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第2部 RAMディスク編 導入から使いこなしまで
TEXT:寳諸 宏
話題のRAMディスクを無料で体験する
Gavotte Ramdisk 1.0.4096.4
開発元:gavotte氏、lyh728氏
種別:フリーソフト
ダウンロード先:
http://www.chweng.idv.tw/swintro/ramdisk.php
など
■
OS管理外メモリをRAMディスクに超高速ドライブを体感してみよう
Gavotte Ramdisk(以下Gavotte)は、PCに搭載されているメモリをRAMディスクとして設定できるソフトである。たとえば32bit版のWindows Vistaを使用し、マザーボード上に8GBのメモリが搭載されている場合、OSが管理できるメモリ領域は約3GBだが、残りの5GB弱をRAMディスクとして使用することができる。もちろんOS管理内領域の一部をRAMディスクとして設定することも可能だ。
RAMディスクはHDDなどより高速に読み書きが可能であるため、特定ファイルをRAMディスク内にコピーしたり、各種アプリケーションの一時ファイルをRAMディスク内に設定しておいたりすることで、PCをより快適に操作することができる。
ただし、注意が必要な部分もある。一度シャットダウンしてしまうとRAMディスク内の情報は失われてしまう。また、マザーボードに実装できるメモリ量はマザーボードのチップセットやBIOSによって異なるほか、BIOSが認識できる容量を超えるメモリはGavotteでも扱えない。このほか、同じようなハードウェア構成でも環境によってはOS管理外領域のメモリをRAMディスクに設定できない場合がある。事前に、同じマザーボードやOS環境での動作例をWebでチェックしておくとよいだろう。入手は上記URLのWebサイトの「下載位址(ダウンロードアドレスの意味)」からダウンロードできるため、とりあえず動かしてみるというのもありだろう。
Gavotte Ramdiskの導入方法
「1」ram4g.regの実行
ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに展開し、この中のram4g.regをダブルクリック実行。レジストリへの登録を最初に行なう
「2」ramdisk.exeを「管理者として実行」
ramdisk.exeを選択して右クリックし[管理者として実行]メニューを選択。Vistaではこの方法で起動しないとRAMディスクの作成に失敗する
「3」[Install Ramdisk]を実行
[Install Ramdisk]ボタンを押すと、警告画面の後、設定メニューが選択できる。デフォルト設定(16MB、Fixed Disk)のまま[OK]をクリック
「4」再起動でRAMディスクが完成
再起動すると、RAMディスクドライブが作成されている。成功した場合はOS管理外領域の容量が割り振られており、容量が16MBのままだと失敗しているので、BIOS設定などを見直してみよう
Gavotte Ramdiskのメリット・デメリット
○ OS管理外領域のメモリを活用できる
○ 読み書き速度が超高速である
○ フリーソフトなのでコストがかからない
× バックアップは手動で行なう必要がある
× 環境によってはうまく動作しないこともある
Gavotte Ramdiskの機能説明
(1)Disk Size
RAMディスクサイズのプリセット値が用意されている。ここで指定された値がOS管理外領域のメモリ量より少ない場合は、領域外メモリから自動的に最大量が取得されるので、通常は16MBのままでよい。
(2)Drive Letter
OSから認識されるドライブレターを指定できる。デフォルトでは「R」ドライブが選択されているが、ほかのドライブレターに変更することももちろん可能だ。
(3)Media Type
作成したRAMディスクのタイプを指定する。通常はFixed Media(HDDと同じ扱い)に指定しておく。Removable MediaはUSBメモリ相当で、VistaのReadyBoostにも使用可能。RAM Driveは再フォーマット不可のメディアとなる。
(4)Install Ramdiskなど
起動直後は[Install Ramdisk]ボタンのみが有効となる。[Install Ramdisk]ボタンを選択すると、ほかのRAMディスク関連項目を設定できる。[Remove Ramdisk]は、クリックするだけで設定したRAMディスクをアンインストールする機能。レジストリ設定も削除されるので、再度設定するには、ram4g.regからの実行が必要だ。[Save Image]と[Load Image]ボタンはRAMディスク内のデータをイメージファイル化したり、それを読み出したりする機能。
WebブラウザのキャッシュをRAMディスク内に作成
RAMディスクを作るだけで速くなるというわけではない。速度の向上が手軽に体感できるWebブラウザでの活用方法を説明しよう。
IE7の場合は簡単だ。IEのメニューの[ツール]から[インターネットオプション]を選択し[閲覧の履歴]の[設定]ボタンをクリック。[フォルダの移動]で保存先をRAMディスクに指定する。これでシステムの再起動後に有効になる。
Firefoxは少々やっかい。Firefoxを起動し、アドレス欄に“about:config”と打ち込み“browser.cache.disk.parent_directory”という文字列型の設定名を作成し、値を“R:¥TEMP¥Firefox”などにする。この例ではRAMディスクのTEMP¥Firefoxフォルダ内にキャッシュが作成される。設定はアドレス欄に“about:cache”と打ち込むと有効・無効が確認できる。
IE7ではメニューからキャッシュファイルの保存フォルダを変更することができる。操作も簡単だ
Firefoxはメニューにキャッシュの保存先を指定する項目がないので、Configでエントリーを追加する必要がある
【検証環境】
CPU:AMD Athlon 64 X2 5000+(2.6GHz)
マザーボード:InnoVISION SM2550A(NVIDIA nForce 550)
メモリ:PQI QD2800-2G2(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)、CFD販売 CFD ELIXIR W2U800CQ-2GL5J(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2)
HDD:Western Digital WD Caviar Green WD5000AACS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
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