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第1部:Windows 7時代のPC自作術
CPU編
TEXT:鈴木雅暢
大容量メモリが使える64bit環境
4GB以上のメモリをフル活用 性能は最大25%の大幅アップ
 Windows 7は64bit/32bit版が同時にリリースされ、パッケージ版では両方のメディアが同梱されている。メモリの低価格化や周辺機器の対応など、64bit環境が整ってきていることから、Windows 7ではいよいよ64bitが主力になると期待されている。

 64bitのメリットは、32bitよりもはるかに大きなメモリ容量が扱えることにある。32bitのWindowsが使えるメモリは最大4GB、そのうちハードウェアに予約されているアドレスが使えないため、実際に使える容量は3.5GB程度しかない。

 一方、64bit版Windows 7では、Home Premiumなら16GBまで、Professional/Ultimateなら192GBまで扱うことが可能だ。64bitにネイティブ対応したアプリケーションならそのメモリを単体でフル活用でき、とくにメモリ消費の大きいフォトレタッチソフトやビデオ編集ソフトなどでは大幅な性能向上を期待できる。また、CPUに搭載された64bitモード専用のレジスタ(計算に使うデータを一時的に記憶しておく場所)も使うことができるので、その部分でも性能向上を期待できる。

 64bitと32bitでどのくらい性能が異なるのか。CINEBENCH R10とPCMark Vantageを使って比較してみた。32bitと64bitのWindows 7 Ultimate上で、それぞれのネイティブバイナリを実行している。結果はCINEBENCHの1 CPUで24%、x CPUで23%、PCMark Vantageの総合スコアで25%と大幅に性能が向上。メール検索や暗号化と復号などを行なうCommunication、テキスト編集や検索インデックス作成などを行なうProductivityで、とくに性能の向上幅が大きかった。まったく同じハードウェアでこれだけの違いは大きい。こちらではPhotoshopの処理時間が短縮される例も掲載しているのでそちらも参照してほしい。

 なお、64bitのWindows 7をインストールするには、CPUが「Intel 64」または「AMD64」に対応している必要がある。とくにIntelは64bit対応が遅く、搭載されたのはPentium 4 500番台の一部モデルからだが、その後に登場したCore Duo/SoloやAtomシリーズの一部なども対応していないので注意したい。
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Intel
Core 2 Quad
エクスペリエンスインデックス 7.3(Q9650)
imageIntelの前世代の主力クアッドコアモデル。性能と消費電力のバランスのよさには定評があり、末尾にSが付いたTDP 65Wの低消費電力版モデルもラインナップされている。後継となるLGA1156版Core i7/i5が登場しているが、対応マザーボードの安さなどから根強い人気があり、まだフェードアウトする気配はない。
プロセッサー・ナンバー Q9650 Q9400S Q8400
動作周波数 3GHz 2.66GHz 2.66GHz
実売価格 31,000円前後 25,000円前後 17,000円前後
AMD
Phenom II X4
エクスペリエンスインデックス 7.4(965 BE)
imageAMDの高性能クアッドコアモデル。4コア共有型の3次キャッシュ内蔵、DDR2/DDR3のデュアルチャンネルアクセスに対応したメモリコントローラの統合などを特徴とし、同価格帯のCore 2 Quadを上回る性能を持つ。TDP 65Wの省電力モデル(末尾がe)もあるが、最大125Wと高性能モデルは消費電力が高い。
プロセッサー・ナンバー 965 Black Edition 945 905e
動作周波数 3.4GHz 3GHz 2.5GHz
実売価格 24,000円前後 17,000円前後 17,000円前後
Hyper-Threadingの効果を検証
賢くなったスケジューラ スレッド割り当てを最適化
 IntelのHyper-Threading技術(HT)は、OSに対して一つの物理コアを二つの論理コアとして見せることで、1コアに2スレッド(2コア分の命令)を取り込んで2スレッドを同時に処理する技術だ。物理コアやキャッシュを増やすことなく20~30%の処理速度の向上を果たせるという、画期的なものである。しかし、従来のOSではHTをうまく扱いきれず、逆効果になることもあった。

 と言うのも、一つの物理コアで2スレッドを処理できると言っても、二つの物理コア相当の性能を出せるわけではない。論理コアの数だけスレッドを分割できるように最適化されたアプリケーションならよいが、たとえば、2スレッドまで対応のアプリの場合、一つの物理コアで2スレッドを同時実行するのは意味がなく、むしろ処理時間のロスにつながってしまう。そこでWindows 7では、そういうことがないようスレッドスケジューラで、どの論理コアがどの物理コアに対応するのか、その関係を管理してインテリジェントにスレッドを割り当てることができるようになっている。

 では、Windows 7での最適化効果はどのくらいなのか? HTに対応したCore i7-860を利用し、Windows Vista環境とWindows 7環境で同じベンチマークテストを実施して性能の差を見てみた。

 結果を見ると、唯一大きな差が付いたのはPCMark Vantageのスコアのみとなった。PCMark Vantageがシミュレートするのは2スレッドまで対応のアプリケーションが多く、しかも複数同時にマルチタスクで動く。このような使い方で最適化の影響が大きいということだろう。

 Super PIとCINEBENCH R10でも、ほんのわずかではあるが効果が認められる。シングルスレッド対応のアプリケーションでも特定のコアだけにスレッドを割り当てるとは限らないため、最適化の効果があると考えられる。しかし、TMPGEnc 4.0 XPressのエンコード速度には違いが表われなかった。これは、TMPGEncがもともとマルチスレッドに最適化されており、OSの違いによるロスはほとんどないということだろう。
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-860(2.8GHz)
マザーボード:MSI P55-GD80(Intel P55)
メモリ:Corsair Memory CMX8GX3M4A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×4※2枚のみ使用)
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 285リファレンスカード
HDD:Western Digital WD Caviar Green WD10EADS(Serial ATA 2.5、5,400rpm、1TB)
Intel
LGA1366版Core i7
エクスペリエンスインデックス 7.6(975 EE)
imageIntelのハイエンドブランド「Core i7」の初期モデル。自動クロック上昇機能のIntel Turbo Boost Technologyを搭載し、HTにも対応しているなど高性能な一方、TDP 130Wと消費電力が高く、対応マザーボードも高価な傾向がある。LGA1156版Core i7の登場で、存在意義が微妙になってきている。
プロセッサー・ナンバー 975 Extreme Edition 950 920
動作周波数 3.33GHz 3.06GHz 2.66GHz
実売価格 99,500円前後 56,000円前後 27,500円前後
Intel
LGA1156版Core i7/i5
エクスペリエンスインデックス 7.4(i7-860)
imageIntelの新世代をになうメインストリームCPU。LGA1366版Core i7をベースにPCI Expressコントローラの内蔵や電力管理の最適化などの改良を施し、LGA1366版Core i7に匹敵する性能を備えながらも、従来のCore 2 Quadと同等レベル以下の低消費電力を両立している。Core i5ではHTは省かれている。
プロセッサー・ナンバー i7-870 i7-860 i5-750
動作周波数 2.93GHz 2.8GHz 2.66GHz
実売価格 55,000円前後 28,000円前後 20,000円前後
 
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