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Vista時代の最新ビデオカード総まくり
TEXT:橋本新義、長畑利博(騒音検証部)
パワレポオススメのビデオカードはこれだ
 ここまでの評価に加えて、製品ごとの機能を評価し、28枚すべての製品から、お勧めの3枚を選定した。

 Gold Recommendは、ハイエンドクラスより、XFXの「PV-T80G-GHF9」とした。搭載GPUであるGeForce 8800 GTS 320MB版は現在ヘビーゲーマー人気No.1となっている製品だが、それを裏付けるように、この製品はハイエンドクラスならではの性能と静音性、そしてコストパフォーマンスのバランスが秀逸(欠点は消費電力か)。性能重視のユーザーにとっては頭一つ抜けた存在となっている。

 Silver Recommendは、ミドルレンジクラス代表としてASUSTeKの「EN8600GTS SILENT/HTDP/256M」を、ローエンドクラス代表としてGIGABYTEの「GV-RX24T256HP」を選んだ。前者は冷却に関する扱いが若干難しいものの、GeForce 8600 GTSの性能をファンレスで楽しめ、さらにコストパフォーマンスも比較的良好な点が好印象。後者はローエンドクラスを超える性能とコストパフォーマンス、低発熱ファンレスカードならではの扱いやすさを兼ね備える。さらに強力な動画再生支援機能も備えており、ゲームをあまりプレイしないユーザーにとっても非常に優れたバランスを評価した。
XFX
PV-T80G-GHF9
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ASUSTeK
EN8600GTS SILENT/HTDP/256M
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GIGABYTE
GV-RX24T256HP
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実は重要な「ビデオカードとCPUのバランス」
 前ページまでの性能比較では、高性能なシステムで性能評価を試みた。これは実は、高速なビデオカードの性能を活かすには、CPUにもそれなりの性能が必要であるという常識があるためだ。

 ここでは、それを検証すべく、最新の重量級ゲームである「ロスト プラネット  エクストリーム コンディション」の体験版を使い、CPUとビデオカードを2種類ずつ交換し、速度を測定した。

 結果はご覧のとおり。現在最高速のGeForce 8800 Ultraを使っても、CPU性能が低ければ高性能CPU+ミドルレンジカード以下の性能になってしまうことが見て取れるだろう。

 3Dゲームなどではビデオカードが強力であっても、CPUがそれに見合った性能を発揮できるものでなければ、足を引っ張られてしまう。程度の差はあるが、逆もしかりだ。一点豪華主義ではなく、バランスのよいシステムを構築することが重要なのだ。
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【検証環境】
マザーボード:MSI P35 Neo-F(Intel P35+ICH9)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
HDD:日立GST T7K160 HDS721680PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)
OS:Windows Vista Ultimate
オーバークロックでさらなる性能向上を目指す
 あまりポピュラーではないが、CPUなどと同じく、ビデオカードもオーバークロックすることが可能だ。追加投資なしで性能を向上させることができるため、比較的手軽なアップグレードと言える。

 ビデオカードのオーバークロックは、GPUメーカーが提供しているツールを利用する方法が一般的で、もっとも簡単な手段となっている。ATI製GPUを載せたビデオカードであれば、ビデオカード用ドライバに含まれる設定ツール「Catalyst Control Center」から設定が行なえる。一方、NVIDIA製GPUを搭載したビデオカードは、同社が提供するチューンナップツール「nTune」にビデオカードのオーバークロック機能が含まれる。

 いずれのツールも、GPUコアとビデオメモリの動作クロックを非同期に設定することが可能なので、両方のオーバークロック耐性に合わせた自由度の高い設定が行なえる。また、設定したクロック値は、ツールによる動作テスト後に適用されることになるので、耐性を見きわめやすいという利便性もある。

 ただし、GPUやビデオメモリへの供給電圧を変えることはできないので、オーバークロック動作の限界に挑戦するといったたぐいのツールではない。また、ツールによる動作テストを通ったとしても、長時間定格外の高クロックで動作させることによる熱暴走や、電圧不足による動作の不安定を招く可能性もある。とくに発熱の問題はビデオカード用のクーラーの選択肢が増えているとはいえ、CPUクーラーほど手軽に交換できるものではないので、気を配っておく必要があるだろう。もちろん、メーカー提供ツールとはいえ、オーバークロック動作時の保証は行なわれないので、あくまでユーザーの自己責任での作業になることは忘れないでほしい。 (多和田新也)
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【検証環境】
CPU:Athlon 64 X2 6000+(3GHz)
マザーボード:ASUSTeK M2N32-SLI Deluxe(nForce 590 SLI)
メモリ:ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 1GB×2
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
OS:Windows Vista Ultimate
NVIDIA製GPUの場合
imageNVIDIAのWebサイトからnTuneをダウンロード。Graphics Driverの項ではなく、Platform/nForce Driverの項に用意されている点に注意
imageパフォーマンス欄がGPUなどのオーバークロックを行なうための設定欄となるが、ここへアクセスするためには自己責任である旨の合意書に同意する必要がある
imageその後、「GPU設定の調整」欄からオーバークロックを行なえる。スライダーを動かして任意のクロックを指定し、適用ボタンを押すと動作テストが実施される
ATI製GPUの場合
imageAMDのビデオカードドライバの設定ツールであるCatalyst Control Centerには二通りの画面が用意されているので、オーバークロックに関する設定はツールの全項目を表示する[詳細]モードに決定しておく必要がある
imageオーバークロック機能は「ATI Overdrive」と名付けられている。デフォルトでは画面上部の南京錠が閉じられており、ここをクリックすると錠が解かれたアイコンに変化してクロックを調整できるようになる
さらに上を目指す人に
imageビデオカードに関して、メーカー製ツールによるオーバークロック以上のチューンナップを行なう定番のツールが「RivaTuner」だ。ツール名が示すとおり、もともとはNVIDIA系ビデオカードのチューンナップツールとして登場したものだが、現在ではATI系ビデオカードのサポートも行なわれている。このツールの特徴は、ドライバレベルでのオーバークロックや温度監視、ファンコントロールに加えて、GPUのレジスタへアクセスして、その内容を変更することができる点だ。ピクセルパイプライン数の変更も可能など、使いこなすことでオーバークロック以上の過激なチューニングが可能になる。
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