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TEXT:柴田隆広、北川達也 | ||||||||||||||
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HDDにファイルをため過ぎて、空き容量が極端に少なくなるとなにかと不便だ。新しいデータを記録できなくなり、転送速度も低下してしまう。 HDDを増設するのも手だが、その前にムダなファイルを整理してみよう。複数のフォルダに存在している重複ファイルや一時ファイル、長期間使用していないファイルなどは早めに削除して、HDD容量を節約しよう。 不要ファイルの削除はドライブのプロパティにある「ディスク クリーンアップ」が使えるほか、重複ファイルの削除にはあろTAKE!氏のフリーソフト「重複確認」が便利だ。 |
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重複確認 重複確認を使えば、ファイル名が違っていても中身が同一の重複ファイルを調べて探し出してくれるので便利 |
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HDDの空き容量が不足すると、転送速度にも影響が出てくる。不要なファイルは早めに削除してHDD容量を節約しよう | ||||||||||||||
「ディスク クリーンアップ」を使えば、一時ファイルや古いファイルをまとめて削除することが可能だ | ||||||||||||||
HDD使用率とアクセス速度 【ベンチマーク用HDD】 Western Digital Cavier Green WD10EADS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB) 【検証環境】 CPU:Intel Core 2 Duo E8400(3GHz) マザーボード:GIGABYTE GA-P35-DS3R(Intel P35+ICH9R) メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2 ビデオカード:NVIDIA GeForce 8400 GSリファレンスカード システムHDD:Western Digital Cavier Blue WD5000AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) OS:Windows Vista Ultimate SP2 |
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HDDを長く使い続けていると、ディスク上のセクタが動作不良を起こす「バッドセクタ」ができてしまうことがある。放置しておくと速度の低下だけでなく、最悪データを読み出せなくなってしまう危険性も高まる。「調子が悪い」と感じたら、「ディスクのチェック」を使ってディスクの状態をチェックしてみよう。 もしバッドセクタが大量に発生していたら、データを退避してから新しいHDDに交換したほうがよい。 |
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ディスクのチェック HDDの動作に不具合があるときは二つのオプションの両方にチェックを入れて「開始」ボタンを押すと、エラーを修復できる場合がある |
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ドライブのプロパティの「ツール」タブにある「エラーチェック」でドライブのエラーを調べられる | ||||||||||||||
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HDDやSSDなどのドライブが故障し、保存しているデータを読み出せなくなってしまったら大きな損害だ。しかしドライブが現在どういう状態にあるのかは、外から見ただけでは分からない。そのため、HDDやSSDは「S.M.A.R.T.」と呼ばれる温度や使用時間、電源投入回数などのさまざまな情報を記録しておく機能を持っている。 このS.M.A.R.T.情報を表示するソフトを活用すれば、現在のHDD温度などをチェックしてPC内部のエアフローを改善するのに役立てたり、稼働時間や電源投入回数から製品寿命を予測したりすることが可能になる。 定期的にHDDの健康状態をチェックすることで、不測の事態に備えよう。 |
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CrystalDiskInfo ひよひよ氏のCrystalDiskInfoは、S.M.A.R.T.情報をもとにHDDの状態を3段階で知らせてくれる |
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ビデオカードやサウンドカードを交換するときには、古いカードのドライバをアンインストールしておくのが望ましい。古いドライバを残しておくと、思わぬ不具合を招く可能性があったり、性能を最大限発揮できなかったりするからだ。 しかし、一部のデバイスのドライバは、コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」を使っても、完全なアンインストールを行なえないことがある。 旧ドライバを完全に削除したい場合は、Guru3Dの「Driver Sweeper」というソフトを使ってみるとよい。対応しているビデオカードやチップセット、サウンドのドライバを完全に削除することが可能だ。 |
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Driver Sweeper Driver Sweeperでドライバを完全に削除できる。Guru3DのWebサイトからダウンロード可能。日本語表示にも対応している |
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「1」最初に「プログラムのアンインストール」で、旧バージョンのドライバをアンインストールしておく | ||||||||||||||
「2」セーフモードでWindowsを再起動し、Driver Sweeperを起動。日本語表示に切り換えておくと作業が楽 | ||||||||||||||
「3」左側の「ホーム」をクリック。完全に削除したいドライバにチェックを入れて「解析」ボタンをクリック | ||||||||||||||
「4」「お掃除」ボタンをクリックし「OK」を選択すればドライバが削除される。終了後に再起動して作業は完了 | ||||||||||||||
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p.101にあるように、PCやHDD/SSDなどのデータが記録されたパーツを処分する際に気を付けたいのが、HDD/SSD内のデータの消去だ。単純にファイルを消去したりフォーマットしたりするだけでは、ファイル復元ソフトなど利用してデータを復元されてしまう。復元したファイルに個人情報などが含まれていたら、悪用される危険性もあるので、処分前にはデータを復活できない状態にしておく必要がある。 もっとも簡単な方法は、コマンドプロンプトを使った方法だ。先に処分するドライブをフォーマットし、コマンドプロンプトを起動して「cipher /W:E:」と入力(Eドライブを消去する場合)。これでファイルを復元できなくなるので安心だ。 |
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コマンドプロンプト スタートメニューから「すべてのプログラム」の「アクセサリ」にある「コマンドプロンプト」を起動。「cipher」コマンドを使用して、ディスクからデータを復元できないようにする |
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Windowsではファイルの削除を行なうと、通常は「ごみ箱」というフォルダに一旦格納される。ごみ箱内にあるファイルはいつでももとに戻すことが可能だが、「ごみ箱を空にする」操作を行なうと通常の方法では復元できなくなってしまう。うっかり必要なファイルをごみ箱からも捨ててしまった場合は、ファイル復元ソフトを利用してみよう。100%ではないが、うまくすればファイルを復元することができる。 | ||||||||||||||
Recover Files Undelete & Uneraseのファイル復元ソフト「Recover Files」を使えば、ごみ箱から消去したファイルも復元できる |
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ごみ箱にあるファイルを削除してしまうと、Windowsの標準機能では復活させることができない | ||||||||||||||
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