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DVD-Videoを徹底的に活用する 1/2

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その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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TEXT：編集部　岩崎宰守

PCを液晶テレビにつなぐ

液晶テレビの普及が進む一方、デジタル放送やBlu-ray DiscなどのフルHD動画コンテンツも広まりを見せている。これらをより楽しむために、PCの映像表示環境を改善してみよう。

■	ディスプレイへのHDMI接続

　すでに液晶テレビの普及台数は累計2,500万台以上（2008年10月現在、NHK調べ）。こうした状況もあって、ビデオカードやマザーボードのHDMI出力のサポートが急速に進んでいる。

　これまでPCを液晶テレビに接続した場合には、ドットバイドット表示ができない、画面表示領域がはみ出したまま（オーバースキャン）になる、といった不具合もあった。しかしHDMIの規格の進展により、現行の液晶テレビの多くの製品では、こうしたことが起こりにくくなっていたり、次ページ以降で紹介する手順などを用いることで、対処できるようになっていたりする。

　地上/BS/CSデジタル放送やBlu-ray Discの普及により、動画コンテンツがハイビジョン化されている現在、より高画質で楽しむために、まずはPCの画面表示環境を改善してみよう。

PC向けではおなじみの端子であるDVIは、HDMIと一部互換性があり、コネクタで変換してそのまま使用できる

主なディスプレイ接続コネクタ　●はデジタル、●はアナログ

●HDMI
フルHD解像度の映像と、音声伝送に対応したデジタル出力端子

HDMI規格の変遷

バージョン	登場年月	伝送速度	色深度	色域規格
HDMI 1.0	2002年12月	4.95Gbps	各色8bit	YCrCb
HDMI 1.1	2004年5月	4.95Gbps	各色8bit	YCrCb
HDMI 1.2	2005年8月	4.95Gbps	各色8bit	YCrCb/RGB
HDMI 1.3	2006年7月	10.2Gbps	各色16bit（最大）	YCrCb/RGB/xvYCC

●DVI
デジタル専用のDVI-D、アナログ兼用のDVI-Iがあり、全コネクタピンを使うDualLinkでは出力解像度が増す

●DisplayPort
DVIの後継となる出力インターフェースの規格。HDMI 1.3と同等の伝送速度を持つ。音声の伝送はオプション

●Dsub 15ピン
RGB信号をアナログ伝送する映像端子。主にPC用として用いられている

●D端子
コンポーネント出力を拡張したもので、内部信号はアナログ。Dはデジタルではなくコネクタ形状からの名称

●S-VIDEO
コンポジット映像信号を輝度と色信号に分けて伝送するアナログ規格。Sはセパレートの頭文字

東芝

REGZA 37Z7000

実売価格：170,000円前後

問い合わせ先：0120-1048-86（東芝家電ご相談センター）
URL：http://www.toshiba.co.jp/

PCユーザーとの親和性の高さが魅力
1,920×1,080ドットのフルHD対応37型液晶テレビ。地上/BS/CSデジタルチューナーを搭載しており、本体にNASやUSB HDDなどを接続して録画できる機能を備えているのが最大の特徴。設定の細かさやファイル管理などの点にも、自作PCユーザーとの親和性の高さがかい間見える。また、eSATA端子を装備する下位モデルもラインナップされている

本体背面には各種の映像出力端子に加え、USB 2.0×1とLAN×3の端子を装備



一般的なUSB接続のHDD外付けケースをREGZAに接続し、フォーマットを行なうだけで、市販のHDDにデジタル放送を録画することができる

録画した番組は上のようなメニュ－で各種情報を表示し、ここから直接再生することができる

■	PCから液晶テレビへのHDMI接続を試す

　現在自作PCで代表的な2大GPUメーカーであるATI、NVIDIAに加え、チップセット内蔵グラフィックスで高いシェアを誇るIntel。現時点で自作PCの9割以上をカバーすると思われる3社のグラフィックスドライバとHDMI出力の組み合わせで、東芝 REGZA 37Z7000とアイ・オー・データ機器 LCD-DTV222XBRに接続してみた。

　別のディスプレイ環境でドライバをインストールした後、DVI出力をコネクタでHDMIに変換して接続し、PCを起動すると、いずれも1,920×1,080ドットの解像度を自動で認識できた。また、HDMI出力から直接接続した場合には、とくに設定を行なわなくとも、同時に音声を出力できたことも併記しておこう。

　ただ、対応するHDMIのバージョンが前の少し古いテレビ／ディスプレイなどでは、挙動が異なる場合も大いにあり得るので注意したい。

　動画再生支援機能については、BD/DVD再生ソフト側で設定を行なえば利用できる。各ソフトGPUの対応関係については、ソフトメーカーのWebサイトなどで調べてみて欲しい。

GPU別ドライバ設定