その他の特集(2011年) | |||
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オーバークロック前の下準備
まずは、実際にオーバークロック作業の解説に入る前に、その下準備としてオーバークロック向けのパーツ選びについて解説していこう。よりよい結果を得るためには、オーバークロックに最適なパーツについて知ることが大切だ。
オーバークロック(OC)とは、PCパーツを定格以上のクロックで動作させること。うまくいけば少しの設定変更で数万円も高価なCPUに匹敵する性能をゲットできるメリットがある。また、限界を突き詰めたり、OC状態で安定させるべく試していく知的なプロセス自体も楽しく、そこにハマるユーザーも多い。
もちろん、必ず成功するとは限らないし故障のリスクもあるが、しかるべき注意を払えば、即故障してしまうことはそうそうないのも事実。大掛かりな仕掛けをしなくても、大幅にOCできるCPUもあり、普通にOC状態でPCを常用する自作ユーザーもいる。自作PCの楽しみの一つとして、オーバークロックの世界を知っておいて損はないだろう。
OC状態での安定性を高めたり、クロックを伸ばしたりするには冷却強化は必須。できるだけ強力なクーラーを使いたい
OCは電源にもかなりの負担がかかる。できるだけ信頼性の高い製品が欲しい。+12V1系統あたりの最大供給電流もポイントだ
最新のプロセスルールを採用したCPUなどはマージンが高い傾向にある。また、倍率変更できるCPUならほかのパーツへの影響を最小限に抑えられる
とくに負担がかかるCPU用電源回路部分の設計がしっかりしたミドルレンジ以上の製品を使いたいところ。自動OC機能などもあれば便利だ
メモリクロックはCPUのベースクロックに連動するため、高クロック動作に対応しているもののほうがOCを行ないやすい
Core i7-860とCore i7-870の差は、ほぼ133MHzの動作クロックのみ(Turbo Boostの上昇幅が若干異なる)で実売価格は2万7,000円も差がある。つまり、Core i7ー860をオーバークロックで133MHzアップできれば、2万7,000円も高いCPUと同等の性能が手に入るというのだからオイシイ話だ
※オーバークロックは、メーカー保証外の動作となるため、オーバークロックが原因で不具合が起きても、メーカーのサポートは受けられません。また、メーカー、編集部ともにオーバークロックの設定や不具合に関する問い合わせにはお答えできません。自己責任でお試しください。
OCを行なう場合、CPUのOC耐性が一つのポイントになる。CPUの定格クロックは、ある程度は温度環境がよくない状態でも運用できるようマージンを見込んで設計されているが、この幅が広いほどOCもしやすく、OC耐性も高いと言える。新しいプロセスルールを採用したモデルや、同一ブランドの下位グレードのモデルなどはCPUの動作マージンが高い傾向にあり狙い目だ。
また、IntelのExtreme EditionやAMDのBlack Editionモデルなど、OC向けに内部倍率のロックが解除されているCPUも注目だ。CPUの動作クロックは「ベースクロック×内部倍率」で決定される。たとえばCore i5-650なら、133MHzのベースクロックを24倍にして定格動作クロックとなる3.2GHzを作
り出している。通常のCPUをOCするにはベースクロックをアップするしかないが、ベースクロックはメモリやチップセットなどにも影響するため、CPUをOCするとこれらにも負担がかかってしまう。設定で負担を減らす方法も一応あるが、ベースクロックも内部倍率も変更できる内部倍率のロックが解除されたCPUのほうが自由度が高く、(CPUの耐性が同じであれば)クロックも伸ばしやすい。
また、クアッドコアよりデュアルコアのほうが高いクロックまで上がりやすい。しかし、クロックあたりの性能はクアッドコアのほうが大きいためクロック上昇に伴う性能向上幅も大きい。どちらがよいかは目的しだいで決めればよいだろう。
通常、OCはベースクロックを上げる。ベースクロックを上げると連動してメモリやQPI(システムバス)などのクロックが上がってしまうため、それぞれの設定についても気を配る必要がある
内部倍率のロックが解除されているCPUなら、ベースクロックを上げる必要がなく、メモリなどといったほかのデバイスのクロックがつられて上がらないので、OC失敗時の原因の特定もしやすい
開発コードネーム「Clarkdale」として知られる、グラフィックスコアを内蔵したCore i5シリーズ。CPUコア部分はクアッドコアよりもOCしやすいデュアルコアの上、新しい32nmプロセスルールで製造されており、大幅なクロック上昇が期待できる。
実売価格:17,500円前後
問い合わせ先:0120-868686(インテル)
URL:http://www.intel.co.jp/
AMDCPUの最上位モデルにして倍率ロックフリーのOC向けモデル。TDPが125Wと高いので冷却が課題になるが、クロックあたりの性能がよいクアッドコアCPUだけにクロック上昇に伴う性能アップ幅も大きい。
実売価格:16,000円前後
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD)
URL:http://www.amd.co.jp/
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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