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マザーボード100選 2010
TEXT:鈴木雅暢
アッパーミドル編
27,000円~20,000円
imageさまざまな差別化要因をプラスできる余裕のあるアッパーミドルレンジクラス。品質や信頼性をより求めるか、付加機能面での充実を求めるか、選びがいのあるジャンルと言えるだろう。
アッパーミドルマザーボード購入の条件(1)
新規格「USB 3.0」に注目すべし!
次世代インターフェースの本命 USB 2.0の約10倍の高速転送
 アッパーミドルレンジ以上の製品にはオンボードチップを搭載してインターフェースを強化し、差別化を図るものが多い。なかでも現在とくに注目したいのが、GIGABYTEのP55Aシリーズなどが搭載しているUSB 3.0コントローラだ。

 USB 3.0では、USB 2.0の約10倍にあたる5Gbpsの高速転送に対応する。従来の転送モードであるLow Speed(1.5Mbps)、Full Speed(12Mbps)、High Speed(480Mbps)に加えて、新たにSuperSpeedモード(5Gbps)を追加することで高速化を実現しており、USB 1.1/2.0との下位互換性も保っている。つまり、USBならではの汎用性と高速転送を両立する魅力がある。

 USB 3.0ではケーブル/コネクタも新しくなっており、5Gbps転送のためにはUSB 3.0対応のケーブルが必要で、もちろんデバイス側でもUSB 3.0に対応する必要がある。実際にGIGABYTEのGA-P55A-UD4とバッファローのHD-H1.0TU3を使ってテストした結果をグラフで掲載したが、USB 3.0接続とUSB 2.0接続では3倍以上もの性能差が確認できた。

 高速転送と言えば、3Gbps転送対応のeSATAもある。しかし、USB 3.0は将来的にはチップセットに統合され、ノートPCなども含めて普及すると予想されている。そうなったときにマザーボードにUSB 3.0ポートがあるかないかは大きい。拡張カードでの追加もできるので必須ではないが、大きなアドバンテージであることは間違いない。

 ちなみに、多くのオンボードのUSB 3.0コントローラはPCI Express x1で接続されており、P55チップセットはPCI Express 2.0の5GT/s転送に対応していないため(1レーンあたり2.5Gbps)、5Gbpsの速度は出せない。しかし、その2.5Gbpsでも従来の480Mbpsと比べればはるかに高速であり、現状ではそこまでこだわる必要はないと思われる。
imageUSB 3.0コントローラ
GIGABYTEのGA-P55Aシリーズが搭載するNECのUSB 3.0コントローラチップ「D720200F1」。PCI Express x1で接続されている
imageUSB 3.0対応ポート
右の青いコネクタがUSB 3.0対応ポート。USB 2.0と互換性があり、形状もほとんど変わらなく見えるが、内部で5ピン増えている
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-860(2.8GHz)
マザーボード:GIGABYTE GA-P55A-UD4(rev. 1.0)(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)
ビデオカード:Galaxy Technology GF PGTX285/1024D3/GE(NVIDIA GeForce GTX 285)
HDD:Western Digital WD RE4-GP WD2002FYPS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、2TB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
アッパーミドルマザーボード購入の条件(2)
オーバークロック機能の充実は信頼性向上にも効果的
簡易OC機能の搭載のほか スイッチ類やLEDの装備も
 付加機能に関連して、ミドルレンジとの差別化要因の一つとして挙げられるのがオーバークロック機能だ。ASUSTeKのR.O.G.シリーズやDFIのLANPARTYシリーズなど、オーバークロックユースをターゲットにした製品はもちろんだが、付加機能としてオーバークロック機能を搭載する製品は数多い。

 主なものとしては、ASUSTeKの「CPU LEVELUP」やMSIの「OC Genie」など、簡単な手順でOC操作が行なえる機能のほか、マニア向けに細かい設定が行なえるBIOSメニューやWindows上から操作できるユーティリティが挙げられる。また、ユーザーの作業性を考慮してボード上やバックパネルに電源/リセットスイッチやCMOSクリアスイッチ、あるいは動作状況を確認できるPOSTコード表示用LEDを装備する製品も多い。

 また、多フェーズ電源回路や高級コンデンサの搭載などのOC耐性に関する仕様は信頼性の高さに貢献する側面があり、多くのユーザーにメリットがある。
image多フェーズの電源回路、ヒートパイプを使った強力な冷却システムなどは、オーバークロック耐性の向上だけでなく、安定性も高める
imageユーザーの作業性を考慮した仕様も目立つ。オンボードの電源/リセットスイッチの装備はほぼ標準になりつつある
imageBIOSセットアップでもOC向け設定は定番。OC専用メニューを用意し、詳細な設定ができるようになっている製品も多い
アッパーミドルマザーボード購入の条件(3)
上位並みの品質を備えたお得なモデルを狙え!
安定性に優れる上位機と同等の基板設計
 上下をハイエンドとミドルレンジに挟まれたアッパーミドルレンジクラスでは、ハイエンドと同等クラスの基板が用いられている製品が多い。もちろんCPUまわりの電源回路や、拡張スロットの構成で上位モデルとの差が付けられているため同一の基板ではないものの、実装されているコンデンサなどの部品は同一グレードのものであることがほとんど。こうした実装がマシンの安定度を左右するため、機能では劣っても、品質面では上位と同等のモデルに注目したい。

 これがミドルレンジクラスになると、VRMのフェーズ数が大きく削減されていたり、メーカー独自の機能を削ることで低価格化を図っていたりするため、アッパーミドルレンジクラスの製品選びでは、できるだけ上位との差が少ないものを選ぶのがコツと言える。
image上位クラスと同等の基板レイアウト
右はASUSTeKのハイエンドマザーP7P55D Deluxe、左はワンランク下のP7P55D EVO。フェーズ数や冷却機構が異なるが、スロット構成は同じ
imageバックパネルもほとんど同じ
同じく、上がDeluxe、下がEVO。インターフェースが減るどころか、EVOではバックパネルにeSATAポートが用意されている
image下位モデルとは大きな違いが
右はミドルレンジのP7P55D。アッパーミドルのEVOとは拡張スロットの構成をはじめ、搭載される機能も大幅に異なる
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