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テラバイト時代のHDDマスタープラン
TEXT:山本倫弘
新しいHDDに環境を移行する
image新しいHDDを購入した場合、悩むのがHDDの用途だ。新しく購入してきたHDDは性能が上がっている場合がほとんどで、システムドライブとして利用したくなってくる。そこで問題になるのがシステムの環境移行だ。
1. Windowsを新規インストールする場合
 環境移行のスタンダードな方法と言えば、やはりOSの新規インストールだ。そこで頭を悩ますのは今まで構築してきた環境の移行。忘れずにバックアップしておこう。また、Windows XPに標準で備えられている「ファイルと設定の転送ウィザード」を利用するのも手だ。対応ソフトは限られるが、ソフトによっては設定をそのまま移行することが可能だ。下の手順を参考にしてほしい。

 作成した文書などを「マイドキュメント」フォルダに保存している方も多いだろう。このフォルダの中にあるファイルをそっくりそのままバックアップしておけば安心だ。またそれ以外の場所にファイルを保存している場合、それもバックアップするのを忘れないようにしよう。デスクトップに保存して、そのまま置きっ放しになっているファイルは、とくに忘れやすいので注意が必要だ。

 メールなどの設定は紙に書き写したり、画面キャプチャを撮ったりして保存しておく。メールアドレスはアドレス帳のエクスポートを利用するとよい。

 Outlook Expressではファイルメニューからアドレス帳をテキストファイルにエクスポートしておけば、移行先でインポートを使って復元することが可能だ。メッセージそのものは一つ一つをファイルとして保存することができるので、Ctrl+Aですべてのメールを選択し、バックアップ用に作成したフォルダにでも放り込んでおけばよいだろう。

 インターネット接続の設定も紙に書き写すか、画面キャプチャを撮っておこう。お気に入りはCドライブのDocuments and Settingsの自分のログオンしているユーザー名のフォルダの中にあるFavoritesの中をバックアップしておけば大丈夫だ。
ファイルと設定の転送ウィザードの使い方
旧PC
image旧PCでまずはファイルと設定のバックアップを行なうため「転送元の古いコンピュータ」を選択する
image
imageケースにもよるが、バックアップ先は大容量のHDDを選択するのが無難だ。この際、OSの再インストールの時に消さないドライブを選択すること
image
image
転送する内容の選択画面。ある程度PCの知識がある人向けに、細かい転送内容の指定ができるチェックボックスも用意されている
新PC
image旧PCと同じようにファイルと設定の転送ウィザードを起動する。新PCでは、「転送先の新しいコンピュータ」を選択しよう
image
image「ウィザードディスクは必要ありません。既に、古いコンピュータからファイルと設定を収集しました」を選択して、「次へ」をクリックする
image
image「その他」を選んでから、参照ボタンをクリックし、転送用に保存したファイルを指定しよう。あとはウィザードどおり進めて、転送が終わるまで待とう
2. システムパーティションを移行する場合
 HDDを丸ごとコピーしてしまえば環境の移行が行なえると考えている方がいるかもしれないが、実際のところそう単純な問題ではなく、OSの起動にはHDDの通常の記憶領域以外の場所も関連しているため、単純にファイルをすべて新しいHDDにコピーしただけでOSが起動してくれることはない。Windows XPや2000以前はMBR(Master Boot Record)と呼ばれるHDDの特殊な領域をコピーするソフトなどを使ってHDDをコピーすることも可能だったが、今はもう少し事情が複雑になっており、IPL(Initial Program Loader:OSの起動に必要なプログラム)なども関係するため、HDDを丸ごとコピーすることは簡単にはできなくなっている。

 それを解決するのがHDDコピーツールだ。HDDのコピーツールは大別するとハードウェアタイプとソフトウェアタイプがある。ハードウェアタイプのHDDコピーツールにはセンチュリーの「これdo台 TWIN(実売価格:1万2,000円前後)」などがあるが、まれにしか利用しないようでは少々高く付いてしまう。個人でHDDの複製を大量に作るのには絶大な効果を発揮するが、残念ながらパーソナルユースには向いていない。

 そこで利用したいのがソフトウェアタイプのHDDコピーツールだ。このページでもプロトンのAcronis True Image 9.0を紹介しているが、HDDを丸ごとバックアップ可能とうたっているソフトウェアなら機能の差こそあれ、問題なく環境をそのまま最新HDDに移行できる。
137GB超のHDDに注意
総容量が137GBを超えるモデルは最新HDDでは当たり前だが、古いOSでは137GBを超える容量を正しく認識してくれないことがある。Windows XPはSP1以降であれば対応しているので、137GBを超えるHDDにシステムを丸ごとコピーする際は、必ずコピー前にSPを適用してあるか確認しよう。なお、OSだけでなくマザーボードのBIOSでの対応も必要だ。
image
Windows 2000では、SP3以降を適用しただけではダメで、レジストリエディタでHKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services
\atapi\Parametersを開き、「EnableBigLba」というDWORD値を新たに作成、値を1にする必要がある
移行したシステムドライブをAHCIモードで使うには
 現在市場に出回っているSerial ATA対応HDDのほとんどは、AHCIモードで動作可能だ。前のページから紹介しているように、通常はOSのインストール時にドライバを組み込むことになるが、HDDのコピーでシステムの移行を行なった場合にはAHCI用のドライバは含まれていない。そこで、多少強引だが、すでにインストールされたOSに修復セットアップを使ってAHCIドライバを組み込む方法を紹介する。修復セットアップではシステムファイルが上書きされるため、不具合が起きる可能性もある。正常動作が確認できるまではコピー元のHDDを保存しておこう。
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BIOSでSerial ATAのモードをAHCIに変更してから、Windows XPのインストールCDでブートする。F6キーを押すなど、ドライバのインストール手順はp.86で説明しているとおりだ
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image
この画面ではEnterキーを押す。この画面でRキーを押すことで移行するのは回復コンソールであって、修復セットアップを行なうためにはWindowsのセットアップを進める必要がある
image
image
ここで画面の指示どおりRキーを押すことで修復セットアップが行なわれる。インストール後、データやアプリケーションは保持されたままだが、システムは新規インストール後と同様なので、まずはWindows Updateを行なおう
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