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TEXT:藤本 健 | ||||||||||||||||
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サウンドデバイスのカタログに並ぶスペックは、PC本体やビデオカードなどとは大きく異なる。入出力が音声に関するものだけに、アナログ関連のスペックも多く、見ただけでは意味が分からない人も少なくないだろう。まずはスペックの見方をチェックしておこう。 | ||||||||||||||||
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ここからはオススメのサウンドデバイスをレビューしていくが、その前にこれらのレビューを読む上で必要なポイントを整理しておこう。用語については下で説明しているので、参考にしてほしい。 メーカーがカタログなどで公表している測定値を見る際には注意が必要だ。たとえば音質を表わす指針である「S/N」は数値が大きいほどノイズが少ないことを意味するが、各社で測定環境が異なるため、メーカースペックの横並びの比較は意味をなさない。そのため、今回のレビューでは環境を統一して比較した。 また、S/NやTHDなどの数値がよければ「よい音である」と言い切れない点も難しいところだ。たとえ数値がよくても、実際に耳で聞き比べるとよい音とは感じられない製品も多い。そこで、少しでも客観的なデータを提供すべく、知識や経験、感覚の異なる3人による試聴結果をこちらで紹介しているので、そちらもあわせてチェックしてみてほしい。 |
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サウンドデバイスのS/N測定方法 | ||||||||||||||||
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1kHzのサイン波を、サウンドデバイスでアナログ出力し、下記の検証環境を用いて測定した。1kHz以外の部分に波形が出るほどノイズが多いことになる。上のグラフはマザーボードのオンボードサウンドデバイスの波形だが、1kHz以外の部分でもノイズが多く出ていることが分かる | ||||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz) ベアボーンPC:Shuttle XPC SG45H7(Intel G45+ICH10) メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2 HDD:日立GST Deskstar T7K250 DT722525DLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB) 入力用オーディオデバイス:ローランド Cakewalk UA-101 モニタスピーカー:ヤマハ MSP5 STUDIO 計測ソフト:WaveSpectra V1.40 |
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カタログを理解するためのサウンド用語集 | ||||||||||||||||
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オンキヨー | ||||||||||||||||
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実売価格:8,500円前後 | ||||||||||||||||
問い合わせ先:050-3161-9555 URL:http://www.jp.onkyo.com/ |
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高品質な再生専用サウンドデバイス 低価格でありながら、多くのオーディオマニアから支持されているSE-90PCI。ほかの一般的なサウンドデバイスとは異なり、音声入力機能をばっさり切り捨て、2チャンネルのステレオ音声出力に機能を絞っているのが最大の特徴。 オーディオ機器メーカーならではのノウハウが詰め込まれた設計で、左右チャンネルの回路が線対称に搭載されているのもユニーク。Low Profile対応の小さな基板ながら、音質向上のための高性能コンデンサも多数搭載されている。 |
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基板上側が左チャンネル、下側が右チャンネルの回路となっており、双方の影響を遮断する銅板を境にして線対称の形で回路が組まれているのが分かる | ||||||||||||||||
ステレオで再生に機能を絞り込んだSE-90PCIの端子は三つしかない。RCAのアナログ出力とS/P DIFの光出力だけと、とてもシンプル | ||||||||||||||||
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高域と低域にごくわずかな波形が見えるが、80dBを超えるS/Nを実現しており、ノイズは非常に少ない。2kHzの倍音が若干大きめに見える | ||||||||||||||||
ASUSTeK | ||||||||||||||||
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実売価格:15,000円前後 | ||||||||||||||||
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ) URL:http://www.asus.co.jp/ |
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S/Nにこだわったマザーボードメーカー製品 PCを知り尽くしたマザーボードメーカー、そのトップブランドASUSTeKのサウンドカード。このXONAR Essence STXはS/Nが124dBを実現したと高性能を前面に打ち出したメーカー自信作。出力は2チャンネルに絞っているが、RCAのライン出力のほかに、高性能なヘッドホンアンプも搭載し、直接標準ジャックで聞けるようになっているのも大きな特徴。また三つ搭載されているオペアンプが交換可能といったマニア心を刺激する設計になっている。 |
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ブラケット側に搭載している端子は、左からLINE OUT、ヘッドホン、LINE INおよびマイクの兼用、S/P DIFの同軸/光兼用出力となっている | ||||||||||||||||
主にアナログ回路部分に施されているシールドを外すと、オペアンプが三つソケット上に搭載されている。これらはユーザーが交換することもできる | ||||||||||||||||
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メーカーがうたっている124dBには届かなかったが、これは測定方法や測定機材による違いである。全体的にノイズの少ないキレイな波形だ | ||||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
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販売価格:1,380円+税
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販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
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発売日:2016/03/29
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発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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