DOS/V POWER REPORT | Impress Japan

トップ
> その他の特集
> PCサウンド飛躍の一手

PCサウンド飛躍の一手

音楽配信サービスの現状

スピーカーの購入は音質改善の第一歩 1/2

スピーカーの購入は音質改善の第一歩 2/2

臨場感を求めるならサラウンドで決まり

Sound Blaster X-FiでPCゲームを楽しもう

圧縮オーディオを高音質で楽しむためのテクニック

その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

＊ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。

＊プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。

サウンドデバイスの正しい選び方

TEXT：藤本健

ロングセラーサウンドカードのUSB版

M-Audio

Audiophile USB

直販価格：18,900円

問い合わせ先：052-218-0859（アビッドテクノロジー）
URL：http://www.m-audio.co.jp/

　普及価格帯PCIサウンドカードのロングセラーとなったAudiophile 2496のUSB版と言えるUSBオーディオインターフェース。本体は横置き型で、さほど小さいとは言えないが、ヘッドホンとMIDIを除くほとんどの入出力端子が背面にまとめられており、リスニング用途に使う場合はPCまわりにすっきりと設置できる。

　ヘッドホンおよびマスターボリュームが前面側に用意されるのもポイントだ。電源はUSBバスパワー動作には対応せず、付属のACアダプタを使う必要があるが、LINE入力したソースをヘッドホンで楽しむ場合などに単体で動作可能だ。

　入力端子はアナログ2系統、S/P DIF1系統。S/P DIFはこの価格帯にはめずらしく光端子ではなく同軸端子のみだ。また、入力端子はファンタム電源やハイインピーダンスには非対応で、音楽制作志向のユーザーにはややもの足りないかもしれない。M-Audioのサウンドを手軽に楽しめるリスニング向けの製品といった印象だ。

Specification
サウンドチップ：非公開
インターフェース：USB 1.1
対応OS：Windows XP/Me/98SE/2000
音声入出力端子：S/P DIF IN（同軸）、S/P DIF OUT（同軸）、LINE IN（RCA）、LINE IN（ホン）、LINE OUT（RCA）、MIDI IN、MIDI OUT、ヘッドホン

単体DACとしても動作するUSB 2.0インターフェース

クリエイティブメディア

E-MU 0404 USB

直販価格：24,800円

問い合わせ先：03-3256-5577
URL：http://jp.creative.com/

　シンセサイザなどで定評のあるE-MUがリリースしたUSB 2.0オーディオインターフェース。筐体はライバル製品に比べ大きく、インターフェースは前面と背面、ボリュームなどは天板に配置されている。ミキサーのようなPA用機材に似たデザインだ。操作はしやすいが、環境によっては設置に頭を悩まされるかもしれない。また、USBバスパワー動作には非対応で、ACアダプタが必要ながら、電源が供給されていればPCレスで単体のA/D・D/Aコンバータとしても動作するというメリットがある。

　入出力端子は製品名が示すように4入力4出力だが、ファンタム電源対応のマイク入力、ギターが直接接続できるハイインピーダンス対応の入力端子を備え、リスニング向けと言うより音楽制作向けの製品と言える。もちろんASIOドライバにも対応しており、サンプリング音源であるProteus VXなどDTM向けの付属ソフトも充実している。音楽を聞くだけでなく録る、作ることも考えている人には注目のポイントだ。

Specification
サウンドチップ：非公開
インターフェース：USB 2.0
対応OS：Windows XP SP2/x64
音声入出力端子：S/P DIF IN（光角型）、S/P DIF IN（同軸）、S/P DIF OUT（光角型）、S/P DIF OUT（同軸）、LINE OUT（ホン）、LINE OUT（ミニ）、マイク／Hi-Z／LINE IN（コンボ）×2、MIDI IN、MIDI OUT、ヘッドホン（ホン）

電源設計にもこだわったUSBインターフェース

ローランド

UA-25

実売価格：24,000円前後

問い合わせ先：050-3101-2570
URL：http://www.roland.co.jp/

　USBオーディオインターフェースのロングセラーモデル。アナログ入力としてファンタム電源対応のXLR端子を装備し、過大な音声信号が入力されても大丈夫なアナログリミッターも備えるなど、どちらかと言えば音楽制作向けの製品だ。

　筐体は金属製で質感が高く、堅牢なイメージ。入出力端子と操作インターフェースはすべて前面および後面にまとめられており、ラックマウントのPA機器を小型にしたような趣だ。

　電源供給はUSBバスパワーに対応。それでいながら音質を向上させるためにローノイズ／ワイドレンジ電源を搭載している。使い勝手だけでなく、音質にも配慮した設計である。音もやはり音楽制作向けの方向性で、原音を味付けせず忠実に出力する傾向だ。接続インターフェースがUSB 1.1であるため、24bit/96kHzまでの対応となる点だけが残念なところ。目立つ機能は用意されていないが、本物志向の人には気になる1台だ。

Specification
サウンドチップ：非公開
インターフェース：USB 1.1
対応OS：Windows XP/Me/98SE/2000
音声入出力端子：S/P DIF IN（光角型）、S/P DIF OUT（光角型）、LINE IN（ホン／XLR）、LINE OUT（RCA）、LINE OUT（ホン）、MIDI IN、MIDI OUT、ヘッドホン（ホン）

単体で真空管アンプエフェクトが楽しめる

ローランド

UA-4FX

実売価格：19,000円前後

問い合わせ先：050-3101-2570
URL：http://www.roland.co.jp/

　コンパクトな筐体のUSBオーディオインターフェース。USBバスパワーにも対応しており、ノートPCとも組み合わせやすい。動作モードをアドバンスドに切り換えれば、ASIOドライバも利用できる。前面にはマイク、ヘッドホン端子があり、ファンタム電源対応のXLR端子も左側面に備える。それ以外の端子は背面にまとまっており、録音などの用途にも活躍するが、リスニング用途にも見逃せない機能が用意されている。

　それはコーラスやリバーブ、コンプレッサやリミッターなど3系統12種類のエフェクト機能、そして真空管アンプのシミュレータといった音色を変える機能だ。それぞれ個別に動作し、筐体上部のツマミをいじることで、自分の好みやソースに応じて音を作り出せる。こうした処理を行なうソフトウェアはめずらしくないが、UA-4FXはハードウェア処理。難しいことを考えずにツマミを触るだけで効き具合を調整できるのもリスニング用途には向いているだろう。

Specification
サウンドチップ：非公開
インターフェース：USB 1.1
対応OS：Windows XP/Me/98SE/2000
音声入出力端子：S/P DIF IN（光角型）、S/P DIF OUT（光角型）、LINE IN（RCA）、LINE OUT（RCA）、MIDI IN、MIDI OUT、ヘッドホン（ホン）、マイク（ホン）、マイク（XLR）