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今度は後悔しない! 一つ上のATXケース選び
PCケース11製品大検証
側面写真の赤の点線は標準的ATXサイズを表わしています。
TEXT:長畑利博
Pininfarinaデザインのバタフライケース
クォリスタ
SP-PALU/S
実売価格:20,000円前後
問い合わせ先:info@qualista.co.jp
URL:http://www.qualista.co.jp/
imageSPECIFICATION
本体カラー:シルバー+ブラック
電源:なし
ベイ: 5インチベイ×3、3.5インチベイ×2、シャドーベイ×4
標準搭載ファン: 8cm角×1(背面)、8cm角×1(3.5インチベイ)
追加可能なファン: 8cm角×1(前面)、8cm角×1(サイドバー)
フロント端子:USB×2、IEEE1394(6ピン)×1、ヘッドホン、マイク
サイズ(W×D×H):260×522×517mm
重量:13.5kg
image
精度:■■■■■ 5
同設計のCBS02SVNPと比較しても全体のパーツのかみ合わせなどの精度が甘く感じる。デザイン性のキモであるフロントパネルも持つところを間違えると外れやすい
剛性:■■■■■ 5
バタフライ型ケースは剛性が確保しにくいが、本体の前後を肉厚のプラスチックフレームで覆うことにより、全体の剛性は高くなっているように感じた。力を入れてもフレームの歪みは最小限にとどまる
メンテナンス性:■■■■■■■ 7
本体カバーにより背面端子へアクセスしにくくなっているほか、マザーボードの固定に強度に難のあるはめ込み式金具を採用しているのは残念。ただ、それ以外ではとくに問題はない
 フロントパネルに独特の曲面を採用したSP-PALU/S。この一見PCに見えないボリューム感のあるデザインは、イタリアのデザインプロダクションであるPininfarinaが設計したもの。同プロダクションはフェラーリなどのカーデザインのほか、腕時計やコーヒーメーカーなどさまざまな製品のデザインを行なっている有名ブランドだ。

 ケース自体は後述するCBS02SVNPとほぼ同じ設計のバタフライ構造だが、デザインの違いにより、外見はまったく異なる製品となっている。一番の特徴はケース外面を覆う肉厚のアルミパネルで、外見上の大きなアクセントとなっている。また、電源スイッチは本体の上面に配置され、このスイッチ部分のカバーを持ち上げることでUSBなどの拡張端子が現われるなど、おもしろい仕掛けとなっている。バタフライ型ケースはシャーシの各部分が開閉する仕組であるため、全体的な強度を確保しにくいが、本製品ではフロントとリアパネル部分を肉厚のプラスチックカバーで覆うことにより、剛性を高めている。その一方で、こうしたデザインを採用したことにより使いにくくなっている部分もある。背面がプラスチックカバーで覆われているため電源ユニットの取り付けや背面端子へのアクセスも不便になってしまい、バタフライ型ケースのメリットであるメンテナンス性がスポイルされている部分も見られる。

 CBS02SVNPとの違いは、3.5インチベイ用の冷却ファンが増設されている点やベイ数の違い、マザーボードの固定がねじ込み式ではなくはめ込み式金具になっている点などがある。レール式シャドーベイやスクリューレスのロック式5インチベイなどはほぼ同じ仕様となっている。
imageケースのサイドパネルを開くとサイドバーが取り付けられている。サイドバーには拡張カードを冷却するための8cm角ファンを取り付けるためのマウンタが用意される
imageフロントパネルの扉を開けたところ。ドライブベイを覆うフタだけでなく、スイッチ部のある部分も跳ね上がり、USB端子などが出てくる仕組になっている
imageマザーボードを止めるスペーサははめ込み式。力を入れると曲がりやすいのが難点
image本製品の一番の特徴とも言えるアルミパネル。かなり肉厚で高級感がある
imageバタフライパネルを開いたところ。3.5インチベイの横に冷却ファンが用意されている。HDDはこちらに取り付けたほうがよい。今回の検証でも3.5インチベイに取り付けた
エアダクト内蔵で冷却性能を高めたATXケース
サイズ
Tuniq2
実売価格:12,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
imageSPECIFICATION
本体カラー:シルバー、ブラック
電源:なし
ベイ: 5インチベイ×8、3.5インチベイ×1、シャドーベイ×4
標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)、12cm角×1(ダクト/取り付け作業が必要)
フロント端子:USB×2、IEEE1394(6ピン)×1、ヘッドホン、マイク
サイズ(W×D×H):198×545×440mm
重量:8.3kg
image
精度:■■■■ 4
サイドパネルのかみ合わせは今一歩。またケース内部の各パーツの面取りなどの加工がやや雑に処理されているように感じる。グランドエアダクトの取り付け精度などはとくに問題ない
剛性:■■■■■■■ 7
スチールボディを採用しており、剛性は標準的なレベルを確保している。ただ筐体が大きなわりにはサイドバーなどの補強フレームがないのが気になるところ
メンテナンス性:■■■■■ 5
グランドエアダクトを取り外さないとマザーボード上のパーツにアクセスできないほか、シャドーベイが電源ユニットの直前に配置されているため、ケーブルの配線がかなり複雑になるなど、メンテナンス性はよくない
 本製品は冷却性能と拡張性を重視したATXケースだ。最大の特徴は本体内部に設置されたグランドエアダクトと呼ばれるクーリングシステムを採用していること。このシステムはCPU周辺をアクリル製のダクトで覆い、ケース背面の12cm角ファンで熱を排出する仕組。

 さらに写真のとおりダクトの横にマザーボード全体の冷却を行なうことのできる12cm角ファン(標準付属品)を取り付けて使用する仕組となっている。ダクトはPentium 4/D系のCPUクーラーに合わせた位置と高さで調整されているが、市販の背の高いCPUクーラーを使用する場合はダクトの円柱部分の4カ所をニッパーなどで切り離すことで、背の高いクーラーも使用可能となる。ただし一度切り離すともとには戻せないので注意。

 フロントパネルは扉タイプとなっており、統一感のあるデザイン。また、扉部にはアルミブロックを素材として使っており、なかなか高級感のある作りとなっている。ケース内部のレイアウトは通常のATXケースを上下反対にしたようなものになっている。電源が下となり、拡張スロットは上に配置される。これにより電源とCPUの排熱をそれぞれ処理することが可能で、冷却性能の向上に一役買っている。

 このほか、5インチベイが8個用意されていることもこの製品の特徴。ただし、下の三つについては12cm角のクーリングファンが付けられていること、写真を参照してもらうと分かるように背後に3.5インチベイボックスが設定されていることなどから、実質利用できる5インチベイは5個で、下の三つはマウンタなどを使ってシャドーベイ的な使い方をしたほうがよいだろう。
imageフロントカバーの中央部分は通気性のよいメッシュタイプ。5インチベイは8段用意されているが、実質利用可能なのは5段分のみ
imageサーバー用途も考えられているためか、側板の固定はプラスチックロックとネジ止めを併用するタイプ。パーツの交換はややめんどう
imageグランドエアダクトの固定は背面のケースファンと3.5インチベイを利用して行なう。外すためには各ネジの取り外しが必要
image電源スイッチやアクセスランプは本体上部に配置。フラットタイプであるため間違ってスイッチを押してしまうようなことはない
image電源は底部に設置するが、ケーブルを通す穴がかなり狭く、取り回しにくい
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