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22~24型ワイド液晶ディスプレイ購入の決め手をカンペキ伝授
TEXT:多和田新也
液晶ディスプレイを取り巻く
トレンドに注目!
image本特集では、低価格製品を中心に22~24型ワイド液晶ディスプレイを比較していく。まず現在の液晶ディスプレイ製品のトレンドを押さえていこう。
フルHD対応液晶の低価格化が顕著に
 近年のPC用液晶ディスプレイは、画面端にミニアプリを常駐させるサイドバー機能を備えたWindows Vistaの登場で、ワイド化の流れが加速する一方だ。ここ2年ほどで低価格化が進んだ19~22型クラスは底打ち感すら漂い始め、代わってここ1年での低価格化が顕著なのが24型ワイド液晶と言える。2007年末から10万円を切る製品が目立ち始めており、現在は実売で4万円を切る製品も存在している。

 24型ワイド液晶の低価格化は、より高い解像度を求めるユーザーにとって注目すべき傾向だ。1,680×1,050ドットが主流の22型ワイドから、24型ワイドでは1,920×1,200ドットへ高まる。HD解像度の動画コンテンツの普及により解像度に対する要求は高まるばかりである。いわゆるフルHDと呼ばれる1125p(1,920×1,080ドット)をドットバイドットで表示できるのは大きなポイントだ。

 2008年初めのいわゆるワーナー・ショックに端を発し、次世代光学メディアは事実上Blu-ray Discに一本化された。PC用BDドライブも低価格化が始まっており、導入を検討するユーザーが増える可能性は高い。

 また、4月には社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)より新たなガイドラインが示され、PC向け地デジチューナーカードの単体販売も解禁されることとなった。HDコンテンツをPCで楽しむ環境が整いつつあることで、24型ワイド以上の液晶ディスプレイは、さらに存在価値を増していくだろう。

 また、高画質なデジタル一眼レフの普及に、液晶ディスプレイ自体の進化も相まって、表示可能な色域の広がりも昨今の液晶ディスプレイでは欠かせないキーワードとなっている。これまで一般的だったsRGBを超える色域を表現できる液晶ディスプレイが増え、AV機能を意識した製品では、NTSC比で90%を超える色域に対応した製品も数多い。
トレンド1
ワイド液晶の浸透
imageWindows Vistaの登場も起爆剤になった高解像度ワイド液晶への要求。WUXGA対応製品の低価格化で、より高い解像度を安価に入手できるようになった。
トレンド2
低価格でも広色域
imagePCではsRGBが一般的だった色域も、AdobeRGBやNTSC比100%をカバーする液晶もめずらしくなくなった。より豊かな色を持って表示されるようになる。
トレンド3
新映像出力端子が登場
image民生機での採用例が多いHDMI端子を搭載する製品も増えた。また、次世代規格として期待されるDisplayPort採用製品も登場し始めている。
トレンド4
AV機能の充実
imageAV機器やゲーム機との接続もめずらしくない。インターフェースやアスペクト比固定などの表示機能がいかに充実しているかも製品選択のポイントだ。
トレンド5
自作PCで地デジ録画が実現
imagePC向け地デジチューナーカードの単体発売が解禁に。自作PCにおいても地デジを視聴できるようになり、HD対応ディスプレイへのニーズが高まる。
トレンド6
Blu-ray Disc陣営の勝利
image次世代メディアの規格がBlu-ray Discに一本化。PC向けBDドライブも低価格化が進んでおり、PCでBDコンテンツを楽しむ人は今後増えるはずだ。
インターフェースや画質・機能のトレンド
 現在販売されている高解像度液晶ディスプレイの多くは、HDCPに対応したDVI端子を備えているが、こうしたHD動画コンテンツを視聴する上で、PC側での対応も重要なポイントだ。HDコンテンツをデジタル接続で表示するには、著作権保護技術の実装が不可欠で、HDMIはもちろん、DVIもHDCPへの対応が必須要件になっている。

 PC用インターフェースという観点では、次世代規格と目されているDisplayPortに対応した製品も登場し始めた。DisplayPortを搭載したビデオカードも数製品ながら登場しており、フルHDを超える超高解像度液晶を使う際には、とくに気にかけておきたい。

 このほか、24型ワイドでフルHD対応という製品が32型ワイド以上が中心の家庭用テレビには見あたらないことから民生機やゲーム機での利用を視野に入れる人が増えた。そのため、HDMIやコンポーネント入力などのインターフェースを備える製品も人気になっている。これに関連して、アスペクト比固定表示やドットバイドット表示など、表示方式に関する機能も重視されるようになった。

 PCでの利用にとどまらず、広く利用されるようになったPC用ディスプレイ。製品自体の能力・機能においても、そうした利用に適応できるものが望まれているのが現在の液晶ディスプレイにおける大きな潮流なのである。
imageDellのDisplayPort搭載24型ワイド液晶ディスプレイ「2408WFP」
ここがポイント!
高解像度液晶でのGPU選び
image低価格化で増えているデュアルディスプレイや高解像度液晶の環境で、決して無視できないビデオカード選択のポイントをまとめてみよう
 高解像度液晶の環境では、まずビデオメモリの容量に留意したいところだ。下の表はMicrosoftによるWindows Aero利用時に推奨されるビデオメモリの容量であるが、WUXGA(1,920×1,200ドット)以上の解像度では256MBが推奨されている。しかし、これはシングルディスプレイでの利用を想定したもの。高解像度液晶を複数台利用するような場合、さらに余裕を持っておかないと、ウィンドウを数多く開いたときに処理速度の低下が懸念される。

 もちろん、WUXGA液晶で3Dゲームを楽しむのなら、ビデオメモリの容量だけでなく、GPUにも相応の能力が求められる。一般にハイエンドGPUは、高解像度においてもパフォーマンスが低下しにくいよう設計されており、512MB前後のメモリの搭載も当たり前になっているので、前述の要求を満たすことにもつながる。

 HDコンテンツの視聴では、動画再生支援機能を持つビデオカードが有利だ。AMDのUVD(Universal Video Decoder)、NVIDIAの第2世代PureVideo HDといった機能を備えるビデオカードをぜひ利用したい。とくにデコード負荷の高いH.264コーデックを利用したBDコンテンツの再生で、威力を発揮してくれる。

 WUXGAを超える2,560×1,600ドットなどの超高解像度液晶を狙っているのであればDual-Link DVIへの対応もチェックしておくべき。Radeon HD 2000以降、GeForce 8以降のGPUを搭載する製品では、2系統のDVIを持つ場合、いずれの端子もDual-Linkに対応している。ただし、HDCP信号を含む場合、Dual-Link出力が可能なのはG92コア以降のGeForce 8/9シリーズと、Radeon HD 3000シリーズに限られる。こうした超高解像度液晶も、将来的には価格低下が予想される。もし高解像度液晶に合わせてビデオカードを購入するのであれば、その先を見据えてもよいだろう。
Windows Aero利用時の推奨ビデオメモリ
解像度 ビデオメモリ
1,280×1,024ドット未満 64MB
1,280×1,024ドット以上~1,920×1,200ドット未満 128MB
1,920×1,200ドット以上 256MB
imageRadeon 3850(左)やGeForce 9600 GT(右)などを用いれば、十二分に要件を満たしてくれる
image
Dual-Linkを利用する場合,ケーブルも対応したものである必要があるので気を付けたい
 
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