その他の特集
最新HDD事情 1/3
最新HDD事情 2/3
最新HDD事情 3/3
RAIDを使いこなす 1/2
RAIDを使いこなす 2/2
外付けケースを活用する 1/2
外付けケースを活用する 2/2
静音と冷却を考える
環境をまるごと移行する 1/2
環境をまるごと移行する 2/2
その他の特集(2011年)
「2万円自作時代」始まる
最新ビデオカード徹底攻略
SATA 3.0世代SSD・基礎と応用
イマドキパーツの冷却と静音
Mini-ITX最新自作事例集
今日からはじめる「PCの節電」
目的別ビデオカード購入ガイド
Windows 7 実用的テコ入れ術
神速のUSB 3.0
マニアックパーツ百花繚乱
プラン別・至福のサウンド構築術
高級 vs. 低価格!液晶ディスプレイ群雄割拠
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
最新HDDのカシコイ買い方使い方
RAIDを使いこなす
TEXT:鈴木雅暢
NVRAIDでのRAID設定方法
image
現行のNVIDIAのチップセットでは、nForce 4 SLIなどがRAID機能を備えている
 NVRAIDでは、BIOS設定でNVRAIDを有効にするとともに、HDD 1台1台、RAIDに含めて使うかどうかを指定する。これには、通常のSerial ATAとRAIDを混在して使えるメリットがある。また、NVRAIDではSerial ATAだけでなくIDEのHDDもRAIDに含めることができる点もアドバンテージとして挙げられる。

 RAIDユーティリティではF10キーで入る。設定はいたってシンプルだが、RAIDレベルの表記は分かりにくいかもしれない。OSインストール用ドライバは、マザーボード付属のCD-ROM内や、nForce4のチップセットドライバをインストールすると作成されるsataraidフォルダにあるので、フォルダ内の全ファイルをFDにコピーして使う。
image image
「NVRAID Configuration」でNVRAID機能をイネーブルに。RAIDのメンバーに含めたいHDDもイネーブルにする NVRAIDをイネーブルにすると起動直後にこの画面が出る。出たらF10キーを押してRAIDユーティリティを呼び出す
image image
NVRAIDユーティリティのメイン画面。RAIDボリュームに含めるHDDを選択し、カーソルキーで右に移動させる RAIDレベルを設定する。メンバーHDDの台数から可能なレベルだけが表示される。カーソルはTABキーで移動する
image image
Striping Blockは任意設定もできるがOptimalでよい。F7キーを押し、「Y」を押すとRAIDボリュームが作成される 複数のRAIDボリュームを作成する際は、ブートさせたいボリュームを選択した状態で「B」を押す。「Ctrl+X」で戻る
RAIDカード(SiI3124)を使ったRAID設定方法
image
3Gbps転送に対応したSerial ATA RAIDカードも登場している。写真はPCI接続の玄人志向 SATA2RI4-LP PCI(実売7,000円前後)
 マザーボードが標準でRAID機能を持たない場合は、PCIスロットやPCI ExpressスロットにRAIDカードを挿すことでRAID機能が使えるようになる。ここではその一例として、Silicon ImageのRAIDコントローラ「SiI3124」を搭載した玄人志向のRAIDカード「SATA2RI2-PCIe」での設定方法を紹介する。

 マザーボードにRAIDカードを挿して起動すると、メモリチェックなどの後にRAID BIOSが起動するので、Ctrl+SキーでRAIDユーティリティに入る。セットアップにはAutoとManualの2種類があるが、 通常はAutoで問題ない。なお、チップセット内蔵RAIDと同様、再起動後にBIOSでHDDの優先順位をRAIDボリュームに指定しておけば起動ドライブとして利用可能だが、OSインストール時にはF6キーでFDからドライバをインストールする必要がある。
image image
RAIDカードを挿してシステムを起動するとメモリテスト後にRAID BIOS(画面)が起動するので、「Ctrl+S」を押そう RAIDユーティリティが起動するので「Create RAID set」にカーソルを合わせ、「Enter」キーを押す
image image
RAIDレベルを選ぶ。各項目の説明は画面右上のHELPに表示される。JBODは「CONCATE NATION」と表示されている AutoとManualの二つの項目があるが、 通常はAutoでよい。Manualではストライプサイズを任意に設定できる
image image
RAIDボリュームのサイズが指定できるが、Matrix RAIDのような機能は持たないので、余った容量は利用できない 起動ドライブとして利用するには、再起動後にBIOSでHDDの優先順位をRAIDボリュームに指定しておく
Windows XPのソフトウェアRAIDを使う
image
Windows XPでは右のストライピングのほか、スパニング(画面ではスパン)も可能だ
 Windows XPには標準で、ソフトウェアのみでRAID ボリュームを作成できる機能がある。作成できるのはJBOD(スパン)とRAID 0(ストライプ)のみで、起動ドライブにすることができないなど制限は多いが、性能は悪くないので、データドライブを高速にしたいといった場合には有効だ。設定は、コントロールパネルにある「コンピュータの管理」内の「ディスクの管理」で、ディスクをダイナミックディスクに変換する。変換すると、パーティションを作成する要領で、スパンやストライプボリュームが作成できるようになる。ボリュームは事実上無制限に作成でき、2台のHDDの中に、ストライプ、スパン、シンプル(通常のパーティションと同等)のボリュームをそれぞれ混在させるといったことも可能だ。
image image
RAIDのメンバーHDDとしたいHDDをベーシックディスク(標準の状態)からダイナミックディスクへと変換する ダイナミックディスクの右クリックメニューから「新しいボリュームを作成」を選び、ウィザードを起動
image image
ボリュームの種類を選択する。「シンプル」は通常、「スパン」はJBOD、「ストライプ」がRAID 0である ボリュームに含めるディスクと、容量を選択する。スパンボリュームの場合、ディスクごとに異なる容量を指定できる
image image
ドライブレター、フォーマットの指定などは通常のパーティションと同様。ストライプボリュームは緑色で表示される Matrix RAID以上にフレキシブル。2台のHDDにストライプ×1、スパン×1、シンプル×2のボリュームを混在させてみた
RAIDパフォーマンス比較
 ここでは、ICH7R、nForce4 SLIのほか、SiI3124(PCI接続)、SiI3132(PCI Express x1接続)、そしてWindows XPのソフトウェアRAID、それぞれを使って、RAID 0とRAID 1(ソフトウェアRAIDはRAID 0のみ)のパフォーマンスを比較した。

 まず、シーケンシャルリードの性能を見るため実施したSandra Professional 2005 SR3(ファイルシステムベンチマーク)の結果を見てほしい。RAID 0は、ほぼどれも単体の2倍近い性能が出ているが、PCI接続のSiI3124のみ少し落ち込んでいる。これはPCIバスの帯域(理論値133MB/s)がボトルネックになっているのではないかと思われる。また、RAID 1でもやはりSiI3124の値がやや落ち込んでいる。

 ランダムアクセス性能の目安としては、PCMark05のHDD Test SuitesからGeneralUsageをピックアップした。こちらはRAID 0、RAID 1ともにかなりばらつきのある結果。成績がよいのはICH7Rで、ICH7R接続のHDDを使ったソフトウェアRAIDもよい。低調なのはここでもSiI3124で、PCIバス接続であるというだけでなく、コントローラ自体の性能もよくないのかもしれない。
image
image
【ベンチマーク環境】
CPU:Pentium 4 660(3.6GHz)、NVRAIDのみAthlon 64 3800+
マザーボード:ASUSTeK P5WD2 Premium、NVRAIDのみASUSTeK A8N-SLI Deluxe
メモリ:PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB×2、NVRAIDのみPC3200 DDR SDRAM 512MB×2
システムHDD:Seagate Barracuda 7200.7(Ultra ATA/100、7,200rpm、120GB)/
ビデオカード:Albatron PC6600(GeForce 6600)
Sil3124搭載RAIDカード:玄人志向 SATA2RI4-LPPCI
Sil3132搭載RAIDカード:玄人志向 SATA2RI2-PCIe
OS:Windows XP Professional SP2
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください