その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||||
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HDD交換などでPCから取り外したHDDの再利用法としては、市販の外付け用ケースなどを使った活用が有効だ。ここでは内蔵HDDを外付けで利用する際のポイントをまとめる。 | ||||||||||||||||
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IDEやSerial ATAのHDDを外付けで使えるようにするケースやアダプタなどが多数販売されている。HDD交換などで取り外したHDDは、こういったアイテムを利用して、外付けHDDとして活用すると便利だ。小型PCなど複数のHDDが搭載できない場合の追加のストレージやバックアップ用のストレージとしてはもちろん、ネットワークで接続されていないPC同士でちょっとしたデータをやり取りしたり、大きめのデータを持ち歩きたいときなどにも便利な存在となる。 HDDの外付けを考える上で大きなポイントとなるのが、インターフェースだ。インターフェースの違いは、外付けHDDのパフォーマンスや使い勝手を大きく左右する。USB 2.0、IEEE1394、eSATAなどがあり、それぞれの特徴は別表にまとめたとおりだが、最近、パフォーマンス面で大いに注目されているのが、eSATAだ。もっとも一般的なインターフェースであるUSB 2.0は480Mbpsの転送速度を持つが、これはあくまでも理論値で、実際の実効転送速度は割り込みなどの関係で、30~40MB/s程度しか出ない。その上、内蔵用のSerial ATAやIDEをUSBに変換する必要があり、そのオーバーヘッドもある。最近の70~80MB/sの高速転送が行なえる最新HDDをUSBの外付けHDDケースに内蔵しても、インターフェースがボトルネックになって、性能を発揮できない。 対してeSATAの転送速度は内蔵用HDDと同じ3Gbps(または1.5Gbps、HDDにより異なる)。Serial ATAの仕様をそのまま外付けにしただけあって、まったくパフォーマンスのロスがなく、内蔵用HDDとほぼ同じ速度での転送が可能だ。バックアップ用途で大容量のデータをコピーする際などには快適性に大きなアドバンテージがある。 また、eSATAはシステムドライブとしての使用が可能な点もポイントだ。eSATA接続の外付けHDDは、システムからは内蔵Serial ATA HDDとまったく同じに見えるため、Serial ATA HDDからの起動に対応しているマザーボードであれば、eSATAの外付けHDDから起動し、システムドライブとして使うことが可能だ。最近のマザーボードの中には、外付けUSB HDDからの起動に対応する製品もあるが、やはり一般的とは言い難く、最近のごく普通のマザーボードのほとんどで起動ドライブとして使えるeSATAのアドバンテージは大きいと言える。 一方、eSATAには弱点もある。eSATAの仕様が固まり、対応製品が登場してくるようになったのが、2005年末から。eSATA対応の外付けケースや外付けHDDは徐々に対応製品が増えてきたものの、PCやマザーボードへの普及はまだまだ進んでいない。eSATA対応コネクタを標準で持つPCやマザーボードはごくわずかしかなく、eSATA対応の外付けHDDを利用するには、内蔵コネクタをeSATAに変換するアダプタやeSATAインターフェースカードを利用しなければならない場合も多い。汎用性の面ではここ数年の間に発売されたほぼどんなPCとでも接続できるUSB 2.0とは大きな差がある。 また、eSATAはまだ仕様面での統一に不備があり、ホットプラグに関して制限がある(コラム参照)など、使い勝手の面に関してもまだまだ未熟と言える。 |
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標準でeSATAポートを搭載する製品にはASUSTeKのハイエンドモデルなどがあり、徐々に増えつつあるが、全体から言えばまだまだ少ない | ||||||||||||||||
Core 2 Duoに対応したP965搭載マザーボード、ASUSTeKのP5B Deluxe WiFi-AP。eSATAポートはJMicronのJMB363によって提供されている | ||||||||||||||||
eSATAポートがない場合は、eSATAポートを持つインターフェースカードが必要。内蔵Serial ATA→eSATA変換アダプタが付属する製品もある | ||||||||||||||||
インターフェースごとの転送速度や機能 | ||||||||||||||||
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WD Raptor(WD1500ADFD)を内蔵Serial ATAで接続。HD Tachによって計測したグラフは縦軸が転送速度で横軸が容量。アベレージ転送速度は75.5MB/s | ||||||||||||||||
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MARSHAL | ||||||||||||||||
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実売価格:3,000円前後 | ||||||||||||||||
問い合わせ先:support@marshal-no1.jp URL:http://www.marshal-no1.jp/ |
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WD Raptor(WD1500ADFD)をUSB 2.0に変換して接続。インターフェースがボトルネックとなっている状態の典型的な曲線。最外周から最内周まで転送速度が一定で、最内周よりインターフェースが遅いことが分かる。アベレージ転送速度は34.3MB/s | ||||||||||||||||
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玄人志向 | ||||||||||||||||
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実売価格:3,500円前後 | ||||||||||||||||
問い合わせ先:なし URL:http://www.kuroutoshikou.com/ |
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WD Raptor(WD1500ADFD)をeSATA対応外付けHDDケースに入れて計測。内蔵のSerial ATAとの差は誤差程度で、まったく同じと言ってもよいレベル。アベレージ転送速度は75.6MB/s | ||||||||||||||||
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