|
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
TEXT:宇野貴教 | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
国産メディアと激安メディアの記録精度はどう違う? | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
どんな激安メディアであっても、データの書き込みと読み出しは行なえる。では、国産メディアとの品質差がどこにあるのかと言うと、それはずばり記録エラーの量にある。実はCDやDVDには強力なエラー訂正機能が備わっており、多少のミスはエラー訂正でフォローできるようになっている。そのため、問題なく読み込めているように思えても、内部では多くのエラーが発生していることがあるのだ。 経年劣化や表面の傷などによって、使っていくうちに読み込みエラーは増えていくため、書き込みの時点でなるべくエラーの少ない状態が望ましいのは言うまでもない。そこでここでは、p.111の書き込みテストで使ったメディアをNero 6 CD-DVD Speedの「ディスク品質」機能で解析し、内部で発生しているエラーをチェックした。なお、この解析機能は実行できるドライブが限られており、今回はPhilips BenQ Digital Storageの「DW1650」を使っている。 |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
国内メーカーの中でも人気の高い太陽誘電製16倍速対応DVD-Rメディア「DR-47WPY50BN」。購入価格は3,699円(50枚セット。1枚あたり73.98円) | ||||||||||||||
Smartbuyブランドで知られる台湾Prodiscの16倍速対応DVD-Rメディア。購入したのはALL-WAYSブランドの「DR47-A16X50PW」で、1,784円(50枚セット。1枚あたり35.68円) | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
(1)グラフ上 白い線(画面では緑の線と重なっている)が書き込み速度、緑の線がテスト時の読み込み速度、水色の波状のグラフがPIエラーを表わす。速度はグラフ左の縦軸値、PIエラーはグラフ右の縦軸値で読む。横軸はディスク上の位置 |
||||||||||||||
(2)グラフ下 紫の線グラフがジッタ、波グラフがPIFを示す。PIFの色は緑が安全域、黄色がやや問題あり、赤が問題ありを示している |
||||||||||||||
(3)ディスク情報 「ID」の部分には、メディアに記録されている固有IDが表示される。これをインターネット上で検索すれば製造メーカーなどを知ることが可能だ |
||||||||||||||
(4)PI Errors PI(Parity Inner)エラーの発生頻度。今回のテストでは最大が280以内ならDVD-R規格の規定の範囲内になる。数値は25以下で優秀、100以内でまずまずといったところ |
||||||||||||||
(5)PI Failures PIEがすべてのエラーをカウントするのに対し、PI Failuresは深刻なエラーのみのカウント。よって重要度はPIEよりこちらが上だ。理想は4以下で、8以下ならばまずまずな数値 |
||||||||||||||
(6)ジッタ ジッタとは時間軸方向のブレのことで、これが小さければ正確な記録場所に書き込まれていることになる。10%以下なら大丈夫と言える |
||||||||||||||
(7)PO修復不能 PO(Parity Outer)Failureはエラー訂正でも訂正しきれなかったケースで、これが発生した場所は読み込み不可ということになる。当然、この数値は0でなければいけない |
||||||||||||||
(8)品質スコア ソフト側が判断した書き込み性能指標。100点満点だが、0か80以上という極端なスコアリングだ。95以上あれば優秀な書き込みと見てよいだろう |
||||||||||||||
(9)進行状況 現在テスト中のポジションや読み取り速度などが表示される。グラフ上でも確認できるので、とくに見る必要性はない |
||||||||||||||
DW1670(太陽誘電) | ||||||||||||||
3GB手前辺りからPIEが増加しているものの、PIFは抑えられており最大で7止まり。このメディアは全体的にPIFが抑えめになっている傾向が見られ、国産メディアが高品質と言われるのも納得がゆく | ||||||||||||||
SW-9574-C(太陽誘電) | ||||||||||||||
3GBまではまずまずの結果であったが、16倍速書き込みに突入したとたんにPIFの数値が急上昇しPOFが多発している。国産メディアでもすべてのドライブでうまく記録できるわけではないようだ | ||||||||||||||
DVR-A11-J(ALL-WAYS) | ||||||||||||||
PIEの数値は最大でも17で基準値の280を大幅に下回った。PIFの発生状況はごくわずかで最大値も7に止まっているなど、優秀な焼き具合である。激安メディアでもここまでのクオリティで焼けるのだ | ||||||||||||||
PX-760A(ALL-WAYS) | ||||||||||||||
3GBまではかなり良好だが、ここから一気にエラーが増加。POFこそ出ていないものの、PIEは200を超えPIFも高めの数値になる。ただし、PX-760Aには学習機能(オートストラテジ)があるので、解析を行なえば最適な書き込みが行なえるようになるはずだ | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください