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第1部:Windows 7時代のPC自作術
TEXT:長畑利博
電源編
信頼性の向上、高効率化などに注目
image
Windows 7時代に入ったと言っても、電源ユニットに求められている仕様はVista時代から変わってはいない。しかし、信頼性の向上や省エネ機構の強化など、進化は日々着実に続いている。
Windows 7時代の電源選び
 あらゆる分野でエコロジー技術の導入がブームだ。Windows 7でも例外ではなく、アイドル時のCPU負荷を下げるタイマー結合などの機能が導入されており、CPU側のC6ステートと組み合わせることで、さらなる消費電力の削減が可能になっている。

 こうした省エネ技術が広まる半面、各パーツの高性能化による消費電力の増大も相変わらず進んでおり、高負荷時の消費電力は決して小さくない。そこで問題になるのが、電力負荷の急激な変化だ。負荷が0に近い状態から、ごく短時間で高負荷状態に移行するような場面が増えてきた。こうした状況でも安定して動作させるために、電源には高い信頼性が求められる。

 電源の信頼性を決める部品の一つが、電力を一時的にためておく役割を持つコンデンサだ。ポイントとしては、故障率の低い日本メーカー製であること、耐久性に優れる105℃品を採用していることなどが挙げられる。こうした品質の向上はハイエンド電源だけでなく、低価格モデルにも広がりを見せつつある。

 省エネの話に戻すと、現在市販されている電源の多くは、80%以上のAC-DC変換効率、90%以上の力率をクリアした製品が認定される80PLUS認証取得をウリとした製品が増えている。規格によってどれくらい差があるかを各クラスの製品に加えて、未取得品と低価格ケース付属の電源を加えて比較してみた。それぞれの製品の定格出力の違いに起因する数値の上下はあるものの(一般的に定格出力の50%前後のときがもっとも効率が高い)、高負荷時については上位規格の製品ほど優秀な結果となっている。安価な未対応電源と80PLUS Gold対応製品とを比べてみるとその差は一目瞭然だ。

 こうした項目に加え、CPUやビデオカードなどに提供する電圧である+12V出力の数字もチェックしておきたい。ビデオカードなど、消費電力の大きなハイエンドパーツを使用するときはこの数値が大きめであることが求められる。
image内部部品の信頼性が向上
高級モデルでは熱に強く、寿命が長い日本メーカー製の105℃品コンデンサを搭載するものが増えている。また、低価格モデルでも105℃品コンデンサの採用が増加中だ
image出力表で+12V出力をチェック
+12V出力は複数系統に分かれているのが一般的だが、ハイエンドビデオカードを複数枚使用する場合などは、1系統にまとめて大出力化したもののほうが安定性に優れる場合がある
 
image
【検証環境】
CPU:Intel Core i7-860(2.8GHz)
マザーボード:ASUSTeK P7P55D EVO(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory TR3X6G1333C9(PC3-8500 DDR3 SDRAM 2GB×3、2枚のみ使用)
ビデオカード:玄人志向 GF8500GT-E256H/HP(NVIDIA GeForce 8500 GT)
HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721010SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB)
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版
測定条件:アイドル時はOS起動後5分の値、高負荷時はOCCT Perestroika 3.1.0および3DMark06同時実行時の最高値
80PLUS認証取得ブームで、ついにGold取得製品も登場
効率の目安としてすっかり定着した80PLUS認証
 PCの電源ユニットでは、電力のON/OFFを繰り返し、交流(AC)から、コンピュータ内部で必要となる直流(DC)に変換するスイッチングという方式を利用しているが、古い電源はこの変換効率が悪く、入力された電力の30%程度を熱としてムダに消費していた。この変換効率を改善するために設けられたのが、効率80%以上を目指す省電力化プログラム「80PLUS」認証制度だ。80PLUSは、出力20%、50%、100%という3パターンの負荷状態で、表にあるそれぞれに規定された以上の効率を実現した製品に対して与えられる認証で、80PLUS Standard、80PLUS Bronze、80PLUS Silver、80PLUS Goldの四つのランクが設けられている。この中でもっとも厳しい規格となっているのが、「80PLUS Gold」で、要求される効率は最大90%にも達し、消費電力や発熱を大幅に抑制できる。80PLUS Gold取得製品は2009年8月にOCZ Technologyから発売されたのを皮切りに、他メーカーも取得製品を次々とラインナップしてきている。
規格名/負荷率 20%の場合 50%の場合 100%の場合
image80PLUS Standard 80% 80% 80%
image80PLUS Bronze 82% 85% 82%
image80PLUS Silver 85% 88% 85%
image80PLUS Gold 87% 90% 87%
各80PLUS規格の効率
80PLUSの各ランクの違い。最上位の80PLUS Goldでは90%近くまで目標値が引き上げられている(200V環境時)
サイズ
ENERGIA-800P
実売価格:23,000円前後
問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/
800W 80PLUS Gold
image80PLUS Gold対応ながらリーズナブル
80PLUS Gold認証取得電源としては比較的入手しやすい製品。+12V出力は1系統60Aの大出力タイプ。
Specification
ファン:14cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×6、PCI Express 6+2ピン×6(最大)、PCI Express 6ピン×2、FDD×2
ケーブルの使い勝手が向上
PC組み立て時に重要になるケーブルまわり
 自作ユーザーの視点から考えると、忘れてはいけないのは組み立てやメンテナンス時の使い勝手。最近のハイエンドPCケースではマザーボード裏に配線を行なうタイプが多く、曲げやすさや、まとめやすさなどが作業する上で大事だ。そこで扱いやすいスリムタイプのケーブルを採用した製品が増えている。また、使用しないケーブルを外しておくことのできるプラグインタイプも人気だ。かつては高級モデルでしか採用されていなかったプラグインケーブルだが、最近ではローエンドモデルでも採用する製品が出てきており、一般化してきている。
image配線しやすいスリムタイプケーブル
配線しやすいよう、曲げやすさを重視したケーブルが登場。写真のようなスリムタイプのほか、ケーブルの材料自体を柔らかくしたものもある
image低価格モデルでもプラグイン
1万円以下の製品でもプラグインケーブルを採用する製品が増加。写真はサイズのCORE POWER3 プラグイン 400W(実売価格:4,000円前後)
Corsair Memory
CMPSU-850HXJP
実売価格:26,000円前後
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)
URL:http://www.corsairmemory.com/
850W 80PLUS Silver
image使い勝手に優れたハイエンドモデル
薄型のフラットな形状をしたプラグインケーブルを採用しており、マザーボード裏のようなスペースの少ない場所でも取り回しがしやすい。
Specification
ファン:13.5cm角×1(底面)
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V×1、EPS12V×1、ペリフェラル×12(最大)、Serial ATA×12(最大)、PCI Express 6+2ピン×2、PCI Express 6ピン×2、FDD×2
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