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Vista SP1 全貌公開!
Vista SP1が快適動作するハードウェア
TEXT:芝田隆広
マザーボード
imagePoint!
1. 内蔵グラフィックス機能に注目
2. AHCIも積極的に使おう

DirectX 9対応のグラフィックス機能であるGMA3100を内蔵したIntel G33チップセット搭載マザーボード、GIGABYTE GA-G33-DS2R
 マザーボードについては、2、3世代前の製品であっても、Vistaが問題なく使えることが多い。また、安価にすませたいなら、とくにVistaでは、オンボードグラフィックス機能の性能はきちんとチェックしておきたい項目だ。DirectX 9に対応していれば(Intelであれば945G以降のチップセット)Aeroもそこそこ実用的に動作する。

 また、基本的なことだが、マザーボードを選ぶ場合は、メモリスロットの数と最大容量、Serial ATAのポート数とAHCIサポートの有無、オンボードデバイスの構成といったことも、チェックしておきたい項目と言える。
チップセット内蔵グラフィックス機能のエクスペリエンスインデックス
  グラフィックス ゲーム用グラフィックス
NVIDIA GeForce 7050 PV 3.5 3.0
AMD 690G 3.6 3.1
Intel G33 4.1 3.5
Intel G31 4.1 3.5
Intel 945GC 3.3 3.3
SB600でのAHCI動作
Vistaでは標準でAHCIモードでの動作をサポートしているが、AMDチップセットのSouth BridgeであるSB600でAHCIモードを用いた場合、OSインストール完了まで数時間かかり、事実上利用できない状況だった。この問題の修正プログラムは配布されていたが、Webサイトからは入手できず、Microsoftにメールで問い合わせて送付してもらう必要があった。SP1ではこの不具合が解消されている。これからOSを購入する場合はSP1を統合したメディアの登場を待ちたい。
imageVista SP1では、SB600をAHCIモードで動作させたときのインストール時の不具合が解消されている
HDD
 HDDはUltra ATAからSerial ATAに主流が移っている。転送速度やコストパフォーマンスの面から見ても、Serial ATAの製品を選んでおいたほうがよい。Ultra ATA HDDが値上がりを始めているので、なおさらだろう。

 マザーボードの項目で述べたとおり、VistaではSerial ATAのネイティブインターフェースであるAHCIをサポートしている。しかし、現行のHDDであればすべて対応しているので、安心して利用できるはずだ。しかし、マザーボードのチップセットのAHCIサポートはまちまちなので、先に確認しておく必要がある。

 また、今後は、動画を中心としたマルチメディアコンテンツがさらに普及していくことが考えられるため、できるだけ大容量のHDDを選んでおくのがよいだろう。
image3.5インチHDDの容量は1TBに到達したが、複数のHDDを搭載できない小型ケースなどでなければGB単価の安い容量500GB前後の製品がお買い得
光学ドライブ
 光学ドライブは、VistaのインストールメディアであるDVDを読めることが最低条件となるが、古いパーツを使い回すのでなければ、CD-ROMしか読めないドライブを入手するほうが難しいはずだ。

 接続インターフェースについては、ようやくSerial ATAの製品が主流となりつつある。ただし、Serial ATAポートがHDDなどで埋まっている場合は、あえてUltra ATAの製品を選ぶという手もある。

 また、Vista SP1では、Blu-ray DiscやHD DVD対応の次世代ドライブを接続した際のアイコン表示が変更され、一目でDVDドライブと見分けられるようになっている。これらのドライブで映像ソフトを楽しみたいなら、ドライブに加え、ディスプレイやビデオカードのHDCP対応にも気を配っておこう。
imageBlu-ray Discの読み込み/書き込みとHD DVDの読み込みに対応した次世代マルチドライブも登場。もちろんDVDの読み込み、書き込みも行なえる
サウンドデバイス
 ここ数年ですっかりマザーボードに標準搭載されるのが当たり前になったサウンドデバイス。音質にさほどこだわらないようであれば、オンボードのもので事足りる。とくにHD Audio対応のものでは、Vistaがスリープから復帰した後に音が出なくなる不具合があったが、SP1ではこれが改善されている。

 Vistaでは、HD Audioの機能であるマルチプラグ機能もOSレベルでサポートされており、便利に利用できる。単体のサウンドカードを使いたい場合は、ドライバの対応状況は要チェックだ。32bit版のVistaについては、ほとんどのメーカーで対応ドライバを配布しているが、64bit版のVistaの場合にはメーカーごとに対応が異なる。メーカーによってはドライバが準備できていない、あるいはβ版といった場合もあるので要注意。
imageマザーボードに標準搭載されるのが当たり前になったサウンド機能だが、高音質を求めるならば別途追加したいところだ
テレビキャプチャカード
 キャプチャカードについては、Vistaへの対応がやや遅れているジャンル。とはいえ最近では、アイ・オー・データ機器やエスケイネット、Leadtekなどから、Vistaに正式対応した製品が発売されている。過去の製品の場合は、ドライバの開発予定がないものもある。たとえば、かつての人気カードメーカーであるカノープス製品などは、Vista版ドライバが提供されていないので注意したい。Vistaでテレビキャプチャを行ないたいときは、使いたいカードのVista対応状況をきちんと確認しておこう。

 一方、この1年で急速に市場に浸透したワンセグチューナーについては新しい製品が多く、当然Vistaでも問題なく動作する。ただし64bit版Vistaを使う場合は、対応製品が1種類(バッファロー DH-KONE/U2)しかないため注意が必要だ。もっとも、現時点では地上アナログ、ワンセグ放送しか試聴できないので、地上デジタルチューナーの対応を待つのも一つの手だ。
image地上アナログ放送は2011年の停波が予定されている。これがテレビキャプチャカードに手を出しにくい理由の一つとなっている
USBストレージ
 iPodをUSB接続してデータを転送してから、「安全な取り外し」をせずにいきなり引き抜くと、データの破壊などの不具合が引き起こされることがあった。iPodに限らずUSBのストレージデバイス全般で、こうした手順を踏んだほうがよいのだが、つい忘れがちな点でもある。

 SP1では、この問題が解消されている。また、一部のUSBメモリや外付けHDDなどでは、スリープから復帰した後に、ドライブを認識しなくなることがあったが、SP1ではこれに対する修正プログラムも統合されている。さらに、USBメモリをNTFSフォーマットで利用する際の不具合も修正されている。また、4GB以上の領域を利用できる新しいフォーマット「exFAT」も新たにサポートしている。
imageVista SP1には、iPodやUSBメモリなどのリムーバブルストレージに関連する修正プログラムが含まれている
無線LANアダプタ
 Vista SP1では、2009年7月へ向けて標準仕様を策定中の無線LAN規格IEEE802.11nのドラフト2.0仕様に標準で対応している。すでに多くの製品が発売済みなので、対応するクライアントとアクセスポイントの組み合わせであれば、理論値で300Mbpsの高速なワイヤレス接続が可能だ。

 このほか、 ネットワーク関連という意味では、主に法人向けの機能となるNAP(ネットワークアクセス保護)への対応も上げられる。

 なお、64bit Vistaを利用する場合、デスクトップ用の無線LANクライアントは意外に対応ドライバが用意されていない製品が多い。ノート用はほぼ問題ないのだが、製品選びの際には留意しておきたい。
imageデスクトップ用、ノート内蔵ともにIEEE802.11nドラフト2.0製品はすでに数多く市販されている
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