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TEXT:編集部 |
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カンタン・手軽な、小型自作PCレシピ集 |
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microATXでもここまでできる! |
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動画も音楽もゲームも! 高機能デスクトップマシン |
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microATXと言うと、どうしても拡張性が低く、機能的に不満が出そうというイメージがある。今回はそのイメージを払拭するため、AV用途、3Dゲームなど、負荷の高い作業もなんなくこなせるハイスペックかつ多機能な小型PCの自作に挑戦した。
PCケースには横置きタイプの「Antec NSK2400」を使用した。AVラックに収まるサイズながら、2基の12cm角ファンにより、十分なエアフローを確保しているところがポイントだ。CPUには「Core 2 Duo T7400」を選択。発熱を可能な限り抑えつつ、動画エンコードやゲームでも不満のない性能を実現できる。ビデオカードにはAV用途を考えてHDMI端子を備える「ASUSTeK EN7600GT/HTDI/256M/A」を採用。もちろん3Dグラフィックス能力も十分だ。HDDは性能を重視し、システムドライブに10,000rpmの「Western Digital WD Raptor WD1500ADFD」を搭載。それだけでは容量に不安があるので、500GBの「日立GST Deskstar T7K500 HDT725050VLA360」も追加した。そのほか、テレビキャプチャカードにはデュアルチューナー搭載の「V-STREAM PVR-TV PE210」、サウンドカードにはゲームや音質のことを考え「クリエイティブメディア Sound Blaster X-Fi Digital Audio」を組み込んだ。
ハイエンドな構成で内部の発熱はそれなりだが、NSK2400の2基の12cm角ファンの強力なエアフローのおかげで熱もこもりにくい。そしてこれだけの機能を詰め込みながら、まだPCIスロットには空きがある。microATXでも拡張性まで考慮したハイスペックマシンを実現可能なことをお分かりいただけただろうか。 |
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小型PCながら、内部の空間にはかなり余裕がある。これならばエアフローを妨げることもないだろう |
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CPUクーラーはマザーボード付属の小型タイプだが、すぐ近くに12cm角ファンが2基あるおかげで冷却に不安はない |
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PCI Express x16スロットにビデオカード、PCI Express x1スロットにキャプチャカード、PCIスロットにサウンドカードという構成だ |
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HDDは2基搭載。OSを入れるシステムHDDにはパフォーマンスを重視し、回転数10,000rpmのWD1500ADFDを搭載している |
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ビデオカードはHDMI出力を備え、テレビキャプチャカードはデュアルチューナー構成。PCIスロットにはまだ空きがある |
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使用したパーツ |
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CPU |
Core 2 Duo T7400(2.16GHz) |
55,000円前後 |
マザーボード |
ECS 945GTY-M(Intel 945GT) |
15,000円前後 |
メモリ |
Hynix PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2 |
12,000円前後 |
ビデオカード |
ASUSTeK EN7600GT/HTDI/256M/A(GeForce 7600 GT) |
30,000円前後 |
HDD |
Western Digital WD Raptor WD1500ADFD
(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) |
28,000円前後 |
日立GST Deskstar T7K500 HDT725050VLA360
(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) |
28,000円前後 |
サウンドカード |
クリエイティブメディア Sound Blaster X-Fi Digital Audio |
15,000円前後 |
テレビキャプチャカード |
V-STREAM PVR-TV PE210 |
10,000円前後 |
PCケース |
Antec NSK2400 |
14,000円前後 |
光学ドライブ |
NEC ND-4550A |
6,000円前後 |
キーボード |
Remote Keyboard for Windows XP Media Center Edition |
13,000円前後 |
合計 226,000円 |
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低価格で簡単 |
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小型ファイルサーバー |
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ファイルサーバーのように高い性能を必要としないコスト重視のサブマシンには格安ベアボーンは最適と言える。今回は「Shuttle SS31T」を使ってファイルサーバーマシンを自作してみた。
CPUには90nmプロセスを採用し、2次キャッシュ容量が倍増した最新のバリューCPU「Celeron D 356」を選択。肝心のHDDには価格と容量のバランスに優れた「Western Digital Caviar WD3200JS」を搭載した。静音性を高めるため、これをHDD静音化ケースの「グロウアップ・ジャパン SMART DRIVE Classic」に収納し、利便性を高めるため、3.5インチベイに「サイズ コンパネ3.1号」を追加。あとは記録型DVDドライブを搭載すれば、コンパクトで置き場を取らないファイルサーバーマシンの完成だ。 |
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5インチベイが二つと余裕があるおかげで、HDD静音化ケースも問題なく使用できる |
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コンパネ3.1号にはSerial ATA端子も備わっており、フロントからHDDの接続が可能 |
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使用したパーツ |
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CPU |
Celeron D 356(3.33GHz) |
10,000円前後 |
ベアボーンキット |
Shuttle SS31T(SiS662) |
18,000円前 |
メモリ |
Hynix PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×1 |
6,000円前後 |
HDD |
Western Digital Caviar WD3200JS
(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) |
11,000円前後 |
光学ドライブ |
Lite-On Technologies SHM-165P6S |
5,000円前後 |
そのほか |
サイズ コンパネ3.1号 |
3,000円前後 |
グロウアップ・ジャパン SMART DRIVE Classic |
4,000円前後 |
合計 57,000円前後 |
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Smart Small Silent |
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スタイリッシュコンパクトMCEマシン |
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自作ベアボーンキットも最近はメーカー製PCに負けないほどスタイリッシュなものが多くなってきた。ここでは外見だけではなく、AV機能などでもメーカー製品に負けないPCの自作にチャレンジする。
ベースとなるベアボーンキットは「ASUSTeK P1-AH2」。ライザーカードによりPCIカードを2枚使用することが可能だ。ここにMCE対応テレビキャプチャカード「ピクセラ PIX-CTV200PW-XB-MCE-R」と、高音質サウンドカード「オンキヨー WAVIO SE-90PCI」を搭載。高品質な動画・音楽再生を可能にした。CPUには発熱と性能のバランスに優れるAthlon 64 X2 3800+を採用。PCI Express x16スロットはないが、GeForce 6150の内蔵グラフィックス機能が高性能なため、少々の3Dゲームなら問題なくプレイできるだろう。 |
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スリムタイプながらライザーカードを採用することで2枚のPCIカードを搭載できる |
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DVI出力やS/P DIF OUT、IEE
E1394やメモリカードリーダーなど、小型ながらインターフェースは多彩 |
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使用したパーツ |
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CPU |
Athlon 64 X2 3800+(2GHz) |
19,000円前後 |
ベアボーンキット |
ASUSTeK P1-AH2(NVIDIA GeForce 6150+nForce 430) |
25,000円前後 |
メモリ |
Hynix PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2 |
12,000円前後 |
HDD |
日立GST Deskstar T7K250 HDT722525DLA380
(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB) |
9,000円前後 |
光学ドライブ |
NEC ND-4550A |
6,000円前後 |
サウンドカード |
オンキヨー WAVIO SE-90PCI |
9,000円前後 |
テレビキャプチャカード |
PIX-CTV200PW-XB-MCE-R |
16,000円前後 |
合計 96,000円 |
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