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1万円から始まるPCサウンド革命
約80万円の環境で各製品の実力を検証
TEXT:藤本 健
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ライター
藤本 健
編集部
佐々木修司
編集部
山田泰子
  ライター
藤本 健
編集部
佐々木修司
編集部
山田泰子
「参考エントリー」
マザーボードのサウンド機能
「3点」とにかくアナログ出力の音質が悪く、全体的にくすんだ濁りのある音となっている。それに比較するとデジタル出力はかなりまともな音で、サウンドにキレも出てくる。今回このデジタル出力をリファレンスとして、ほかのサウンドデバイスの音と比べている 「1点」アナログ出力でも無音時の「サー」という残留ノイズは聞こえなかったものの、一聴して各楽器の音がやせており、立体感も乏しい。デジタル出力も今回の機器の中では最低クラスだが、受け側がよいためアナログとは雲泥の差がある。可能ならぜひデジタルで使いたい 「5点」アナログ出力の音があまりにひどかったので、デジタル出力にしたときの劇的な変化が印象的でした。音の粒が一つ一つクリアになり、広がりもかなり増したと思います。これならマザーボードでもデジタル接続にするだけで、結構よい音が楽しめるかも
オンキヨー
WAVIO SE-90PCI
「7点」マザーボードの音を聞いた直後だったせいもあるが、アナログの出力は非常に落ち着きのある、聞きやすい音となっている。まさにオーディオメーカーが作り込んだというサウンド。それに比較すると、デジタル出力は少し硬く、キツイ音に感じてしまう 「8点」アナログは丸く刺激のないていねいな表現で、長年オーディオに携わったオンキヨーのノウハウが感じられる。ドライな音が多い機材の中でもっともウェットな傾向にあり、弦楽器のツヤが美しい。デジタルも同傾向だが、アナログよりも正確で淡々とした鳴り方になる 「8点」アナログ出力はとても優しい音で鳴ってくれたと思います。音源の重厚感や、コンサートホールの広がりや響きも感じられ、心地よく聞くことができました。ただデジタル出力にすると、優しかった音が硬質になってしまい、正しいのですが色気がない印象です
ASUSTeK
XONAR Essence STX
「5点」今回の測定結果が非常によかったのと、ヘッドホン出力を聞いて非常によかったので期待していたが、アナログ出力結果には失望。音量の大きいU2のサウンドは、割れてしまうことはないものの、明らかに音色が変わる残念なサウンド。ヘッドホンで聞くのがお勧め 「5点」アナログは硬質な表現。クラシックは細かなニュアンスが出ているが、高域の量感が多過ぎる感じ。もっと中域の厚みが欲しい。デジタルは正確さを求めた表現。ストレートな音だが自己主張があまりなく、オーディオ的にはおもしろみに欠ける 「3点」高い音が少しきつく、ちょっとキンキンとして、前に出過ぎている感じがしました。それでいて全体的にはもの足りなく、少し粗い印象です。不思議なことになぜか、音のテンポが少し遅くなって聞こえるような気がしました。よく言えば、ゆったりした感じになる?
Auzentech
Auzen X-Fi Bravura 7.1
「5点」X-Fiチップ搭載でクリエイティブOEMのドライバだがASIO非対応なので、MMEで出力。デジタルはまずまずなサウンドであったのに対し、アナログはキレはあるものの中低域が弱く、やせた音に感じる。少しシャカシャカした感じで、重厚なクラシックには不向き 「5点」アナログは残響が少なく歯切れのよい音。明るいキャラクターで、U2がアメリカンロックっぽいノリになった。デジタルはASUSTeK製品に近い感じだが、腰が軽く、クラシックのシンバルやロックのドラムはもっと重々しく鳴ってほしいところ 「4点」全体的に乾いた感じの音で、逆に言えばどっしり感はあまりありませんでした。そのわりに低音がそこそこ聞こえ、硬質な印象なので、音量の大小の振り幅の小さいロック系とか、限られたジャンル、曲調の音楽をサラッと聞くのには向いていると思います
ESI Audiotechnik
Audiotrak PRODIGY HD2 Advance
「4点」このカードも中低域が弱いのとともに、ロックのビートがある強いサウンドが鳴ると、歪むほどではないが、音が変わってしまう。その意味でASUSTeK製品のアナログ出力に似たイメージだ。デジタルは音に広がりもあり、安定して聞くことができた 「5点」アナログは繊細で、クラシックはホールの奥行きが感じられ、一音一音もオンボードのデジタルより明瞭に出る。ただ、線が細過ぎると感じる人がいるかも。デジタルも似た傾向だが、シンバルの重みがより感じられるようになった。各セクションの分離もよい 「4点」アナログ、デジタル出力ともに、もの足りなさを感じました。アナログ出力は音が少し雑な感じがして、一音一音がまとうはずの豊かさがなく、寂しい印象。デジタル出力にすると、若干音が改善されて、オーケストラの響きや広がりをある程度認識できました
クリエイティブメディア
PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio
「7点」セッティング時にCMSS-3DやCrystalizerがOFFになっているのは確認したが、すごく音に広がりがあるのを感じた。クラシックもロックも気持ちよく聞くことができ、中低域もしっかり出た安定感のあるサウンド。デジタルもアナログも近い音に感じた 「7点」アナログ、デジタルともにドライで太く、低域に弾力感がありロックに合うが、音作りはていねいで好感が持てる。ただ、ややギラつくような箇所も。デジタルではさらに音が引き締まり安定感が増す。アナ・デジとも残響が強調され、音場が広がる感があるか? 「9点」アナログ、デジタル出力ともに「ダイナミックかつ繊細」を絵に描いたようなサウンドなので、クラシックもロックも楽しめそうです。1万数千円という価格でこれほどの音が出るのなら、オンキヨー製品と並んでとてもお買い得感のある製品だと思います
M-Audio
Fast Track Pro
「8点」アナログの出力レベルが小さく、アンプの音量を上げて聞いたが、あまり印象に残らない無難な音。それに対し同軸のデジタル出力は音の輪郭がハッキリとし、解像度が高い。それぞれの楽器の音をしっかりとらえられる、まさにモニタリング系のサウンドでよい 「6点」アナログは中域が充実した音。ロックはボーカルやギターの力強さが感じられ、オイシイところを引き出している。デジタルではクラシックの録音のホワイトノイズが明確に聞き取れ、楽器が出す音も細かな点まで表現。DTM用としてはよい仕事をしてくれそうだ 「7点」クラシックの試聴曲のうっすらと聞こえていたホワイトノイズが、この製品では明確に聞こえたのには驚きました。アナログでは若干力強さが足りないものの、アナログ、デジタルともにどの音もハッキリクッキリと鳴っていて、「正しく聞こえる」という印象です
ローランド
Cakewalk UA-25EX
「7点」アナログの音は、とても軟らかく感じられ、中域に膨らみがある。ボーカルもハッキリとして、聞き心地はとてもよい。それでいて音の解像度も高く、楽器の演奏状況が見える感じだ。デジタルにすると、さらに解像度が上がるが、キンキンすることなく聞けた 「7点」アナログ、デジタルともモニター調の淡々とした音だが、オンキヨーに次いで湿度感があり、ストリングスはなめらかで美しい。また、ロックはやや陰りがある大人の表現で、シンバルの“ジーン”という粘りと重さが感じられる。デジタルでは正確さと表現力が向上 「8点」全体的に音がとても優しい感じがしました。サウンドの響きもよく広がりもあり、それでいてクリア感もあって好印象です。デジタル出力のクラシックで、やはりホワイトノイズが聞こえましたし、すべての音がきちんと鳴っていると思いました
RME
HDSP9632
「9点」一番高額な製品なのに、測定結果が今一つで心配だったが、試聴してビックリ。アナログもデジタルも、ほかの製品を圧倒する重厚なサウンドで、バランスもよい。定位が安定して、音像をしっかりととらえることができるとともに、解像度も高い音だった 「10点」デジタルの表現が段違い。図太く濃密な音ながら分離がよく、厚み、切れ、ツヤもハイレベルでバランスしている。クラシックもロックも奏者のニュアンスがよく伝わり、鈴などはその動きが見えるような立体感である。帯域的にはきれいなピラミッドバランス 「10点」ほかの製品と音の質感がまったく別世界で、重厚感、力強さ、広がりがとてもあってすごくよかったです。強弱の多いクラシックの音もきれいに出ていて、楽器の特徴が一番よく分かるのでは?ジャンルを問わず、何でもよい音で楽しめると思います
「参考エントリー」
ティアック
ESOTERIC AZ-1s
「7点」ドライバなしで使えるUSBインターフェースということで、あまり期待していなかったが、高級アンプだけにまずまずな音に仕上げてくれる。ただ、RME製品と比べてしまうと音に芯がなく、軽いサウンドに感じられる。もう少しパンチを効かせたいところだ 「8点」非常に繊細で、刺激が少なく、透明感のある蒸留水のような音。解像度も高い。低域はRME製品よりも量感が少なめで、全体的な音色もマイルドだ。クラシックに合うが、オンキヨー製品ほど個性を主張せず、全体的にさらっとしており、とても上品な印象 「8点」ほかのサウンドデバイスを試聴しているときから、この製品自体の音が気になっていたのですが、実際に聞いてみると優しい感じがして、ガラス細工のようにクリアでキレイでした。音の響き方はタンパクでもなく、しつこくもなくほどよい印象です
総評&オススメ製品
さまざまなサウンドデバイスを一気に聞いたが、予想以上の差があった。ただ、マザーボードも含めて4、5年前のAC '97全盛の時代と比べれば格段に音質は向上している。平均点が上がっているだけに辛めの点を付けたが、マザーボード以外どれを使っても現在のミニコンポをはるかに上回る音質だ。個人的にはM-Audio製品のデジタル出力が非常によく感じた。さすがにRME製品には負けるが、この価格でこの音が出れば十分過ぎる 今回の環境と組み合わせるなら、迷わずRME製品でデジタル接続を選ぶ。よい環境で使えばオーディオマニアでなくともその品質を理解できるはず。アナログ再生もよいが、そのために買うほどではない。2万円以下ではオンキヨーとクリエイティブメディアが双璧。前者はアナログ出力でアコースティック音源を楽しみたい人向け、後者はデジ・アナどちらも使えてロック、ポップス系のほか、ゲームや映画ソース向けだ 普段ミニコンポで音楽を楽しんでいる私に、はたして音の違いが分かるのだろうかと不安でした。でも、想像以上に違いを感じることができて、製品によってこんなにも性格が異なるのだととても驚きました。少し手を入れるだけでこんなに音が変わるのなら、私も何か買ってみようかな、ということで、音がクリアなこと、メリハリがあってどんなジャンルにも合いそうなことなどから、クリエイティブメディア製品が私のイチオシです!
M-Audio Fast Track Pro
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RME HDSP9632
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クリエイティブメディア
PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio
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