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Update Rollup2適用でMCE2005はこう変わる！ 1/2

Update Rollup2適用でMCE2005はこう変わる！ 2/2

テレビ感覚の配信サービスメディアオンラインが始動！ 1/2

テレビ感覚の配信サービスメディアオンラインが始動！ 2/2

Xbox 360と大画面テレビでLAN上のMCE2005を活用する 1/4

Xbox 360と大画面テレビでLAN上のMCE2005を活用する 2/4

Xbox 360と大画面テレビでLAN上のMCE2005を活用する 3/4

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Media Center eXtenderでさらに広がるMCE2005の世界 1/3

Media Center eXtenderでさらに広がるMCE2005の世界 2/3

Media Center eXtenderでさらに広がるMCE2005の世界 3/3

その他の特集（2011年）

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Media Center eXtenderでさらに広がるMCE2005の世界

TEXT：清水理史

MCE2005とXbox 360を連係させる

■	MCEの機能をすべてXbox 360から利用可能

　MCE2005にXbox 360を接続すると、Xbox 360の画面にMCE2005と同じMedia Center画面が表示される。このため、操作にコントローラー（もしくはメディアリモコン）を使うだけで、MCE2005とまったく同じ感覚で、テレビの視聴や音楽の再生、画像の表示、メディアオンラインの各種サービスの利用が可能だ。

　特筆すべきは、MCE2005上のコンテンツがストリーミングでXbox 360に送信される点だ。データそのものがMCE2005からXbox 360に転送されるわけではないので、DRMによって保護された音楽ファイル（オンラインサービスなどで購入した音楽など）もXbox 360で再生することができる。このメリットは大きいだろう。

　また、Xbox 360からの接続中にPC側でもMedia Centerを起動し、同時に利用することも可能だ。MCE2005にチューナーが二つ搭載されていれば、MCE2005とXbox 360で別々のチャンネルを同時に視聴することもできる。

　このほか、複数台のXbox 360の接続がサポートされており、MCE2005には最大5台のXbox 360（MCX）を接続できる。ただし、この逆は行なえないので注意したい。つまり、Xbox 360側で接続先として指定できるのは1台のMCE2005だけなので、別のMCE2005に接続する際は改めて接続設定が必要だ。

　なおXbox 360は、MCE2005以外にWindows Media ConnectをインストールしたPCにも接続可能だが、この場合、再生できるコンテンツは静止画と音楽に限られる。テレビを含めた動画の再生にはMCE2005が必須となるので注意しよう。

Extenderリソースモニタ

Xbox 360接続ツールをインストールすると、MCE2005のタスクトレイにExtenderリソースモニタが常駐するようになる。PCへの負荷を考慮しながら利用しよう。

Windows PMCとは？




	クリエイティブメディアの「Zen PMC」（直販価格5万7,800円）。20GBのHDDを搭載したポータブルプレイヤーで、MCE2005と連係して動画や音楽を再生できる

MCE2005との連係という意味では、Windows PMCの存在も忘れてはならない。MCE2005のデータをUSB経由で転送することで、外出先などでも音楽や動画を楽しむことができる。今後製品が増えてくればおもしろくなりそうな存在だ。

Xbox 360からスタンバイ中のPCを起こす

Xbox 360からMCE2005を利用するには、PCを起動させておく必要がある。ただし、スタンバイ状態であれば、Xbox 360からWake On LANで起こすことも可能だ。ただし、接続中にスタンバイに移行すると接続が強制的に切れるので注意。

ネットワークアダプタのプロパティを表示し、スタンバイの解除と管理ステーションでのみ解除できるように設定する

■	快適な利用には高性能なPCが必要

　Xbox 360とMCE2005を連係させれば、MCE2005をLAN接続型HDDレコーダの代わりとして、テレビの録画や録画した番組の再生に利用することも可能だ。

　ただし、ここで注意したいのがPCのパフォーマンスだ。Xbox 360からMCXでMCE2005に接続して、テレビを視聴したり、録画中の番組を追っかけ再生したりなどといった使い方をすると、PCに高い負荷がかかる。Xbox 360から接続しながら、MCE2005でもテレビを視聴するなど、同時使用ともなればなおさらだ。

　具体的にどれくらいの負荷がかかるのかは、右のテスト結果を参照してほしいが、Athlon 64 3000+（1.8GHz）、メモリ1GBを搭載したPCで2番組同時録画を実行しつつ、同時にMCE2005とXbox 360の両方から録画中の番組を再生するとCPUの使用率が常に50％前後まで上昇するようになった。

　テスト環境よりもスペックが低いPCの場合、さらに負荷が高くなる可能性がある。そうなると、場合によっては映像のコマ落ちや反応速度の低下などが発生してしまう可能性がある。利用環境で結果は変わるので一概には言えないが、できれば3GHzに近いシングルコアのCPUやデュアルコアCPU、高速なHDDを搭載したPCを利用することをオススメする。

MCX利用時の負荷をチェック！

MCE単体でテレビ視聴

MCE2005単体でテレビを視聴。CPU負荷は25％前後とさほど高くはないが、これだけでもそれなりにマシン負荷は大きい

録画しつつXbox 360で再生

MCE2005でテレビを録画中に、その番組をXbox 360から再生。MCE側で画面を表示しないため、意外に負荷は低く16％前後

録画しつつMCEとXbox 360で再生

MCE2005でテレビを録画。その番組をXbox 360から視聴しつつ、MCE2005のもう一つのチューナーで別番組を再生。35％に負荷が増大

2番組同時録画＆同時再生

MCE2005で2番組を同時録画中、同時にMCE2005とXbox 360の両方で録画番組を再生した。さすがに負荷は高く、常時50％前後占有するようになった

Windows VistaもつながるMCX

次期Windowsとして、2006年末の登場が予定されているWindows Vista。Vista向けのMedia Centerとしてコードネーム「Diamond」と呼ばれる次期バージョンが開発中だ。その10フィートGUIはVistaのデスクトップと同じくWindows Presentation Faundation（コードネームAvalon）により、GPUの3Dエンジンで描画される。もちろんMCXもサポートされるので、Xbox 360との接続はMCE2005同様に行なえるだろう。