ネットワークのQ&A 2/2 | 使って分かった Windows 7のギモン＆アンサー

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使い勝手や新機能などWindows7の奥深さを徹底検証 1/2

使い勝手や新機能などWindows7の奥深さを徹底検証 2/2

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ネットワークのQ&A

TEXT：清水理史

外出先からPCを操作したりコンテンツを閲覧したりしたい

リモートデスクトップやメディアストリーミングを利用すれば可能

　Windows 7では、ネットワーク経由でPCを活用するための機能として、「リモートデスクトップ」と「メディアストリーミング」という機能が搭載されている。

　リモートデスクトップはネットワーク経由で別のPCのデスクトップ画面を表示し、Windowsの操作やアプリケーションなどを遠隔地から利用できる機能だ。Windows Vista以前から提供されていた機能だが、Windows 7では機能強化された最新のプロトコルである「RDP 7.0」（リモートデスクトップ用プロトコル）を標準でサポートしている。接続先と接続元の双方がRDP 7.0をサポートしていれば、リモートデスクトップ上でWindows Aeroを利用することが可能なほか、動画のデコード処理をクライアント側で行なうことによってなめらかに再生されるようになるなど、使い勝手が大幅に向上している。

　なおリモートデスクトップは、接続する側はHome Premiumでもよいが、操作される側のPCはProfessional以上のエディションが必要となる。

（1）リモートデスクトップを許可
リモートデスクトップの接続は標準では拒否されている。システムのプロパティにある「リモートの設定」で接続を許可しておこう

（2）接続先を指定
ネットワークで接続されたほかのPCから接続。アクセサリにある「リモートデスクトップ」を起動し、接続先のPCの名前を指定する

（3）接続完了
ユーザー名などを入力して接続すると相手のPCの画面が表示される。「エクスペリエンス」をLANにし、かつWindows 7同士ならAeroも有効になる

　「メディアストリーミング」は、PCに保存されている写真や動画、音楽などのコンテンツをネットワーク経由で利用できる機能だ。「ネットワークと共有センター」からメディアストリーミングを有効にすると、同一ネットワーク上のPCのWindows Media Player 12やDLNA準拠の液晶テレビなどから、PCに保存されている写真や動画を再生することができる。さらにWindows Live IDと組み合わせることにより、メディアストリーミングの機能をインターネット経由でも利用可能となる。これが「リモートメディアストリーミング」だ。Windows Liveの「サインインアシスタント」をインストールしてWindows 7のアカウントへの関連付けを行なえば、ルーターの設定やドメイン名などのめんどうな設定をすることなく、外出先から自宅のPCに接続して写真やビデオを再生できる。外出先での仕事時に、自宅のPC内に保存されている音楽をBGMに使うなど、いろいろな使い方ができるだろう。