|
|
||||||||||||||
TEXT:宇野貴教 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ここまでにXP初期から1、2年おきのハードウェア構成などを紹介してきたが、さすがにXP前期世代とVista後期世代のスペックの違いは雲泥の差である。各世代のWindows 7上でPCMark Vantageを実行した結果を下にまとめたが、これを見ても世代ごとのスペックの進歩がはっきりとスコアに出ている。なかでも「Music」や「TV and Movies」といったマルチメディア関連のスコアはとくに差が大きく、CPUの性能の違いがはっきりと分かる結果となっている。 なお、XP前期世代マシンの「Gaming」がN/Aになっているのは、GeForce FX 5900シリーズ用のドライバが、Vista発売前に登場したβ版で開発を終了し、完成度も低いためと思われる(もちろん動作はする)。 ここでは、ベンチマーク結果で分かった弱点を参考に、各世代でポイントを絞ってアップグレードしてみよう。 |
||||||||||||||
強化例(1) | ||||||||||||||
XP前期世代 | ||||||||||||||
プラットフォームが古く、延命は困難 予算をかけ過ぎず最小限のアップグレード |
||||||||||||||
さすがにすべてが古いので、このままWindows 7を動かすのは厳しい。とくにメモリが512MBでは、何をするにもスワップが発生してしまう。マザーボードはメモリ3スロット/最大2GBなので、古いものを処分するつもりで換装しよう。ビデオカードは3D性能を上げるというより、動画再生支援機能を手に入れるというイメージで。 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
メモリはノーブランドのPC3200 DDR SDRAM 1GB(実売3,000円前後)を2枚、ビデオカードはASUSTeK AH3450/HTP/256M(実売7,000円前後)を選んだ | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
強化例(2) | ||||||||||||||
XP中期世代 | ||||||||||||||
予算はかかるが強化の余地は十分ある バランスよく性能を底上げしたい |
||||||||||||||
チップセットはIntel 915G、ソケットはLGA775である。ならば、と最近のCPUが頭をよぎるが、残念ながらマザーボードが対応していないため、アップグレードは不可能だ。したがって、XP前期世代と同様にメモリの増設とグラフィックスの強化が中心になる。対応メモリがPC3200 DDR SDRAMというのがネックだが、PCI Express x16スロットやSerial ATAポートも装備しているので、強化の余地は十分ある。今回はメモリを2GBに、ビデオカードをGeForce GTX 260搭載カードに、そしてHDDを最新の500GBプラッタモデルにチェンジしている。 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
メモリ メモリはPC3200 DDR SDRAMの1GBを2枚で合計2GBにアップグレード。ここまで増やせばスワップは激減する |
||||||||||||||
ビデオカード MSIのN260GTX Twin Frozrで最新のゲームも動作可能なレベルに。Aeroのパフォーマンスも大幅にアップしている |
||||||||||||||
HDD Seagate Barracuda 7200.12をチョイス。ICH6なのでSerial ATA 1.0a接続だが、十分なパフォーマンスは得られる |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
強化例(3) | ||||||||||||||
XP後期世代 | ||||||||||||||
一番“伸びしろ”のあるIntel 965搭載世代 Core 2シリーズ現行モデルを選択肢にできる |
||||||||||||||
XP後期世代まで来ると、そのままでWindows 7を動作させるのに十分なパフォーマンスを持っている。仮にアップグレードを行なう場合でも、Intel 965シリーズを載せたマザーボードなら、現在市場に出回っている多くのCPUやメモリがそのまま利用できるので、非常にお手軽だ。当初の構成はPreslerコアのPentium Dなので、CPU関連のスコアが低めのわりに消費電力が高く、バランスが悪い。そこでCPUをCore 2 Duoして消費電力を削減しつつパワーアップを図ろう。メモリも2GBから4GBへ増設し、どんなアプリでもメモリ不足にならないようにした。 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
CPU 実売2万円前後のCore 2 Duo E8500(3.16GHz)を選択した。クアッドコアを選んでもよいが、放熱対策と消費電力に注意すること |
||||||||||||||
メモリ 1GB×2枚を増設。ブランド品でも実売3,000円程度だ。4スロットをすべて使うことになるので、デュアルチャンネルの相性に注意したい |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください