PCゲーマー必須の機能を網羅した大型ケース
- ExtendedATX
- ブラック/ホワイト
- メンテナンス性
- ■■■■■
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
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- BitFenix
- Colossus
- 実売価格:20,000円前後

Cooler Masterに所属していたスタッフが独立し、新たに起こした「BitFenix」の第1弾製品。前面と天板に搭載する23cm径の大型ファン、ドライブや拡張カードを簡単にガッチリと固定できる優れたツールレス構造、USB 3.0対応のフロントポート、6基までのファンを一括で制御できるファンコントローラなど、ハイエンドユーザーが要求する仕様を漏れなく搭載する、期待通りの製品に仕上げられている。かなり大型だが、その分内部は広く、組み込み作業はしやすい。前面や側面は開口部がない密閉タイプなので、内部の動作音が外に漏れにくく、意外と静かだ。

奥行きは58cmとフルタワーケース並みだが、その分内部の空間は余裕があり、熱だまりが発生しにくい。マザーボードベースから側板までの距離は約21cm(いずれも実測値)

天板と前面には何と23cm径の超大型ファンを搭載する。CPUとビデオカードの発熱を効率よく排熱するための仕組だ。天板前方にあるファンコンで回転数の調整も可能

3.5インチHDDは、トレイにはめ込んでシャドーベイに挿し込むだけでガッチリ固定できる。ただし2.5インチデバイスはトレイにネジ止めする必要がある
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×5、3.5/2.5インチシャドー×7●標準搭載ファン:23cm径×1(前面)、23cm径×1(天板)●追加搭載可能ファン:14cm角×1(背面)、14/12cm角×1(底面)●本体サイズ(W×D×H):245×582×558mm●重量:16kg
ファンコントローラも付属する超静音志向ケース
- ATX
- チタニウム/ブラック
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
- ■■■■■

- Fractal Design
- Define R3
- 実売価格:14,000円前後

前面は開閉式とし、厚みのあるスチール製の側板の内側に防音性の高い素材を塗布することで、静音性を高めたケース。標準搭載されるファンは前後に1基ずつだが、前面、底面、天板、側面にある取り付け箇所にファンを追加すれば、超冷却重視のケースに変身する。HDDはゴムワッシャーと専用ネジを使って固定する機構を採用。本体フレームは剛性が高く、非常にしっかりとして安定感がある。3基までのファンを一括して制御できるファンコントローラが付属し、静音性へのこだわりを徹底的に追求した、最近ではめずらしい本格派の静音ケース だ。

奥行きはミドルタワーとしては若干大きめ。そのため作業スペースは広い。マザーボードベースから側板までの距離は実測値で約17cm

側板は分厚いスチール製で、防音材が塗布されており、重量はかなりある。追加ファンの取り付け位置には、分厚い防音材が貼られていて、動作音が外に漏れるのを防いでいる

前面パネルは扉式。扉にもスポンジが貼られ、防音性を高めるため徹底した工夫が施されている。下部の防塵カバーは前面から取り出して掃除できる
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×2(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5/2.5インチシャドー×8●標準搭載ファン:12cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:12cm角×1(前面)、14/12cm角×2(天板)、14/12cm角×1(底面)、14/12cm角×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):207.4×521.2×440mm●重量:12.5kg
【問い合わせ先】
BitFenix:03-5298-3880(ディラック)/ http://www.bitfenix.com/
Fractal Design:support@cm-industry.co.jp(CMインダストリー)/ http://www.fractal-design.com/
4基の大型ファンで強力に冷却できるゲーマー向け製品
- ATX
- ブラック
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
- ■■■■□
- Antec
- ダークフリート DF-35
- 実売価格:13,000円前後

大型のケースファンを4基搭載するほか、前面ファンの手前をメッシュパネルにして外気を取り込みやすくした冷却重視のケースだ。4基のファンはそれぞれファンコントロールを装備しており、組み込んだシステムに応じて回転数を調整できる。2.5インチ用のホットスワップベイや、2基までの3.5インチストレージを前面から換装できるベイユニットなど、ストレージを簡単に交換できるのも便利だ。ホコリが付きやすい前面ファン手前の防塵フィルタは簡単に取り外し可能で、掃除しやすい。しかし、意外なことに、ツールフリー構造ではない。

メンテナンスホールのスペースが比較的広く設けられており、CPUソケットの位置がやや変則的なマザーでも作業できる。マザーボードベースから側板までの距離は実測値で約18cm

天板に2.5インチデバイスを着脱できるホットスワップベイを搭載。OSを切り換えたり、2.5インチストレージでデータをバックアップしたりする際に便利だ

前面に装備する12cm角ファンは2基とも扉のように手前側に開ける構造になっている。ホコリがたまる防塵フィルタは上に向かって簡単に引き抜けるので、気軽に掃除できる
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×3、3.5インチ×1、2.5インチ×1、3.5インチシャドー×6、2.5インチシャドー×1●標準搭載ファン:12cm角×2(前面)、12cm角×1(背面)、14cm×1(天板)●追加搭載可能ファン:12cm角×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):198×486×485mm●重量:6.9kg
冷却重視のロングセラーがコンセプトをそのままに進化
- ATX
- ブラック
- メンテナンス性
- ■■■■□
- 拡張性
- ■■■■■
- お買い得度
- ■■■■□
- Cooler Master
- CM690II Plus
- 実売価格:13,000円前後

冷却性能を重視するユーザーから高い支持を集めた「CM690」の後継機だ。冷却重視の設計思想に変わりはなく、前面や天板は外気を取り込みやすいメッシュ、標準で付属する合計3基の大型ファンを含め、最大で10基のファンを搭載できる。ミドルタワーケースでマザーボードの裏側にまでファンが搭載できるのは非常にめずらしい。2.5インチシャドーベイは搭載しないが、アダプタを同梱しており、SSDの取り付けにも対応。HDDや光学ドライブの取り付けはツールフリー。ただHDDの接続面がケースの右側面を向くため、両方の側板を外さないと作業ができないのが少々めんどうだ。

奥行きはミドルタワーとしてはかなり長め。内部は広く、作業はしやすい。裏配線用のスペースもある。マザーボードベースから側板までの距離は実測値で約18cm

天板と背面には12cm角ファンを装備する。さらに前面に14cm角ファンを搭載しており、標準でも冷却性能はかなり高い。さらに7基のファンを追加搭載できるのは圧巻

底面も開口部が多い。底面には14cm角ファンを1基、あるいは12cm角を2基追加搭載できる。底面からのホコリの進入を抑制する防塵フィルタも用意されている
Specification 付属電源:なし●ベイ:5インチ×4(5インチ×1→3.5インチ×1変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×6(3.5インチ×1→2.5/1.8インチ×1変換アダプタ×1)●標準搭載ファン:14cm角×1( 前面)、12cm角×1(背面)、12cm角×1(天板)●追加搭載可能ファン:14cm角×1(天板)、14cm角×1(底面)、12cm角×1(底面)、14cm角×2(左側面)、8cm角×1( 右側面)、12cm角×1(シャドーベイ)●本体サイズ(W×D×H):214.5×528.8×511.8mm●重量:9.19kg
【問い合わせ先】
Antec:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)/ http://www.antec.com/
Cooler Master:support@cm-industry.co.jp(CMインダストリー)/ http://www.coolermaster.co.jp/