Windows 7の新機能はこう使え！ 7/7 | Windows 7自作超大全｜第2部：Windows 7注目機能完全解説

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ベールを脱いだ史上最強Windows その実力に迫る！

Windows 7は64bit時代の本格的な幕開け

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Windows 7のインストール方法 1/4

Windows 7のインストール方法 2/4

Windows 7のインストール方法 3/4

Windows 7のインストール方法 4/4

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Windows 7の新機能はこう使え！

TEXT：清水理史

「11」無償で提供されているセキュリティ対策ソフトを活用

　これまで有料で提供されてきたMicrosoftのセキュリティ対策ソフト「Windows Live OneCare」に代わり、無償での提供が開始されたのが「Security Essentials」だ。

　Windowsの正規ユーザーであれば誰でも利用可能となっており、MicrosoftのWebサイトからダウンロードして利用することができる。

　市販されている昨今のウイルス対策ソフトと比べるとシンプルで、機能はウイルスとスパイウェアの発見と駆除のみ。ただ、当然監視はリアルタイムであり、定義ファイルもWindows Updateを通して提供されるため、不安は少ない。このSecurity EssentialsとWindows 7に標準で搭載されているパーソナルファイアウォールにより、追加コストなしで最低限のセキュリティ対策を実現できることになる。

　動作も軽快なため、ミニノートPCなどでも十分に利用可能だ。もしウイルス対策ソフトをインストールしていないのであればぜひ活用してほしい。

インストールと初期設定

インターネットからダウンロード
「Security Essentials」は無償で提供されている。Webサイトにアクセスして「今すぐダウンロード」をクリック

インストール開始
ダウンロードしたファイルを実行してインストールしていく。ウィザード形式で迷わずインストールできる

正規Windowsの確認
Windowsの正規ユーザー向けに無償で提供されているソフトウェアのため、OSのライセンスの検証作業が必要となっている

定義ファイルのアップデート
インストールが完了すると自動的に定義ファイルがアップデートされる。普段はWindows Updateで自動実行される

スキャンの実行と設定

状態を確認
デスクトップのアイコンをダブルクリックすると状態を確認可能。「今すぐスキャン」をクリックすればPC全体をスキャンできる

不安になったときは、この画面から今すぐスキャンを選択してチェックしよう

スケジュールを設定可能
「設定」タブをクリックすると、自動スキャンのスケジュールを設定可能。標準では日曜の2：00に設定されている

アクションセンターで状態をチェック

　Windows 7では、従来のセキュリティセンターに変わって、「アクションセンター」でセキュリティなどの設定を確認できるようになっている。

　ファイアウォールの状態やウイルス対策のプログラムの状態などを統合的に管理するためのインターフェースで、問題があると、通知領域にメッセージが表示される。このメッセージを見逃さないようにしよう。

　また、セキュリティ関連だけでなく、バックアップなどのメンテナンス機能も一緒に管理できる。トラブルに備えてバックアップも定期的に取得するように心掛けたい。

ウイルス対策ソフトやパーソナルファイアウォールの状況を統合的に管理できる「アクションセンター」

「12」セキュリティも強化されたWindows 7

　Windows 7のセキュリティ機能で注目したいのは「UAC」（User Access Control）だ。従来のWindows VistaのUACでは、ことあるごとに画面が暗転して警告が表示されたため、煩わしさを感じたユーザーも多かっただろう。しかしWindows 7のUACは、ユーザーが自ら行なった操作に関しては警告が表示される頻度が下がった。さらに通知レベルをONとOFFだけでなく、4レベルから選択できる。レベルによっては暗転がなくなったため、煩わしさが軽減している。こうした点をユーザーが選択できるようになったのは大きな進歩だ。

UACの設定を変更

アクションセンターで設定
4段階のレベルが選べるUACの設定は、アクションセンターを開いて、「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックする

UACのレベルを変更
UACの設定画面が表示されるので、スライダーバーを移動させてセキュリティレベルを設定。一番下に設定することで無効にできる

「13」BitLocker To GoでUSBメモリを暗号化

　Ultimateでしか利用できないが、「BitLocker」の強化も、Windows 7のセキュリティ対策のポイントだ。複数ドライブの暗号化に対応した上、USBメモリを暗号化できる「BitLocker To Go」が新たに搭載されている。USBメモリは手軽に使えるストレージとして広く普及しているが、紛失や盗難による情報漏えいのリスクが常につきまとう。しかし、BitLocker to Goを使って暗号化しておけば、たとえ第三者の手に渡っても、その内容が見られることはないため、安心してUSBメモリにデータを保存できるわけだ。なお暗号化したUSBメモリは、Windows Vista/XPなどでも開ける。