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Core 2 Quadの特徴(1) | ||||||||||||||
圧倒的な処理能力 | ||||||||||||||
具体的なアプリケーション別の性能比較については後ほどじっくりと取り上げるが、ここでは現行の主力モデルであるCore 2 Quadを中心に、代表的なCPUのパフォーマンスを定番のベンチマークテストで確認してみよう。比較用CPUとして掲載したPentium 4 530Jは、3年半ほど前のシングルコアCPU、そしてCore 2 Duo E6600は、2年前に発売された第1世代Core 2 Duoの主力モデルだ。 Sandra XIIはCPUの基本性能を見るベンチマークテスト。2次キャッシュやシステムバスなどの外部的要因の影響が少なく、また演算内容もそれぞれのCPUに最適化されている。結果はクアッドコアが圧倒的な性能を見せており、Core 2 Quad Q9550をPentium 4 530Jと比べると、整数演算(Dhrystone ALU)で6.06倍、浮動小数点演算(Whetstone iSSE3)で4.51倍、SSE命令を使ったマンデルブロ図形の描画演算(Multi-Media)では、整数(Int x8 SSE4.1)で17.1倍、浮動小数点(Float x4 iSSE2)で5.99倍と、いずれも大きな差を付け、各項目平均で8.41倍ものスコアとなっている。また、Core 2 Duo E6600との比較でも、平均で2.56倍とこちらも圧倒している。 |
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PCMark05は実際のアプリケーションの動作をシミュレートするテストで、PCの快適度の目安になる。Core 2 Quad Q9550は、Pentium 4 530Jとの比較で2.45倍、Core 2 Duo E6600との比較でも1.49倍と、現行クアッドコアCPUの圧倒的な性能が分かる結果となっていると言える。現行のローエンドであるCeleron Dual-Core E1200もPentium 4 530Jを上回っており、最新CPUの性能向上は著しいと言える。 | ||||||||||||||
【検証環境】 マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R)、GIGABYTE GA-X48T-DQ6(X48+ICH9R) メモリ:ノーブランド PC2-8500 DDR2 SDRAM(CL=5)1GB×2、Kingston Technology KHX11000D3LLK2/2G(PC3-11000 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB)×2 ビデオカード:ASUSTeK EN8600GT SILENT/HTDP/256M/A(NVIDIA GeForce 8600 GT) HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD7500AAKS (Serial ATA 2.5、7,200rpm、750GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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Core 2 Quadの特徴(2) | ||||||||||||||
45nm High-kプロセスによる低消費電力 | ||||||||||||||
最新のCore 2 Quadのすごいところは性能だけではない。高性能と消費電力のバランス、いわゆる電力効率も優れている。 性能と消費電力はトレードオフの関係にあるが、Core 2シリーズは、CPU内部の回路構造を根本から見直した「Intelコアマイクロアーキテクチャ」の採用によって大幅な電力効率向上を実現した。さらに、最新の45nm製造プロセスルールでは、誘電率の高いHigh-k絶縁膜とメタルゲートという画期的な新技術を導入したことで、それまでの65nm世代に比べて消費電力を大きく削減することに成功している。 実際の効果はどのくらいなのかは右のグラフの実測消費電力で確認してみよう。Pentium 4とほかのCPUを比べれば、コアマイクロアーキテクチャの優位は歴然だ。そして、45nm世代のCore 2 Quad Q9550は、65nm世代のQ6700に比べて、性能は上にもかかわらず、アイドル時・高負荷時ともに明らかに消費電力が低いことが分かる。PCMark05のスコアを高負荷時の消費電力で割って、ワットあたりの性能を算出してみると、よりはっきりと電力効率の差が浮かび上がる。最新の45nm世代のCore 2 Quadでは、Pentium 4に比べて3倍近く、65nm世代のCore 2 Quadと比べても1.5倍近く電力効率が向上しているのだ。 |
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Core 2 Quadの特徴(3) | ||||||||||||||
静音性だって優秀 | ||||||||||||||
High-k絶縁膜、メタルゲートなどの新技術を導入した45nmプロセスルールのメリットは、静音性でもアドバンテージがある。消費電力に比例して発熱も減っているため、CPUクーラーに求められる放熱能力も減っているのだ。実際にリテールパッケージに付属する純正クーラーは45nm世代になってからは65nm世代より背の低い簡素な作りで、ファンの音も小さくなっている。 | ||||||||||||||
65nm世代のCore 2 Quadに付属するCPUクーラーは中心部に銅が入ったヒートシンクが使われていたが、45nm世代のCore 2 Quadでは要求される放熱能力が低くなったため、背が低く、中心部もアルミのものに変更された | ||||||||||||||
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