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TEXT:石井英男/芝田隆広/編集部 田本康平/編集部 松本俊哉 | ||||||||||||||||||||||||||
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現行のSSDの大半は2.5インチHDDサイズが採用されている。もちろんマウンタなどを利用することでデスクトップPCのシャドーベイに装着することが可能だが、ノートPCを所有するユーザーなら、そのHDDを換装することでどのくらいパフォーマンスが変わるのか、気になるところではないだろうか。 ここでは例として、LenovoのB5サイズモバイルノートPC「ThinkPad X61」の内蔵HDDをSSDに換装する手順を紹介する。すでに後継機の同X200が発売され、旧世代モデルとなってしまった製品だが、SSDへの換装は型落ちという事実を塗り換えてくれるのではないかというくらいの期待感がある。また、モバイルノートPCの多くはバッテリ駆動時間を重視するため回転数5,400rpmのHDDを内蔵しているが、SSDに換装することでさらなる省電力化も期待できる。 なお、ここでは現行製品の参考値として、5,400rpmのWestern Digital WD Scorpio Blueと、7,200rpmの同WD Scorpio Blackという2台の2.5インチHDDも計測している。 結論から言うと、換装したCore V2はThinkPad X61標準のHDD(Seagate Momentus 5400.3)に対してあらゆる項目で倍以上のスコアを出し、参考として用意した2台のWD Scorpioと比べてもリード性能では圧倒的な大差を付けた。画面で示したCrystalDiskMark 2.2の結果のほかに、Windows Vistaの起動時間も計測してみたが、WD Scorpio Blueが約50秒、WD Scorpio Blackが約47秒、Core V2が約33秒とやはり明らかな違いが出た。容量を重視せず、速度を求めるならSSDへの換装は効果大だ。 |
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テストに使ったHDD Western DigitalのWD Scorpio Blue WD3200BEVT(5,400rpm、実売9,400円前後)とWD Scorpio Black WD3200BEKT(7,200rpm、実売20,000円前後)を使用した |
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ThinkPad X61のHDDを換装する | ||||||||||||||||||||||||||
(1)バッテリを外してHDDを抜き取る 誤作動を避けるため、念のためバッテリを外してから作業を始める。底面のネジを外し、フタを取るとHDDを引き出すためのベロが露出するので、水平に引っ張る |
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(2)マウンタからHDDを外す HDDは簡単なマウンタに装着されている。両サイドの防振ゴムを外すとネジが現われるので、精密ドライバーで分解する。すべて外すと写真のようになる |
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(3)逆の手順でSSDを取り付ける まったく逆の手順でSSDを装着する。ネジ止めし、ゴムを付けたらThinkPadのHDDスロットに挿し込む。無事起動したらOSをインストールする |
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Intel Matrix Storage ManagerはICH10Rなど、IntelのRAID機能付きSouth Bridge搭載PC向けに提供されているRAIDボリューム管理ソフトだ。本来は、一つのRAIDアレイ上に異なる種類のRAIDボリュームを作成可能にするなど、RAIDをより使いやすくするためのものだが、実はこのソフト、Windows Vista標準のAHCIドライバとはまた別のIntel製AHCIドライバが含まれており、AHCI環境に導入すると、HDDのパフォーマンスが向上するという隠れた効果があるのだ。 百聞は一見にしかずということで下のベンチマークグラフを見てほしいが、既存の環境に同ソフトをインストールしただけで、最大20%近くの性能向上を確認できた。簡単にこれだけ性能が向上できるメリットは大きい。ただ、あらかじめAHCI環境になっていなければインストールできない点には注意。 |
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(1)IntelのWebサイトからダウンロード Intel Matrix Storage Managerはこちらからダウンロードできる |
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(2)インストールは簡単 インストール自体はインストーラを実行して次々とボタンを押していくだけ。悩むところは何もない |
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(3)再起動して完了 インストールが終わったら指示どおりに再起動してHDDベンチマークで性能を確認してみよう |
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最近、ミドルレンジ以上のマザーボードに必ずと言ってよいほど搭載されているのが、外付けドライブ向けのインターフェースである「eSATA」端子だ。今まで外付けドライブと言えば、USB 2.0やIEEE1394での接続しかなく、転送速度に不満が出ることが多かった。しかし、eSATAは基本的にPC内部のSerial ATAと同じ仕様で、内蔵ドライブと変わらない速度でファイルのやり取りが可能だ。光学メディアの容量がHDDに追い付けなくなっている昨今、外付けHDDをバックアップ用として使っているユーザーも多いだろうが、eSATA対応の外付けドライブを使うことでその使い勝手は格段に向上する。 eSATA対応外付けケースも、通常の1台用のものから、複数台のHDDを内蔵できるもの、またはHDDを裸のままマウントすることで簡単に接続/取り外しできるようにしたアダプタタイプのものまで、さまざまな製品が販売されている。 |
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標準搭載が進むマザーボード eSATA端子はここ一年で比較的安価なマザーボードにも搭載されるようになってきた。導入の敷居は格段に下がったと言えるだろう |
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フロントインターフェースにも マザーボードだけでなく、PCケースのフロントインターフェースにeSATA端子を搭載するモデルも急増中。取り外しを行ないやすいのは便利 |
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HDD交換で楽々バックアップ ケースに収納せずにそのまま接続できる製品は、カセットテープやCD感覚で次々にHDDを換えることができ、非常に便利だ |
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センチュリー | ||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:03-5818-7045 URL:http://www.century.co.jp/ |
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2台までのHDDを裸のまま同時に接続可能なeSATA外付けアダプタ。トースターのように垂直に挿し込んで使用する形態で、2.5インチHDDも使用可能 | ||||||||||||||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
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