フルアルミの高級感と組み込みやすさの安定感
- ATX
- シルバー/ブラック/レッド
- メンテナンス性
- ■■■■■
- 拡張性
- ■■■■□
- お買い得度
- ■■■■□
- Lian Li
- PC-8FIA
- 実売価格:23,000円前後(シルバー/ブラック)
実売価格:34,000円前後(レッド)

側板や前面にアルマイト処理を施し、シンプルながら高級感のあるデザインを持つフルアルミケースだ。前面パネルにはメッシュ板をはめ込んだ幅広のスリットを設け、さらに12cm角ファンを2基搭載することで外気を取り込みやすくしている。背面にも12cm角ファンを1基搭載しており、冷却性能は高い。シャドーベイはフレームごと取り外し可能。HDDは専用ネジとゴムワッシャーを使ってシャドーベイに固定する独特の方法で、動作時の振動を抑制する役目を果たしている。拡張カードはレバーを使ってガッチリと固定できて安心感がある。天板のポートはUSB 3.0対応だ。

シャドーベイは取り外しが可能な構造で、外すと内部スペースの幅は約40cmとなる。マザーボードベースから側板までの距離は約18cm(いずれも実測値)

HDDは専用ネジとゴムワッシャーを使ってレールに固定する。レールに挿し込んだあとは、さらにフレームのレバーを使ってガッチリと固定でき、安定感がある

拡張カード固定部は金属製のレバーを使うツールフリー構造。安価なケースでよくあるプラスチックと簡単なバネのみの機構と違い、しっかりと固定できる
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×3(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×6(3.5インチ×1→2.5インチシャドー×2変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:12cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:14cm角×1(天板)●本体サイズ(W×D×H):210×490×460mm●重量:5.85kg
底面吸気・天板排気の独特な煙突式エアフローを採用
- ATX
- ブラック/ブラック+ウィンドウ
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
- ■■■■□
- SilverStone
- Raven 2 Evolution SST-RV02B
- 実売価格:22,000円前後

奥行きが643mmと非常に長いが、それもそのはず。底面には18cm角の大型ファンを3基も搭載しており、底面吸気、天板排気という煙突のような自然なエアフローを採用する、冷却重視のユニークなPCケースだ。マザーボードも一般的な取り付け方向から90度回転して、バックパネルが上向きの状態で取り付けるようになっているが、これも煙突式のエアフローを活かすための仕組。底面の3基のファンは「L」と「H」の2段階で回転数の調整が可能だ。ただし奥行きが長い分、電源から各パーツへの距離も通常より遠い。使用する電源によっては、延長ケーブルが必要になるだろう。

マザーボードのバックパネルが上を向く、独特の構造。マザーボードベースから側板までの距離は実測値で約18cm

独特なレイアウトで、天板のカバーを外すとマザーボードのバックパネルが現われる。ファンコントロールのスイッチは天板ファンの近くに設けられている

底面には18cm角という大型のファンが合計3基も搭載されている。これらのファンを使って底面から吸気して、ケース内の熱気を上に逃がすという仕組だ
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×5、3.5インチシャドー×5、2.5インチシャドー×1●標準搭載ファン:12cm角×1(天板)、18cm角×3(底面)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):212×643×503mm●重量:12.5kg
【問い合わせ先】
Lian Li:03-5298-3880(ディラック)/ http://www.lian-li.com/
SilverStone:03-5298-3880(ディラック)/ http://www.silverstonetek.com/
盾をイメージしたデザインを持つ冷却重視ケース
- ATX
- ブラック
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■□
- お買い得度
- ■■■■□
- Thermaltake
- Armor A90
- 実売価格:13,000円前後

天板に20cmの大型ファンを搭載し、前面にはスリット状の吸気口を設けるなど、冷却を重視したケースだ。前面や側面に追加ファンを搭載できるマウンタを搭載しており、組み込むシステムに応じてさらに冷却能力をアップできる。盾をイメージしたという左右非対称の精悍な前面パネルや側板のデザインも秀逸だ。光学ドライブや3.5インチHDDはプラスチック製の固定具を使って組み込めるツールフリー構造。HDDの固定具は左側面にあるだけなのでやや不安を感じたが、実際にはしっかりと固定できた。マザーボードベース裏の配線には対応していない。

シャドーベイのフレームは取り外しできない。マザーボードベースから側板までの距離は実測値で約18.5cm

前面パネルは左右非対称のデザイン。5インチベイ部分が扉になっているので、ベゼルの色が黒以外の光学ドライブを装着してもデザインを損ねない

シャドーベイや5インチベイにはロック機能を備えたプラスチックの固定具が装着されており、3.5インチHDDや光学ドライブをドライバーを使わずに固定できる
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×3、3.5インチ×1、3.5インチシャドーベイ×6、2.5インチシャドーベイ×1● 標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)、20cm×1(天板)●追加搭載可能ファン:12cm角×1( 前面)、20cm角×1(前面、12cm角×2と排他利用)、12cm角×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):210×515×502mm●重量:8.2kg
合計13基のファンで各パーツを強烈に冷やす
- XL-ATX
- シルバー/ブラック/ブルー
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
- ■■■□□
- アビー
- AS Enclosure 800
- 実売価格:50,000円前後

前面、天板、側面がメッシュになった通気性のよい大型ケースだが、驚くのは内部のファン構成。標準でも合計5基の大型ファンを搭載するほか、各部に装備したファンマウンタを利用することで、合計13基ものファンを搭載して冷却能力を強化できる。内部も広く、ATXマザーよりも一回り大きなXL-ATX規格の大型マザーも設置できるなど、拡張性は文句なし。モンスター級のハイエンドシステムを組みたいユーザーにお勧めしたい。ただ、サイドファンのマウンタがマザーボード前面を隠してしまう構造になっており、組んだ後のメンテナンス性にやや難がある。

XL-ATXに対応するため寸法がやや縦に長く、内部空間は広い。マザーボードベースからファンマウンタのフレームまでの距離は実測値で約18cm

側板内部のファンマウンタ。14cm角ファンを合計4基も搭載できるという超冷却仕様だ。標準ではビデオカードを直接冷却する位置に1基搭載している

前面には12cm角ファンを2基搭載。シャドーベイは取り外しが可能な構造。ここはファンマウンタで覆われない位置にあるため、ストレージの交換や増設は簡単に行なえる
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×4、3.5インチシャドー×6(3.5インチ×1→2.5インチシャドー×2変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:12cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)、14cm角×1(側板)、14cm×1(天板)●追加搭載可能ファン:12cm角×1( 前面)、14cm×3(側面)、14cm×2(天板)、12cm角×2(内部)●本体サイズ(W×D×H):219×549×512mm●重量:13.4kg
【問い合わせ先】
Thermaltake:info.jp@thermaltake.com(日本サーマルティク)/ http://www.thermaltake.co.jp/
アビー:045-306-6686 / http://www.abee.co.jp/