その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | |||||||||||||||||||
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BIOSとは、Basic Input/Output Systemの略でバイオスと読む。その名のとおり、PCのごく基本的な入出力手段を提供するプログラムで、マザーボード上のフラッシュメモリに書き込まれている。そして、PCの電源が投入された直後にロードされて実行され、PCを構成しているハードウェアを初期化し、起動ドライブを検索し、起動ドライブからOSの起動を行なう。 BIOSの内部には、専用の設定プログラムが用意されており、BIOSがハードウェアを初期化する際に参照する情報をユーザーが指定することができる。この作業がBIOS設定だ。完成品のメーカー製PCではPC構成に合わせて設定済みで、基本的にユーザーが設定を変える必要はない。しかし、自分でパーツ構成を決めて組み立てた自作PCの場合は、組み立て作業の最終段階で、自分でこの設定を行なう必要がある。 |
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BIOS設定で行なう主な内容は別掲したとおり。まず、CPUやメモリなど主要パーツのクロックや駆動電圧設定といった内容は、昔ながらの基本的な部分。対応しているパーツ同士を組み合わせていれば、BIOSと各種パーツ双方が自動設定に関する情報を持っているはずなので、定格で利用する場合はデフォルト設定をロードしてやればそれでOKだ。また、起動デバイスの優先順位指定、RAIDやIEEE1394、ギガビットLANなど追加オンボードデバイスの利用指定なども基本だろう。複数のHDDを搭載している場合にどのHDDから起動させるかなどの指定は昔に比べて分かりやすくなっている。なお、より基本的な項目としては日付や時間の指定などもある。これはOS上で変更してもBIOSにフィードバックされるのでどちらで変更しても構わないが、まれに日付が過去になっているとインストールできないOSやアプリケーションもあるので、BIOSで正しい値を指定しておいたほうが無難だ。 | |||||||||||||||||||
PC起動時の見慣れた画面もBIOSによって表示されている。このあと、BIOSによってOSが起動され、システムの制御はそちらに移される | |||||||||||||||||||
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最近追加されたBIOS機能には、CPUの省電力設定、オーバークロック、ファンコントロール設定、Serial ATAのモード設定などがある。とくにIntelのCPUは機能が多く、負荷に応じてクロックと電圧を上下させる「EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)」のほかにも、アイドル時にクロックと電圧を下げる「C1E」、高温時にクロックと電圧を自動的に下げる「TM2(Thermal Monitor 2)」などがあり、デフォルトではこれらは有効になっていたり無効になっていたりと、製品によって差がある。 オーバークロック機能と言えば、かつてはCPU/メモリなどに関する細かい設定を多く用意するものを指していたが、近年ではそれだけでなく、各マザーボードメーカー独自のオーバークロック機能として、自動オーバークロック機能も搭載されるようになっている。また、最近ではXMP(eXtend Memory Profile)、EPP(Enhaced Performance Profile)といったオーバークロックメモリ規格が登場してきているが、これらの設定を有効にする場合もまた、BIOSでの設定が必要である。 このように、多機能化した各種パーツの特徴的な部分を活かすためには、BIOSで正しい設定を行なうことが不可欠になっている。省電力や静音、あるいは高性能といった各種パーツの特徴を活かすも埋もれさせるのもBIOS設定しだい、それだけ重要な作業だと言える。しかし、BIOSには多彩な項目があり、メニューもほとんどは英語だ(日本語バージョンがあっても日本語訳に難があり、分かりにくいことも多い)。また、システムの重要な部分をになっているという性質上、誤ったBIOS設定をしてしまうとシステムが起動しなくなってしまうなどのリスクも伴う。どう設定してよいか分からない、設定を変更するのが怖いという方もいるだろう。 そんな方のために企画したのが本特集である。BIOS設定の初歩の初歩から、設定の仕方、設定例を具体例を使ってていねいに解説してゆく。よほどムチャなことをしない限り失敗しても復旧方法が用意されているし、ポイントさえ押さえておけば全項目の内容を理解する必要もなく、そう難しくない作業だ。これまでBIOS設定をあまりしたことがないという方も、ぜひ参考にしてみてほしい。 |
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