その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | |||||||||||||||
マザーボード選びにおける基本的なポイント | |||||||||||||||
マザーボードの基本的な仕様にも、時代の流れとともに微妙に変化が見られる部分がある。ここでは今このタイミングでマザーボードを購入する際に把握しておきたい基本的な比較ポイントについて見ていこう。 | |||||||||||||||
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マザーボードのサイズとネジ穴の位置を共通化した規格が「フォームファクター」だ。1995年にIntelが提唱したATXが現在もっともスタンダードな規格として使われており、それをベースに小型化したmicroATX、Mini-ITXなどがある。メーカー製PCの小型化が目立つようになってからも自作市場では主力マザーボードのほとんどはATXタイプだったのだが、最近ではmicroATXでも豪華な装備の製品が登場するなど、限界はあるものの小型マザーボードも機能的に充実傾向にある。 ただし、小型になればなるほど拡張性が制限されるため、このタイプを選ぶ際は標準搭載している機能や拡張スロットの構成をよりシビアに考える必要があるだろう。また、Mini-ITXフォームファクターでは、対応ケースの小ささなどから冷却面も考慮したパーツ選びが必要になってくる。 |
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ATX もっとも製品が多いのがATX。拡張スロット本数は最大7本 |
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microATX 拡張スロットは4本まで。ある程度の拡張性を持つ |
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Mini-ITX 拡張スロットは1本まで。拡張性を犠牲にした超小型タイプ |
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マザーボードのごく基本的な機能としてチェックしておきたいのが、メモリスロットの種類と本数、最大搭載メモリだ。とくに小型製品や廉価版製品ではメモリスロットが少ないことがよくあるので注意したい。また、Serial ATAポートの数と対応機能も把握しておきたい。ポート数は4~6基が主流だが、別途オンボードチップを搭載して増やしている製品もある。機能としては、AHCIやRAIDへの対応などがポイントだ。RAID機能に関しては、RAID 0/1/0+1までの製品と、RAID 5まで対応するものとに分かれる。 | |||||||||||||||
メモリスロット 後々の増設などを考えるとメモリスロットは4本あったほうが便利。まずは2本購入し、さらに安くなったときを狙い増設するとよいだろう |
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Serial ATAポート ポートの数だけでなく、配置もポイント。右側のタイプはケーブルがゴチャつきにくく、また長いビデオカードとも干渉しにくい |
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地味ながらマザーボードの使い勝手に影響してくるのが、バックパネルインターフェースの構成だ。別途アドオンカードやブラケットケーブルで端子を追加できる場合もあるが、これらは拡張スロットのスペースを占有してしまうし、PCケース内でよけいなケーブルの取り回しが発生するためケース内の冷却効率が悪化するという弊害もある。使用することが前提のインターフェースはバックパネルに標準装備されているほうがベターだ。 構成としては、6~10基のUSB 2.0ポート、LAN、オーディオ(アナログ8チャンネル)などが基本だが、ミドルレンジではこれにeSATA、IEEE1394ポートなどが加わる。それ以上になるとUSB 3.0、デュアルLANなどと多様化が進む。グラフィックス機能を持ったマザーでは、画面出力用に用意された端子の種類がポイントとなる。液晶ディスプレイを使うならDVIやHDMIなどのデジタル出力端子は欠かせない。低価格モデルにはこれらがないこともあるのでよく確認しよう。 |
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拡張スロットのインターフェースには、旧来のPCIとその後継であるPCI Expressの2種類があるが、最近ではPCI接続の拡張カードはかなり減ってきている。 PCI Expressでは上り下りの信号線のペアを1レーンと数えて、レーンを増やすことで転送速度を拡張でき、ビデオカード用には16レーンのx16スロット、周辺機器用には1レーンのx1スロットなどが一般に使われている。スロットとカードのレーン数は一致しなくても利用可能(形状による)で、遅いほうの速度に合わせて動作する。また、スロット形状と実際のレーン数は必ずしも一致せず、形状はx16でも4レーンや8レーンしかないというスロットを持つ製品も多い。 1レーンの帯域は、PCI Express 1.1で片方向250MB/s(双方向500MB/s)、PCI Express 2.0の5GT/s転送に対応している場合は片方向500MB/s(双方向1GB/s)だ。一般的にPCI Express 2.0対応であれば5GT/s転送に対応していると考えてよいが、P55チップセットの場合はPCI Express 2.0対応をうたいながら5GT/s転送に対応しない(実質PCI Express 1.1と変わらない)というややこしい仕様となっているため、スペックに「PCI Express 2.0 x1(2.5GT/s)」などと書かれているのでよく見てみよう。 |
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PCI Express 2.0 x16スロット ビデオカード用に使われている拡張スロット。双方向を合わせたデータ帯域はPCI Express 1.1で8GB/s、PCI Express 2.0なら16GB/s |
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PCI Express 2.0 x1スロット 汎用の拡張スロット。双方向のデータ帯域はPCI Express 1.1で500MB/s、PCI Express 2.0に対応していれば1GB/sとなる |
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PCI 旧型の汎用拡張カード用スロット。データ帯域は133MB/sと低速。10年以上も前から使われているが、最近では対応カードも少なくなってきた |
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