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マザーボード100選 2010
Intel&AMD環境を総括 イマドキのマザーボード事情
TEXT:鈴木雅暢
マザーボード選びにおける基本的なポイント
マザーボードの基本的な仕様にも、時代の流れとともに微妙に変化が見られる部分がある。ここでは今このタイミングでマザーボードを購入する際に把握しておきたい基本的な比較ポイントについて見ていこう。
1 フォームファクター
 マザーボードのサイズとネジ穴の位置を共通化した規格が「フォームファクター」だ。1995年にIntelが提唱したATXが現在もっともスタンダードな規格として使われており、それをベースに小型化したmicroATX、Mini-ITXなどがある。メーカー製PCの小型化が目立つようになってからも自作市場では主力マザーボードのほとんどはATXタイプだったのだが、最近ではmicroATXでも豪華な装備の製品が登場するなど、限界はあるものの小型マザーボードも機能的に充実傾向にある。

 ただし、小型になればなるほど拡張性が制限されるため、このタイプを選ぶ際は標準搭載している機能や拡張スロットの構成をよりシビアに考える必要があるだろう。また、Mini-ITXフォームファクターでは、対応ケースの小ささなどから冷却面も考慮したパーツ選びが必要になってくる。
imageATX
もっとも製品が多いのがATX。拡張スロット本数は最大7本
imagemicroATX
拡張スロットは4本まで。ある程度の拡張性を持つ
imageMini-ITX
拡張スロットは1本まで。拡張性を犠牲にした超小型タイプ
2 メモリスロットとSerial ATAインターフェース
 マザーボードのごく基本的な機能としてチェックしておきたいのが、メモリスロットの種類と本数、最大搭載メモリだ。とくに小型製品や廉価版製品ではメモリスロットが少ないことがよくあるので注意したい。また、Serial ATAポートの数と対応機能も把握しておきたい。ポート数は4~6基が主流だが、別途オンボードチップを搭載して増やしている製品もある。機能としては、AHCIやRAIDへの対応などがポイントだ。RAID機能に関しては、RAID 0/1/0+1までの製品と、RAID 5まで対応するものとに分かれる。
imageメモリスロット
後々の増設などを考えるとメモリスロットは4本あったほうが便利。まずは2本購入し、さらに安くなったときを狙い増設するとよいだろう
imageSerial ATAポート
ポートの数だけでなく、配置もポイント。右側のタイプはケーブルがゴチャつきにくく、また長いビデオカードとも干渉しにくい
Serial ATA 3.0ポートが登場
最新マザーボードの中には、6Gbps転送に対応したSerial ATA 3.0ポートを持つ製品がある。ただし、グラフのように対応HDDを使っても、現在はHDD自身の性能がボトルネックになっているため導入メリットはない。むしろ、3Gbpsの限界に近付いているSSDが6Gbps転送に対応してくれば、Serial ATA 3.0の導入メリットが出てくるだろう。
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i5-750(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P7P55D-E Premium(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4 ※2枚のみ使用)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 8600 GTリファレンスカード
システムHDD:日立GST Deskstar T7K500 HDT725025VLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、250GB)
検証用HDD:Seagate Barracuda XT ST32000641AS(Serial ATA 3.0、7,200rpm、2TB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
3 バックパネルインターフェース
 地味ながらマザーボードの使い勝手に影響してくるのが、バックパネルインターフェースの構成だ。別途アドオンカードやブラケットケーブルで端子を追加できる場合もあるが、これらは拡張スロットのスペースを占有してしまうし、PCケース内でよけいなケーブルの取り回しが発生するためケース内の冷却効率が悪化するという弊害もある。使用することが前提のインターフェースはバックパネルに標準装備されているほうがベターだ。

 構成としては、6~10基のUSB 2.0ポート、LAN、オーディオ(アナログ8チャンネル)などが基本だが、ミドルレンジではこれにeSATA、IEEE1394ポートなどが加わる。それ以上になるとUSB 3.0、デュアルLANなどと多様化が進む。グラフィックス機能を持ったマザーでは、画面出力用に用意された端子の種類がポイントとなる。液晶ディスプレイを使うならDVIやHDMIなどのデジタル出力端子は欠かせない。低価格モデルにはこれらがないこともあるのでよく確認しよう。
image image image
USB 2.0
マウス、プリンタなどさまざまな周辺機器の接続に使える万能的な拡張端子。10倍の速度を持つUSB 3.0ポートを備える製品が最近登場した
eSATA
最近の製品では標準となりつつあるSerial ATAの外付け用端子。高速な外付けHDDを利用できる。ポートマルチプライヤー対応製品がベター
サウンドポート
アナログ8チャンネル出力を行なう4基とライン入力、マイクの6基構成が標準。AVアンプへの出力を考えるなら、右上のS/P DIF出力が便利
image image image
Dsub 15ピン
アナログ出力用の標準端子。オンボードグラフィックスの製品ではディスプレイ/テレビへの画面出力端子の種類にも注目したい
DVI
PC用ディスプレイ向けのデジタル出力端子。液晶ディスプレイに出力するならアナログよりデジタルのほうが画質は格段に鮮明でキレイだ
HDMI
液晶テレビなど家電機器へのデジタル映像出力端子だが、PC用液晶でも装備する製品は多い。HDコンテンツの著作権保護技術に対応する
4 拡張スロット
 拡張スロットのインターフェースには、旧来のPCIとその後継であるPCI Expressの2種類があるが、最近ではPCI接続の拡張カードはかなり減ってきている。

 PCI Expressでは上り下りの信号線のペアを1レーンと数えて、レーンを増やすことで転送速度を拡張でき、ビデオカード用には16レーンのx16スロット、周辺機器用には1レーンのx1スロットなどが一般に使われている。スロットとカードのレーン数は一致しなくても利用可能(形状による)で、遅いほうの速度に合わせて動作する。また、スロット形状と実際のレーン数は必ずしも一致せず、形状はx16でも4レーンや8レーンしかないというスロットを持つ製品も多い。

 1レーンの帯域は、PCI Express 1.1で片方向250MB/s(双方向500MB/s)、PCI Express 2.0の5GT/s転送に対応している場合は片方向500MB/s(双方向1GB/s)だ。一般的にPCI Express 2.0対応であれば5GT/s転送に対応していると考えてよいが、P55チップセットの場合はPCI Express 2.0対応をうたいながら5GT/s転送に対応しない(実質PCI Express 1.1と変わらない)というややこしい仕様となっているため、スペックに「PCI Express 2.0 x1(2.5GT/s)」などと書かれているのでよく見てみよう。
image
imagePCI Express 2.0 x16スロット
ビデオカード用に使われている拡張スロット。双方向を合わせたデータ帯域はPCI Express 1.1で8GB/s、PCI Express 2.0なら16GB/s
imagePCI Express 2.0 x1スロット
汎用の拡張スロット。双方向のデータ帯域はPCI Express 1.1で500MB/s、PCI Express 2.0に対応していれば1GB/sとなる
imagePCI
旧型の汎用拡張カード用スロット。データ帯域は133MB/sと低速。10年以上も前から使われているが、最近では対応カードも少なくなってきた
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