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マザーボードBIOS設定を極める
設定のキモが分かるBIOSの重要ポイントを徹底解説!! Intel編
TEXT:宮崎真一
Advancedメニュー
オーバークロッカー御用達のサブメニュー
image
CPUやチップセット関係の設定が多く集められているのが、このAdvancedメニュー。FSBクロックや各種電圧設定が行なえるJumperFree Configurationは、オーバークロックを行なうユーザーにとってはもはやおなじみとも言えるサブメニューである。ちなみにJumperFree ConfigurationはASUSTeKの独自のメニューで、ほかのマザーボードメーカーでは表記などが異なる。また、USBやRAID、それにサウンド機能などの設定もこのメニュ-から行なうことが可能だ。
(1)JumperFree Configuration
image
主にクロックや電圧などの設定が集約されたサブメニュー。FSBクロックやメモリクロック、それにCPUコア電圧などを設定可能。ASUSTeK独自の自動オーバークロック機能であるAi Overclock Tunerも本メニューから利用できる。なお、FSBクロックの設定は、このAi Overclock Tunerの設定をManualに変更することで表われる。また、同様にメモリタイミングの設定を行なうDRAM Timing ControlをManualにすることで、メモリレイテンシの設定のCAS# Latencyなどの項目が表示されるようになる
(a) Ai Overclock Tuner
image初期設定は「Auto」で、これはBIOSがCPU負荷に合わせて自動でオーバークロックを行なうというもの。「Manual」は手動でクロック調整を行なうためのもので上級者向けのカスタマイズができる。「Standard」は規定クロックで動作させる設定だ
image
Ai Overclock TunerをそれぞれAuto、Manual、Standardに設定し、PCMark05 Build 120を実行したときのスコア。自動オーバークロックが有効になるAuto設定でもっとも高い値となったが、その効果は1%ほどとあまり大きなものではなかった
そのほかの項目
(b)CPU Ratio Setting
CPUの動作倍率の設定項目。Core 2 Duo E6600の場合、6~9倍に設定可能
(c)FSB Strap to North Bridge
CPUのFSBクロックの設定。400MHzに設定すると4倍の1,600MHzでの動作に
(d)DRAM Frequency
メモリクロックの設定。P5K PROの場合、533~1,066MHzに変更可能だった
(d)DRAM Command Rate
メモリコントローラがモジュールに対して発行するコマンドの遅延量の設定
(f)DRAM Timing Control
CAS Latencyなどメモリタイミングを設定するならManualに変更する
(g)DRAM Static Read Control
SRAMのようにデータの高速読み出しを可能にする設定
(h)Transaction Booster
メモリのアクセスタイミングを最適化させ、性能を向上させる機能
(i)CPU Voltage
CPUコア電圧の設定項目
(j)CPU PLL Voltage
システムバスクロックを生成するPLL ICへの供給電圧の設定
(k)FSB Termination Voltage
FSBの終端電圧の設定
(l)DRAM Voltage
メモリへの供給電圧の設定
(m)NB Voltage
MCHへの供給電圧の設定
(n)SB Voltage
ICHへの供給電圧の設定
(o)Clock Over-Charging Voltage
オーバークロックを行なう際に瞬間的に電圧を上乗せする設定
(p)CPU Spread Spectrum
スペクトラム拡散を用いて電磁波障害を低減させる設定
(3)CPU Configuration
imageCPU関係の設定の中でも、クロックや電圧以外の機能に関したものが集約されたサブメニュー。画面上半分にはCPUの種別や、FSBクロックおよび動作クロック、それに2次キャッシュ容量などの情報が表示されている。省電力機能である拡張版Intel SpeedStepテクノロジ(以下EIST)の設定も本メニューに用意されている
(e)Execute Disable Bit
image一般にXDbitと呼ばれるExecute Disable Bit機能を設定する項目。このXDbitは、メモリの保護機能の一つで、Windowsに搭載されたDEP機能と連係し、バッファオーバーランなどを悪用するウイルスなどが、データ領域からプログラムを実行するのを防止する。XDbitはWindows Vistaであれば標準で利用できるが、XPの場合はService Pack 2以降が必要となる。VistaではXDbitを有効にするとパフォーマンスオプションから、DEP機能の設定が可能となる
(g) Intel(R) SpeedStep(TM) Tech.
imageEISTの有効/無効の切り換えを行なう設定。EISTは、アイドル時において動作倍率を最低6倍に下げることで低消費電力を実現する機能。たとえばCPUにベースクロックが266MHzのCore 2 Duo E6600を用いた場合、EISTが有効になると低負荷状態では、動作クロックは266MHz×6の1.6GHzとなる(本来は2.4GHz動作)。なお、EISTではCPUコア電圧も低くなるほか、負荷がある程度かかっている場合は、中間クロックで動作する仕組になっている
image
EISTを無効と有効にそれぞれ設定した場合のPCMark05 Build 120の結果を比べたもの。EISTを有効にしても負荷がかかれば最大クロックで動作するため、設定いかんにかかわらず、スコアはほぼ同じ結果となっている
image
OS起動後30分間何もせず放置したアイドル時と、午後べんちを30分間かけた高負荷時におけるシステム全体の消費電力をワットチェッカーで比較。Core 2 Duo E6600はEISTが有効になっても下がり幅が小さいためか、あまり大きな違いは見られなかったが、省電力効果が確認できる
そのほかの項目
(a)CPU Ratio Setting
CPUの動作倍率の設定。前述のJumperFree Configurationにあるものと同じ
(b)C1E Support
アイドル時に動作クロックと電圧を下げる機能であるC1Eの設定。通常は「Enabled」で使う
(c)CPU TM Function
CPUを熱から保護するため、高温になった場合、CPUの機能を一部制限する機能。通常は「Enabled」で使う
(d)Vanderpool Technoogy
CPUに用意された仮想化機能(VT)の有効/無効を切り換える設定。通常は「Enabled」で使う
(e)Max CPUID Value Limit
Windows NT 4.0などの古いOSでCPU種別の判別に使われるIDに制限をかける設定。VistaやXP環境では、「Disabled」に設定する
Vistaの電源設定も
確認しよう
imageEISTを利用するにはWindows Vistaの電源オプションにも気を配りたい。「バランス」設定ではEISTが利用されるが、高パフォーマンスに設定するとBIOSでEISTが有効になっていても常に最大クロックで動作する。また、省電力に設定した場合は、負荷がかかっても動作クロックが上がらず、パフォーマンスも常に低い状態になってしまう。そのため、通常は標準設定のバランスに設定しておけば低消費電力とパフォーマンスの両立が可能になる。
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