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Vista時代の最新ビデオカード総まくり
ベンチマーク結果を検証する
TEXT:橋本新義、長畑利博(騒音検証部)
騒音
 今回紹介しているビデオカードではファンレス設計を採用したものが多い。単に静音性を比較するのであれば、こうしたファンレス製品の中から性能・コスト・用途などを総合的に考えればよいと言える。オンボードビデオよりも性能が大幅に高く、価格が安めで動画再生支援機能も充実した「GV-RX24T256HP」や性能と価格のバランスのよい「iChiLL 8500GT DDR3 Accelero S2M」、ハイスペックな「EN8600GTS SILENT/HTDP/256M」辺りが優秀だろう。

 このほかのファン付きモデルの製品について見てみると、ビデオカードはGPUメーカーの提示するリファレンス設計が非常に重視される傾向にあり、新型GPUの発表に合わせて発売される製品では付属ファンもリファレンス設計に準じているものが多く、騒音レベルもGPUの世代に応じて差が出るという結果が出ている。

 分かりやすいのがNVIDIAの1世代前のハイエンドモデルであるGeForce 7900 GSを搭載した「GF7900GS-E256HW」と最新GPUであるGeForce 8800 Ultraを搭載した「WinFast PX8800 Ultra」だ。性能・発熱量・消費電力ともにGeForce 8800 Ultraのほうが上回っているにもかかわらず、ノイズレベルについては「GF7900GS-E256HW」が高負荷時に52.6dB、「WinFast PX8800 Ultra」が43.3dBと約10dBもの差が出ている。全体的にGeForce 8800系のリファレンスクーラーは静音性に優れる傾向が見られる。なかでも「GV-NX88X768H-RH」は静音性が高くオススメだ。

 ATI系GPUを搭載したハイエンドモデルではファン付きの製品は騒音レベルが高い製品が多かった。とくにファンの口径が小さめの製品が多く、負荷をかけると風切り音が目立つ傾向にあるのが残念だ。
image
総評
 ここまで、各製品を数項目で比較してみたが、今回目立ったのは、ローエンドからミドルレンジクラスの製品市場の活性化により、全体としてのお買い得度が増している点だ。要因としては、3DMark06評で紹介したATIの復調と、ここ1カ月で目立ってきたNVIDIA製GPU搭載カードの実売価格低下(とくにミドルレンジで大きい)が中心として挙げられる。

 さらにミドルレンジクラスでは、コストパフォーマンス向上以外にも、HDMI出力端子の本格的な普及やファンレスカード製品の増加などにより、製品選びの楽しさも増した。ミドルレンジは自作PCにおいてもっとも人気のある価格帯なので、ここが活況を呈すと買う側と売る側両方の活性化を促す効果が大きい。非常に歓迎したい動きである(筆者個人としては、こうした動きが、ここ1年ほど性能向上が停滞しているローエンドにも波及することを期待するが……)。

 一方で、3D描画速度においてハイエンドとそれ以下の間のギャップが拡大しつつあり、ハイエンドに手が出せないゲーマー層にとっては製品選びが難しくなりつつあるのは気にかかる。NVIDIAとATIはここ2年ほど、年末になるとこの間を埋める製品を投入しているため、おそらく今年も同じような動きがあるのではと思われるが、ここが充実するとさらに市場全体に注目が増すため、期待が膨らむところだ。
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