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省電力CPU時代到来 ファンレス電源を使いこなす
ファンレス電源6製品レビュー
TEXT:長畑利博
外部ヒートシンク装備の準ファンレス電源
サイズ
Stealth Power SCY-SP450A
実売価格:15,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
出力:450W(ファンレス時350W)
image仕様
ファン(回転数):8cm角×1(1,300rpm)
電源コネクタ:ATX24ピン×1(20ピン変換アダプタ付属)、ATX12V(4ピン)×1、ペリフェラル×8、Serial ATA×2、PCI Express×1、FDD×1
前面
 
後面
image image
背面に非常に大きなヒートシンクが露出している。ファンは前側に取り付けられており、騒音がケースの外に漏れにくいよう工夫されている
ここがポイント
imageダイヤルコントローラをOFFにするとファンレスモード、Autoにすると常時回転モード、それ以外は準ファンレスモードとなる
電源内部
image内部に巨大なヒートシンクが搭載されているが、ファンのエアフローの通り道はきちんと用意されている
出力表
image
+12V出力の変動
image
ベンチマーク中は電圧が一旦下がって安定する。全体に電圧が低めに設定されているようだ
 本製品は背面部分に外部ヒートシンクを搭載した準ファンレス電源。ヒートシンクのサイズ(W×D×H)は100×40×65mmとかなり大きく、本体サイズも150×160×85mmと非常に大きな筐体となっている。ケースの構造によっては、取り付けができない場合もあるだろう。

 本製品の一番の特徴は、ファンレス電源動作と準ファンレス電源動作の切り換えが可能な点だ。全部で6種類のモード切り換えが可能な「FFCS」(フレキシブル・ファン・コントロールシステム)を採用しており、背面に設置されたロータリースイッチを回すことにより、各種モードを変更できる。

 FFCSにはファンレス、ファンの常時回転(Auto)モード、電源内温度を検出してファンを回転させる温度検知モードがある。さらに温度検知モードでは50/60/70/80℃が選択できるため計6種類のモードがあるということになる。搭載されている8cm角ファンはケースの内側に設置され、ケースの外に音が漏れにくいよう工夫されている。おもしろいのはファンレスモードだ。ロータリースイッチをOFFに合わせてこのモードに変更すると、最大出力が350Wに制限される。これにより、完全なファンレス電源として使用することが可能となっている。

 今回のテストでは、50℃に設定して温度計測を行なったが、ファンが回転した様子は見られず、ノイズレベルはスタートからベンチ終了まで暗騒音と同じ40.0dB以下を維持していた。

 コネクタに関しては、EPS12Vが用意されていないほか、PCI Express用コネクタも1個のみとなっており、コンシューマ寄りで静音重視の製品としては妥当な仕様と言える。ペリフェラルは8個と多いものの、Serial ATAコネクタが2個というのは最近の自作市場の傾向からすると少々少なめのように感じる。
ファンの着脱が可能な準ファンレス電源
スカイテック
魂の力作 CWT-500FM
実売価格:17,000円前後
問い合わせ先:info@skytec.co.jp
URL:http://www.skytec.co.jp/
出力:500W(ファンレス時350W)
image仕様
ファン(回転数):8cm角×1(非公開)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V(4ピン)×1、EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×2、PCI Express×1、FDD×2
前面
 
後面
image image
天板の上下にヒートシンクを配した構造になっている。背面にあるロゴマークはブルーLEDで青く光る
ここがポイント
image取り外しが可能なXinruilian製8cm角ファン。ファンの有無で動作モードが変更される
電源内部
image前出のAntec Phantom 500と非常によく似た構造。ちなみに、内部の基板に「Antec」の文字が印刷されている
出力表
image
+12V出力の変動
image
ベンチマークが開始されると、一度電圧が低下し、あとは安定する。低下すると言っても、+12Vを割り込むような電圧低下は起きていない
 こちらもファンレス動作と準ファンレス動作の切り換えが可能な電源。SCY-SP450Aとは異なり、本体の表面部分をアルミ製のヒートシンクにする構造を採用しているため、本体のサイズは通常の電源よりやや大きいサイズに収まっている。

 特徴的なのは、ファンレスモードと準ファンレスモードの切り換え方法。本製品では、冷却用のファンが取り外し可能となっており、このファンが本体の前面に取り付けられているかどうかで動作モードが決められる。ファンが取り付けられていない場合は、出力350Wのファンレス電源として動作し、ファンが装着されている場合は出力500Wの準ファンレス電源として動作する仕組だ。ファンは8cm角タイプで、ケースの内側に取り付ける形となっているため、ファンノイズの影響は最小限ですむようになっている。

 今回のテストでは、準ファンレスモードにて温度計測を行なったが、約50分にわたるベンチマークを行なっても、ファンが回転せずに終わった。システムの消費電力が小さめであるため、電源内部の温度が上昇せず、実質的にファンレス電源として動作したものと思われる。

 +12Vと+3.3V出力は準ファンレスとファンレスモードで変わる設定になっている。+12Vの出力を見ると、500Wの準ファンレスモードでは1ライン目が17A、2ライン目が18A、350Wのファンレスモードでは1ライン目が16A、2ライン目が18Aとなっている。

 コネクタについては、ATX12V、EPS12Vの両方を備えるが、PCI Expressは1個のみとなっている。ペリフェラルは6個、Serial ATAは2個。SLI動作には非対応となっているが、静音電源としてはごくスタンダードな構成と言えるだろう。

 製品内部のパーツ密度はかなり高く、前出のPhantom 500と似た構造だ。
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