- ATX
- ブラック
Cooler Master
HAF 922
実売価格:19,500円前後
問い合わせ先:support@cm-industry.co.jp(CMインダストリー) URL:http://www.coolermaster.co.jp/Specification
付属電源:なし●ベイ:5インチ×5(5→3.5インチ変換アダプタ×1)、3.5インチシャドー×5●標準搭載ファン:20cm×1(前面)、12cm角×1(背面)、20cm×1(天板)●追加搭載可能ファン:12/14cm角×1(底面)、20cm×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):253×563×502mm●重量:8.7kg
上位モデルのDNAを受け継いだ
冷却と使い勝手のバランスモデル
前面と天板にある20cm径の大型ファンや便利なギミック類など、同社の上位モデル「HAF 932」から多くの機能を引き継いだミドルタワーケース。マザーボードベースの裏側を使った配線が可能となっており、内部のエアフローを確保しやすくなっている。冷却性能重視の前面メッシュパネルや大型ファンを採用しているため、動作音はやや大きめ。
それでも内部が広くてPCパーツ類を組み込みやすいこと、組み込み作業が楽なドライバーレス構造、水冷ホールやメンテナンスホールなどのツボも押さえており、扱いやすさについても好印象だ。
本命のワケ
- 20cmの大口径ファンを2基搭載
- 大型ビデオカードも余裕で搭載可能
- ドライバーレス&広い内部空間
前面パネルにメッシュを採用し、大型ファンをこれでもかとばかりに搭載する冷却重視のケースだが、冷却性能はそこそこといった印象。内部が広く組み込みやすさは○。
HDDはプラスチック製のフレームにはめて、横向きに挿し込み、ふたを閉めて固定するドライバーレス構造
前面と天板には20cmの大型ファンを搭載。その大きさから風量はかなりあり、冷却性能に期待できる
5インチベイは同社独自のボタン式の固定方法で、こちらもドライバーレス構造だ
ケーブル類をマザーボードベースの背面を通す裏配線が可能。エアフローの向上に貢献
インターフェースは前面上部に配置。マイク、ヘッドホン、USB 2.0×2、eSATAを備える
シャドーベイは取り外せないが、その状態でも開口部の幅は約36cmと十分に広い。奥行きもあるので、高さのある大型のCPUクーラーでも余裕を持って装着できる
- ATX
- ブラック
Lian Li
LanCool Dragonlord PC-K62
実売価格:14,000円前後
問い合わせ先:03-5298-3880(ディラック) URL:http://www.lian-li.com/Specification
付属電源:なし●ベイ:5インチ×5、2.5/3.5インチシャドー×4●標準搭載ファン:14cm角×1(前面)、12cm角×1(背面)、14cm角×2(天板)●追加搭載可能ファン:なし●本体サイズ(W×D×H):214×498×496mm●重量:10.7kg
組みやすさは文句なしのデキ
大型ファンは冷却と静音に優れる
14cm角の大型ファンを前面と天板に合計3基搭載し、前面にはメッシュ、天板にはスリットを設け、エアフローを強化している冷却重視の製品だ。いずれのファンも静音を意識した低回転モデルで、動作音はとても静かだ。SSDなどの2.5インチデバイスに対応したシャドーベイ、電源も含めた徹底したドライバーレス対応など、組みやすさにも優れている。ドライバーレス構造をうたう製品の中には、しっかり固定できずがたつくものもあるのだが、本製品ではがっちりと固定でき、安心感がある。
本製品の特筆すべきポイントは、シャドーベイのすべてが2.5インチ対応であること。複数台のSSDを、RAIDで組み合わせて使いたいというパワーユーザーにもマッチする。
本命のワケ
- 14cm角の静音ファンを3基搭載
- 徹底したドライバーレス構造
- アダプタ不要でSSDを複数台搭載可能
ドライバーレス構造の徹底導入もすごいが、名ばかりではなくがっちりと固定できる組み込みやすさは好感度が高い。全シャドーベイが2.5インチ対応なのもめずらしい。
トレイにHDDを搭載し、ゴム製のワッシャーを介してシャドーベイに固定する方式
天板には低回転の14cm角大型ファンを2基搭載する。ケース内の熱を効率的に排出できる
HDDを固定するトレイは3.5インチ、2.5インチ両対応。SSDも利用できる
マザーボードベースの裏側を使った配線が可能。メンテナンスホールも設けられている
インターフェースは天板前方に配置。マイク、ヘッドホン、USB 2.0×2の構成
拡張カード固定部から3.5インチベイのフレームまでの幅は29cm。さらに、利用するPCIExpressx16スロットの位置によっては、5インチベイ部分を活用することができるので、もう1cmほど余裕がある