巨大なクーラーで静かに確実に冷却
- GeForce GTS 450
- GDDR5 1GB
- DirectX 11
- PCI Express 2.0 x16
- MSI
- N450GTS Cyclone
1G OC/D5 - 実売価格:15,000円前後
ビデオカードの売れ筋の価格帯は1万5,000円前後だが、その中から、処理性能を第一に考えて選ぶとしたら本製品がオススメだ。コアクロックは定格の783MHzから850MHzに、メモリクロックも3.608GHzから4GHzにオーバークロック(OC)されている。OCモデルは発熱量の増加が問題となるが、本製品は同社独自のクーラー「Cyclone」を採用したことで、圧倒的な冷却性能と静音性をあわせて実現している。
OCモデルらしく、処理性能は非常に高い。3DMark Vantageの結果も旧製品と比較してほぼ2倍の成績。同じ価格帯のこちらで紹介している5770搭載製品よりも、Performanceで約10%、Extremeでは約5%優れている。ただし、これもOCモデルらしく、消費電力がアイドル時こそ低いものの、高負荷時では188.8Wにもなる。電源性能には留意したい。
Specification
コアクロック:850MHz
ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 1GB(128bit)
メモリクロック:4GHz
【問い合わせ先】
MSI:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)/ http://www.msi-computer.co.jp/
同社オリジナルのオーバークロックツール
同社のオーバークロックツール「After Burner」が付属。ファン回転数や、コア電圧の調節などもできる
独特な形状の「Cyclone」
同社のクーラー「Cyclone」は、性能の高さに定評がある。冷却能力が高いだけでなく、動作音も静かだ
DVI-I端子を2基搭載
出力端子はDVI-I×2のほか、Mini HDMI端子を用意。デジタルテレビへの映像や音声の出力が楽々できる
ココが最強!
・独自クーラーで冷却能力を強化
・OCモデルの上に静音性にも優れる
・Mini HDMIで家電との連係もOK
ライター夏目敬介の評価:
描画性能を重視するユーザーにお勧め
- 静音性:★★★★☆
- 処理性能:★★★★★
- お買い得度:★★★★☆
オーバークロックモデルだけのことはあり、処理性能は非常に高い。だが、その分消費電力も大きい点に注意しよう。静音性はなかなか優秀。
Mini-ITXケースにも導入できる小型製品
- GeForce GT 430
- DDR3 1GB
- DirectX 11
- PCI Express 2.0 x16
- 玄人志向
- GF-GT430-LE1GHD
- 実売価格:7,000円前後
NVIDIAの「GeForce GT 430」は、Fermiアーキテクチャを採用した400シリーズの、ローエンド向けという位置付けだ。本製品はそのGT 430を搭載した、実売7,000円前後という低価格が魅力のモデル。コアクロックは700MHzと定格どおりだが、メモリクロックは1.4GHzと定格から400MHz下げられ、低価格化と省電力性を意識した仕上がりになっている。
Low Profileに対応しているのも特徴で、標準のブラケットのほか、DVI-I×1とHDMI×1のものと、Dsub 15ピン×1のみのものが付属する。使用環境に合わせて付け換えることができて便利だ。他社の同GPU搭載製品は冷却機構を簡略化したものが多い中、本製品は冷却に注力した設計で、ヒートシンクの上に5cm径の小型ファンを装備。動作音がやや気になるが、その分しっかりと冷やせる。描画能力はさほど高くないが、消費電力は高負荷時でも非常に低かった。Low Profile対応で低消費電力と、小型ケースに組み込みやすい製品だ。
Specification
コアクロック:700MHz
ビデオメモリ(バス幅):DDR3 1GB(128bit)
メモリクロック:1.4GHz
【問い合わせ先】
玄人志向:購入店舗にて対応/ http://kuroutoshikou.com/
ブラケットが2種類付属
Dsub 15ピン端子は取り外し可能だ。microATXやMini-ITXケースにも取り付けやすい
分厚いクーラーを採用
厚めのヒートシンクとファンで、冷却能力の向上を狙っている。ファンの口径が小さいためか、動作音はややうるさい
ココが最強!
・補助電源が不要
・Low Profileに対応
・冷却を重視したヒートシンク
ライター夏目敬介の評価:
2スロット厚のクーラーに注意
- 消費電力:★★★★☆
- お買い得度:★★★☆☆
- コンパクトさ:★★★★☆
2種類のブラケットが付属し、取り付けるケースによって使用する出力端子が選べるのがポイント。小型であるものの、2スロット占有する。
【検証環境】
CPU:Core i5-750(2.66GHz)、マザーボード:ASUSTeK P7P55D-E EVO(Intel P55)、メモリ:Kingston Technology KHX1600C9D3B1K2/4GX(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×2)、HDD:Western Digital WD Caviar Green WD20EARS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、2TB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、暗騒音:31dB、動作音測定距離:10cm、アイドル時:OS起動から10分後の値、高負荷時:3DMark Vantage実行中の最大値