電圧を上げようとする傾向があり、やや危険な感があるので、CPU電圧が初期値に対し「+0.1V」になるように設定する。[Ai Tweaker]にある[CPU Voltage Mode]の項目を[Offset]に設定。「Offset」とはCPU電圧を初期設定値との差で指定していく機能だ

CPU電圧を上げる(2)

[CPU Voltage Mode]の[Off set Voltage]を「0.10000」に、[Off set Sign]を「+」に設定して再起動。ちなみにほかの項目は「Auto」のままで大丈夫だ

変更後のCPU電圧を確認する

手順3に倣い、変更した電圧が反映されているかを確認。少々の誤差はあるので、近い数値になっていれば問題はない

ベースクロックを上げる

ベースクロックを初期値の133MHzから25%増し程度の166MHzから上げていく。[Ai Tweaker]にある[BCLK Frequency]の項目を「166」に設定。Intel Core i7 & ASUSTeK Maximus III ExtremeのOC手順」の手順6に倣い、再起動と負荷テストを繰り返して、ベースクロックを詰めていく

メモリクロックを上げる

>ベースクロックが定まったら、使用しているメモリの定格から+20%ほどを上限にメモリクロックを上げる。[Ai Tweaker]にある[DRAM Frequency]の項目にある数値を変更し、負荷テストを行なう

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